ハワイのクリスマス事情はどんな様子か除いてみましょう。
Mele Kalikimaka!
メレ・カリキマカ(メリークリスマス)!! ハワイナビです。人々が待ちわびているクリスマスもすぐそこ。クリスマスムードが至る所で高まってソワソワ感が増しています。日本人にとってクリスマスのイメージといえば白い息の出る寒い冬なんですが、トロピカルなハワイでもクリスマスはクリスマス。
11月の感謝祭あたりからクリスマス&年末年始までひっくるめて一口にホリデーシーズンと呼ばれて、クリスマスイブや当日以外は「ハッピーホリデー」と挨拶を交わし合うのが一般的。また、友達同士やカップルなどそれぞれが思い思いに過ごす日本のクリスマスとは違い、ハワイのクリスマスはファミリー主体。みんなでクリスマスを祝い、アットホームに楽しく過ごしましょうという暖かいムードです。なのでローカルファミリーは親戚家族で集まるのはもちろん、クリスマスを一緒に過ごす為に遠方に住む親戚がやって来たり、娘・息子に恋人がいればその恋人も招待、仲のいいご近所さんや職場の人もパーティに招待なんていうのもよくあること。ということで、今回はハワイのクリスマス事情を除いてみましょう。
クリスマスの飾り
名前を入れられる飾りも
クリスマスツリーの飾りや置物などは、本当に色々な種類があります。昔からある典型的な飾りから、サンタさんがサーフィンをしていたりウクレレを弾いていたりというのはもちろん、日本では中々見られないハワイならではのおしゃれな飾りもあります。この時期ショッピングモールなどでは、ツリーの飾りだけを売っているワゴンが出店されたりします。名前を入れてもらえる飾りもあるので、見つけたら名前を入れてもらうと記念になりますね。
夜の闇できらきら輝くクリスマスライト
外の飾りですが、住宅街のデコレーションもなかなか目を楽しませてくれます。特に色とりどりの電飾が華やぐ夜は見物。家の軒先やラナイ(ベランダ)に電飾を引くのはもちろん、大きなエアーバルーンを置いてみたり、ヤシの木に電飾を巻いたり、ガレージ屋根の上にサンタクロースやソリを置いてみたりと色々。これって結構な労力なんですが、皆さん童心に返ってしまうようですね。よそのお宅の素敵な飾り付けを見てはアイディアを得て更に飾り付けが増えていったりするので、通りによってはかなりきらびやかです。まるで夢の世界か夜の遊園地のよう。見ているだけで幸せな気分になります。
ショッピングモール
パールリッジ・エキスプレス
クリスマスが近づくとショッピングモールには定番のPhoto with Santaこと、サンタさんと一緒に写真撮影のコーナーが設けられます。日本の年賀状にあたるこちらのホリデー(クリスマス)カードは写真入りが人気。そのためサンタクロースと一緒に撮った写真をホリデーカードに添えたり、フォトスタジオで撮影したものを取り入れたりします。ということでモールのフォトスタジオも混雑。
更に子供達の夢の乗り物も登場。毎年クリスマス時期にアラモアナ・ショッピング・センターには、「キャンディ・ケーン・トレイン」、パールリッジ・ショッピングセンターには「パールリッジ・エキスプレス」という乗り物が子供達を乗せて走ります。
フレッシュツリー
コスコのクリスマスツリーを売るトレーラー
クリスマスのありとあらゆるデコレーションも素敵ですが、生(フレッシュ)のクリスマスツリーはすがすがしい香りでこの時期限定の楽しみです。米本土からやって来たモミの木が11月末頃からホームセンター、スーパー、コスコなどで売りに出されます。価格はツリーの高さにもよりますが、大体$50〜$80くらい。輸送費もかかっているので決して安くはないですが、フレッシュツリーの存在感は格別なのでフレッシュツリー派の人は毎年欠かさず買います。ですがフレッシュツリーもハワイの気候では持って3週間前後。日が経つにつれて葉がパサパサになり、香りは次第に消え、床は落ちた細かい葉だらけで結構厄介もの。また同時期にリース(クリスマス花輪)やポインセチアも出回りますが、やはり長持ちはしないので一般庶民にとってはクリスマスのちょっとした贅沢品と言えるでしょう。
クリスマス・パッケージ
魅力的なネーミング
少し高級な贈答用菓子折だけでなく、スーパーに売られている普通のお菓子など、ありとあらゆる食べ物のパッケージがクリスマス使用になっています。クリスマス用の衣装(パッケージ)を着せてもらってちょっと誇らしげなお菓子達ですが、肝心の中身も期間限定フレイバー・色になっていたりします。コーヒーパッケージのネーミングだって負けてません。「ナッツクラッカー・スウィート」「チョコレート・ラズベリー・ジングル」「ミスルトー(宿り木)・モカ」と、クリスマスを連想させるアイテムがちゃっかりフレイバー名になっちゃってます。
クリスマスプレゼント
クリスマス用ラッピングベーパー
待ちに待ったクリスマスなのですが、一方でかなりストレスな時期と言われてしまうのも事実。「気は心」ではないですが普段お世話になっている方々へちょっとしたものを、というクリスマスプレゼント合戦(!?)が始まります。プレゼントを買い足しに行っては渋滞&混雑に見舞われへとへとに。この巨大な渦に巻き込まれない為には、早め早めのショッピングがキーポイント。ショッピングカート一杯におもちゃを買い込む人も見かけるくらいですから、一体皆さんどんな勢いで消費しているのやら・・・、とはいいつつ人の事も言ってられませんが。。。
さてプレゼントの準備は買って終わりじゃありません。日本のお店の様に親切に包装してくれないので、自分たちでラッピングしなければなりませ。クリスマス用の包装紙・リボン・紙袋・ボックスといったものを買ったら(ここでもまた出費)、次はラッピング大会。そうこうプレゼントを準備しいるうちに、方々からプレゼントを頂きます。それらをクリスマスツリーの下に置いておき、クリスマス当日の朝にプレゼントを一つずつ開けながら楽しむというわけです。
クリスマスパーティ
グァバソースのかかったグァバケーキ
12月早々には職場や各仲間内でのクリスマスパーティをそれぞれ開いているようです。場所はレストランを借り切ったり、コンドミニアムのホールなんかで行われます。もちろんパートナーや家族を連れて来るので、どんちゃん騒ぎ飲み会的なパーティではなく、会話と食事を楽しみながらのパーティです。またクリスマス当日(またはイブの夜)は、各家庭でのクリスマスのお祝いとしてディナーのごちそうを用意します。特に親戚知人を招待してのパーティとなるとテーブルや椅子が足りなくならないよう、折りたたみテーブルや椅子などを余分に用意。食べ物は各自食べ物を持ち寄るポトラック形式が一般的なので、クリスマスだからといって形式張ったものではなく、あくまで肩肘張らないハワイスタイル。またハワイでは、日本のいわゆるクリスマスケーキなるものはないので、デザートにはパイ&アイスクリームやケーキ類、昔ながらのフルーツケーキなど家庭によって様々。ハワイらしい味というところでは、ハウピア(ココナッツ)パイ、グァバケーキ、レインボーケーキなどスーパー等で売られているので、予約をしてなくて急に必要になったときパーティの手みやげに便利です。
クリスマスパレード
カヌーに乗ったサンタ登場!
さて、ホリデーシーズンになるとあちこちでパレードが催されます。地域のコミュニティ主催や企業スポンサーによるパレードなど、開催場所や規模も色々。人々がパレードに参加したり楽しむ姿で、より一層クリスマスシーズンの期待感が高まります。ただし、これらパレードはその時間帯に車線や道を塞いでしまいます。事前に時間帯やエリアを把握しておかないと、特にタクシーや車に乗ってどこかへ行こうとしている時に結構痛い目に遭うので要注意。
クリスマスのワイキキ
各家庭でのクリスマスはアットホームなシーンなのですが、打って変わってワイキキは格別に華やいでいます。ということで最後に、クリスマスの飾り付けがされたワイキキの様子を少し除いてみましょう。
ロイヤル・ハワイアンセンターのツリー
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免税店DFSギャラリア内のツリー
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サンタクロースの衣装をよそにハンモックでリラックスのハワイサンタ
プリンセス・カイウラニホテル、ジンジャー・ブレッドやチョコレートで作った「ジンジャー・ブレッド・ビレッジ」
いかがでしたか?ショッピングモールの混雑はもちろんのこと、郵便局もプレゼントを送る人達で混雑、どこもかしこもごった返しているハワイです。ですがクリスマス当日はファミリータイムということで閉まるお店が多いので急にひっそりとします。なんだか日本の年末の慌ただしさ&元日の静けさに似ていますね。
それではみなさん素敵なクリスマスを!ハワイナビでした。ハッピーホリデー!!!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2013-12-11