旅行者のためのハワイ安全情報

より安心で安全なハワイ滞在を楽しむための情報をナビがお届けします!

開放的はグッド。過剰に開放されてしまうとバッド。

開放的はグッド。過剰に開放されてしまうとバッド。

アロハ~、ハワイナビです。
ハワイは大自然と最新のブランドショップが混在する太平洋のリゾート。ハワイや欧米に加えて日本をはじめとするアジアの文化がディープに浸透しているから、日本人にはとっても居心地がよく、身も心もリラ~ックス♪
ただ、リラックスし過ぎて、フツーに考えればわかることがわからなくなってしまい、ついウッカリと事故や犯罪に巻き込まれてはせっかくのバケーションが台無し・・・という以上に人生が狂ってしまうかも?(脅かしてスミマセン)
リゾートで開放的な気分になるのは当たり前ですが、心と身体は緩めても、頭まで緩まないように注意してくださいね~。
陽が落ちてから人気のない場所へ足を踏み入れない。あやしいナンパに引っかからない。ドラッグディーラーやコールガールには近寄らない!基本です。

陽が落ちてから人気のない場所へ足を踏み入れない。あやしいナンパに引っかからない。ドラッグディーラーやコールガールには近寄らない!基本です。

今回はより安心で安全なハワイ滞在を楽しむための情報をナビがお届けします!

安全な観光地というイメージがあるハワイ。確かにほとんどの旅行者はなにごともなく、楽しくハワイ旅行を終え帰国します。ナビの知り合いでもハワイで事故や犯罪に巻き込まれたケースは皆無。せいぜい「日本人観光客だと思って、レストランで高いメニューを勧められた!」くらい。とはいえ、事故や犯罪に巻き込まれる日本人旅行者は確実に存在します。
ワイキキ・ポリス・ステーション。いざというときは日本人通訳を呼んでもらえます。

ワイキキ・ポリス・ステーション。いざというときは日本人通訳を呼んでもらえます。

ここでちょっとアメリカの調査会社CQプレスによる統計を。2010年度と2011年度の、人口50万人以上のアメリカ33都市で比較した犯罪*発生率で、ハワイ州都ホノルルは、犯罪発生率が少ないほうの第2位。50州で比較すると、ハワイ州は、犯罪発生率が少ないほうから23位。州別に見た場合、「サイコーに安全!」とはいえませんが、まぁまぁ安全・・・ホノルルだけでいえばかなり安全ですよね。
*殺人・レイプ・窃盗・加重暴行・強盗・車上あらし
ハワイで事故や犯罪を防ぐための基本的注意事項は、ハワイナビ ハワイの基本情報「■ハワイ、旅のトラブル」 にまとめてありますので、まずはそちらをご覧ください。
■ハワイ、旅のトラブル でご案内した主なケースは・・・
○置き引き、ひったくり
○レンタカーの車上あらし
○ホテル客室への押し込み強盗
○ナンパなどで知り合った相手によるレイプ
○レンタカーを運転する際の交通事故
など

ホテルのラナイ(ベランダ)からの落下事故

幼児連れの滞在中はラナイのドアをロックしましょう。

幼児連れの滞在中はラナイのドアをロックしましょう。

ケース① 幼児がホテルのラナイから落下
<事故の内容>
 
クリスマスバケーションをワイキキで過ごしていたニューヨーク州のファミリーの3歳児がホテル8階のラナイから落下、死亡。当時、父親はバスルームに。母親は着替えの最中で、わずか2、3分目を離したすきの事故。死亡した3歳児ほか、4歳の姉、6歳の兄は、自分たちだけでラナイに出てはいけないと言われてはいたが、ラナイのドアはロックされていなかった。両親は3歳児がラナイの柵のすき間をすり抜けて転落したと主張。が、椅子などによじ登り、ラナイを越えて転落した疑いも捨て切れず。落下した瞬間の目撃者なし。(ラナイの柵の幅は1997年の建築法にのっとった5インチ≒12.7cm枠だった。その後新しい建築法に準じた4インチ≒10.16cm以内に改築済み)
オーシャンビューの客室なら、ラナイで一杯はお約束ですが・・・。

オーシャンビューの客室なら、ラナイで一杯はお約束ですが・・・。

ケース② 酔ってホテルのラナイから落下
<事故の内容> 
ラナイでアルコールを楽しんでいた日本人旅行者の夫婦のうち、酔っぱらった夫がバランスを崩し、ラナイの柵を越えて落下、死亡。当時たまたまホテルのルームサービス係が部屋を訪れていたため、目撃。ホノルル警察は事故として処理。目撃者がいなければ、妻に殺人容疑がかけられる可能性があった。
<事故を防ぐには>
○まさかすり抜けられない、まさか乗り越えられない、まさか開けられない、まさかそこまで行けない・・・まさかが起こってしまうことがあるのが幼児です。わずかな時間でも、幼児や、自分で自分の身を守れない年齢の子供からは目を離さないで。
○酔ってしまうと、普段のように頭や身体が働きません。注意しようにも注意できないかもしれませんが・・・ラナイに危険が潜んでいることを忘れないで。

交通事故

英語の道路標識が読めないと運転は危険。とっさに意味がわかりますか?

英語の道路標識が読めないと運転は危険。とっさに意味がわかりますか?

ケース① レンタカーで
<事故の内容>
 
ゴールデンウィーク中、日本人男性が運転していたレンタカー(バン)が、ハーレーダビッドソンでのツーリングを楽しんでいた地元男性2名に衝突し、男性のうち1名は死亡、1名は重体(当時の報道)に。バンは、ウィンドワード地区のカイルア・ロード上、右側から左側のレーンへ移り、Uターンしようとした際、左側のレーンを走っていたバイクにぶつけた。日本人男性は妻と2人の子供を乗せて運転していた。
オアフ島北東部のカメハメハ・ハイウェイ。(事故現場ではありません)

オアフ島北東部のカメハメハ・ハイウェイ。(事故現場ではありません)

ケース② レンタルバイクで
日本でもニュースになったため、ご記憶の方も多いと思われる2012年2月の事故です。
<事故の内容>
日本人ハネムーンカップルのレンタルしたハーレーダビッドソンが、オアフ島北東部のカメハメハ・ハイウェイでガードレールに激突。後部座席の妻は死亡。運転していた夫は重体(当時の報道)に。ヘルメットは着用していなかった。二人は福岡から家族でハワイを訪れていた。
<事故を防ぐには>
○日本で運転をするとき以上に、とにかく注意、注意、注意。特に、右側通行に慣れないうちは交差点で充分な注意が必要です。慣れたと思っても、二車線以下の田舎道や、ショッピングモールの駐車場などで、突然対向車に出合うと、とっさに感覚が左側通行へ戻ってしまうことが。また、バイクの場合、コーナーを曲がる際の重心のかけ方が慣れない右側通行では難しく感じることがあると心得てください。
○海沿いの風光明媚なハイウェイは、強風でハンドルが取られることが。また、波や泥で道路が濡れ、非常に滑りやすい状態になっていることがあります。くれぐれもスピードを出し過ぎないように。
○2012年3月現在、ハワイ州ではオートバイ乗車の際のヘルメット着用は義務化されていません。とはいえ、ヘルメット着用を強くお勧めします。

大きな事故には至らずとも、レンタカーによる追突事故は決して少なくありません。レンタカー会社の保険には必ず入り、事故が起こってしまったら、その場ですぐにレンタカー会社と警察に連絡をしましょう。

水難事故

勝手知ったるロコは「遊泳禁止」のサインにも構っちゃいませんが・・・皆さんは真似をしないで!

勝手知ったるロコは「遊泳禁止」のサインにも構っちゃいませんが・・・皆さんは真似をしないで!

<事故の内容> 
日本で報道されることはほとんどありませんが、現地では年に何度か旅行者の水難事故がニュースになります。子供が波にさらわれて、ライフガードに助けられたものの、重体か死亡となってしまうケース。沖合で泳いでいた熟練スイマーが行方不明になったのち、死体で発見されるケース。サーフィンやスキューバダイビングの最中、溺れてしまうケースなど。
<事故を防ぐには> 
○決して子供から目を離さない。小さなお子さんには子供用ライフジャケットを着せると安心です。
○ビーチに「高波」「遊泳禁止」など、警告サインが出ていたら水に入らない。(入っているロコは多いのですが)
○水に入る際はできるだけ複数で。
○自分の力を過信せず、海は楽しいと同時に危険な場所にもなり得ることを、いま一度思い出して。

トレッキングやハイキング中の事故

トレイルコースに自転車でチャレンジするロコ。

トレイルコースに自転車でチャレンジするロコ。

<事故の内容> 
旅行者が巻き込まれる事故の意外な定番がトレッキングやハイキング中の事故。コースを外れて行方不明になってしまったり、崖から落下してしまったり。行方不明になった数日後、無事に救出されることもありますが、残念ながら死体で発見されることもあります。
現地メディアで報道される当事者や被害者に、北欧やアメリカ本土からの旅行者が多いのは、彼らの中にトレッカーやハイカーが多いからでしょう。ここ数年、日本でも人気の山登りや山歩き。今後は日本人旅行者が巻き込まれるケースが増えるかもしれません。
ハワイは山歩きも楽しいんです。

ハワイは山歩きも楽しいんです。

でも注意は必要! 写真の右下はすぐ崖です。

でも注意は必要! 写真の右下はすぐ崖です。

<事故を防ぐには>
○コースの下調べを欠かさずに。
○初心者や中級者向けといわれる有名コースでも案外キツかったり危険な場所があることも。無理だと感じたら途中でも潔くストップして引き返しましょう。
○閉鎖されたコースには侵入しないで。
○できるだけ複数で行動して。(複数で行方不明になったケースもありますが・・・)
○天候に留意して。
○できれば携帯電話を持っていって。コース中、携帯電話が通じない場所もあるかもしれませんが、行方不明者の場合、本人の携帯電話が警察や知り合いにつながり、発見に至るケースが多いです。

いかがでしたか? 皆さんの安全で楽しいハワイ旅行の参考になりましたでしょうか? 日本人をはじめとする旅行者が巻き込まれる事故や犯罪は、日本のメディアで報道されることはほとんどありませんが、実は決して少なくありません。
ちょっとの注意と常識を心に留めて、あとはエンジョイ&リラックス!

ちょっとの注意と常識を心に留めて、あとはエンジョイ&リラックス!

いくら注意していても災難が向こうからやってくることはありますが、一般的な常識内と注意の上で行動すれば、その確率はグッと減るはずです。ちょっとの注意でサイコーに楽しいハワイ旅行にしましょう!
以上、ハワイナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-03-08

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