ハワイで初めてゴルフをする予定の方、必見必読のコンテンツです ハワイと日本では異なるゴルフ事情 ①から⑤までを熟読すればアナタもハワイの常連ゴルファーです(笑)読んでおいて絶対に損はありません!!
アロハー ハワイナビです。ハワイでゴルフをしてみようと思われている方、日本とハワイとでは少々ゴルフ事情が異なるのはご存知ですか? 初めてハワイでゴルフをされる方が、スムースにプレイを開始できるよう読んでおいて損はない、「ハワイのゴルフA・B・C」、①から⑤までの大事なポイントを順に説明していきます。
①出発前の準備
服装に関して
常夏の国と言われるハワイ、温度のわりに湿度が低く、木陰で風が吹けば涼しさも感じられます。そこでナビのオススメは半そでに長ズボン、忘れてならないのが帽子とサングラスです。日差しが強い国でサングラスをしないでゴルフをすると非常に眼が疲れます。プレイ中はあまり気にならないのですが、夕方になると目がショボショボしてしまいます。またハワイと言えども「蚊」はいますので、虫に刺されないためにはこの格好がベスト!半ズボンや短パンを履く場合は日焼け止めを足、特に膝の裏に塗るのを忘れないで下さい。芝からの照り返しは結構強く、普段陽に当たることの無い膝の裏は皮膚も薄く、日焼けをするとかなり痛くなります。ハイソックスは必須ではありません。
立派なクラブハウスやロッカーが無いコースも多いので、基本はゴルフをする格好でゴルフ場に行くことです。
※ シャツは必ず襟付きのもの着用して下さい。
半そで、長ズボン、帽子、サングラスは4点セット
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女性も長ズボンの方が変な焼け方をしなくて済みます
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普通の折り畳みで充分 バッグに入れておきましょう
持っていくもの:傘とボールとタオル2種類オアフ島の東海岸は貿易風が山に当たり比較的雨が降り易い気候、突然のシャワーやスコールに当たってしまった場合役に立ちます。しかもグリーンの上には日光を遮るものは何もありません。このため日焼け防止にもなりますので、傘は必需品です。レンタルクラブを利用される方、傘はセットに含まれていませんので、普通の折り畳み傘で良いので1本持って行きましょう。
次がボール、美しいフェアウェイを持つコースばかりですが、ボールを曲げればそこに待つのはラフではなく、深いブッシュというところが多いハワイのコース、またキャディが付かないセルフでのプレイですので、ロストボールが頻繁に起こります。ボールは安いものでも空気が乾燥している分良く飛ぶので、多目に持って行きましょう。
ブッシュに入ったらまずロスト
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セルフですので以外と多くのボールを失くします
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最後が2種類のタオルです、1種類は普通に汗を拭く清潔なタオル、枚数はお任せまします。
もう1種類はボールやクラブを拭くための雑巾用タオルです。後に詳しく説明しますが、グリーン上に乗ったボール、土が付いていることもあります。ゴルフカートにボール洗いが付いていたとしても、グリーンの上に行ってからでは戻るに戻れません。小さめのタオルを用意し、コースに着いたらトイレで濡らしておきましょう。きっと役に立ちますよ。
ソフトスパイクならこのまま車にも乗れますね
シューズ大半のゴルフコースでは鋲の付いたハードスパイクは禁止となっています。このためスパイクレス/ソフトスパイクをご用意下さい。スニーカーもOKです。
ナビはバッグのサイドポケットの一番底に入れています
貴重品日本のようなちゃんとしたクラブハウスが無いコースも沢山あります。またロッカーも有料だったり、設備そのものが無いところもあります。絶対に多額の現金は持って行かないこと、また預ける場所も無いので、貴重品は小さなポーチに入れてゴルフバッグのポケットの奥にしまい極力離れないこと、大事なポイントですので、忘れずに。
②18ホールスループレイ
日本のゴルフコースはハーフターンの間に休憩が入り、その間に食事をすることが一般的ですが、ハワイでは18ホールスルーで回ります。このため、時間によってはお腹が空いたり喉が渇いたりすることもしばしば。対策として
ハワイのコンビニABCストア
1. ABCストアなどでパンやスナック類を買っておく。⇒中には持ち込み禁止になっているところがあります、その場合食べ物は現地で調達し、持って行ったものは食べずに持って帰りましょう。
タートルベイには自動販売機があります
2. 現地のスナックショップ(=売店)で購入⇒コースによってはプロショップで飲食物を販売しているところもあります。又はコース内の売店で早めに購入しておきましょう。
このシチュエーションではピッチングとサンドとパターを持って行きます
3. スナックカートを利用⇒コースによっては飲食物やボールなどをカートに積んで巡回販売しているところがあります。細かい現金を用意しておきましょう。
また18ホールのプレイ時間は4時間~4時間半が目安です、前の組との間が空いた場合はプレイスピードを上げて下さい。2~3ホールその状態が続くとマーシャルが来て注意されることがあります。グリーン近くまで来たら、アプローチ用のクラブ数本とパターを持って行って下さい。
③セルフカート
自分で運転
ハワイのゴルフコースにはキャディはいません、カートを自分で運転して廻ります。ということは普段キャディがしていることを自分でやらなければいけないという事。ではキャディの役割はと言うと
・ 前の組との距離を測り、ティショットを打って良いタイミングを待つ
・ ボールの行方を追い、捜す
・ 次の目標までの距離を測る
・ ディボットに目土を入れる
・ ボールやクラブに付いた土や汚れを落とす
・ バンカーをならす
・ ボールマークを修復する
・ ラインを読む
・ ピンの抜き差し
・ ホールアウト後、クラブの確認
などとなります。最近日本でもセルフで廻るコースが増えてきていて、慣れている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、何よりもまず最初にやらなければいけないことは、当日カートがフェアウェイに入れるか否かを確認することから始まります。一般的にハワイのゴルフコースはゴルフカートでフェアウェイを走ることが出来ますが中には芝の保養のため90度ルールを採用しているところもあります。また天候と芝のコンディションによってはフェアウェイを走行できない場合もありますので、当日のゴルフコースの状況を確認することが必要です。またゴルフカートにアイスボックスが積まれている場合は、スターターのところで氷を貰えます。氷があれば飲料を常に冷やしておくことが出来ます。アイスボックスに氷が入っていなかったら忘れずに入れてもらいましょう。
CART⇒ カートは右へという表示
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カートに搭載されているアイスボックス 氷入り
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『前の組との距離を測り、ティショットを打って良いタイミングを待つ』
『次の目標までの距離を測る』
⇒対応策1:ヤーデージブックを入手
ゴルフコースによってはコースのレイアウトやヤーデージを測るための目標などが記されたヤーデージブックを配布しています。配布する場所は様々ですが、殆どのところが無料配布していますので、これを手に入れて下さい。そうするとホールにおける距離や位置の把握が容易になりますので、打ち込み防止にもなり、セカンド以降の距離の目安も出来ます。
※ スプリンクラーにグリーンまでの距離が記されているところが殆どです、残りの距離を測る参考にして下さい。
前の組に打ち込まないよう注意して下さい
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ヤーデージブック デザインやパターンは色々です
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⇒対応策2:GPS端末導入ゴルフカート
最近のゴルフコースではゴルフカートにGPS端末を導入しているところが増えて来ました。
カート内にタッチパネルが装着され、現在位置、グリーンまでの距離などを表示してくれます。この方式のカートであればヤーデージブックは必要なし、或いは既に廃止されている場合もあります。ティショットを打つ前に、しっかりホールの特徴をアタマに入れておきましょう。ただし、グリーンまでの距離は通常グリーンセンターを表示しますので、ピンフラッグの色などによりカップの位置(前、中、後ろ)を把握しておいて下さい。
GPSカート導入済みゴルフコース
ハワイカイゴルフコース・チャンピオンシップコース
カポレイゴルフクラブ
コオリナゴルフクラブ
ワイケレカントリークラブ
カートに取り付けられたタッチパネルで操作
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ピンフラッグの色で前・中・後ろのピンポジションが判ります
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『ディボットに目土を入れる』
ゴルフカートの後ろにディボットボトルと呼ばれる目土を入れるためのプラスチックボトルがある場合、スタート前に目土を入れてカートに積みましょう。ショットの後、次にプレイする人のためにも目土は重要なマナーです。
『ボールやクラブに付いた土や汚れを落とす』
「持っていくもの:傘とボールとタオル2種類」の欄で書いた雑巾用タオルを使うケースです。ウェットティッシュでも良いのですが、使用済みのティッシュは必ず持って帰って下さい。
『ラインを読む』
あくまで一般論ですが、ハワイのゴルフ場のグリーンは山から海に向かって順目です。
バンカーを出たらならしてください
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こんなグリーンを読めと言われても・・・
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④ゴルフ終了後
先に記載しましたように、日本とは異なり立派なクラブハウスやロッカーが無いコースもあります。シャワー施設も無かったり、あっても1つか2つ、有料の場合もあります。
ハワイは湿度が低いこともあってあまり汗をかかず、汗をかいたとしてもすぐに乾いてしまいベタベタすることが少なく、ゴルファーはそのままホテルへ戻り、ホテルでシャワーを浴びるのが一般的です。「え~っ 気持ちが悪~い」と思われる方は着替えをご用意頂いてプレイ終了後トイレなどでシャツだけ替えられるよう、着替えをご用意頂くと良いでしょう。
その際もタオルがあれば水で濡らして身体を拭くことが出来ます。
⑤ハワイならではのゴルフ常識
ジョイントになってもティショットが終われば、次に会うのはグリーン
ジョイントゴルフは4人1組でプレイするものであるため、3名様以下のグループの場合、ゴルフコースより他のお客様1名乃至2名と一緒にプレイするよう依頼される事があり、これをジョイントと呼びます。基本的に拒否は出来ません。ナビでご予約の場合、3名様の場合は極力ジョイントが無いよう、ゴルフコース側と交渉致しますが、2名様の場合は難しい場合もあります。2名様だけでジョイントが発生しない「2サム確約ゴルフコース」よりご予約頂ければジョイントが発生しないプレイが可能です。
5サム
下記のゴルフコースでは5名様で1組での5サムプレイが可能です。5名様で回った場合でも18ホール4時間~4時間半で回れるよう早目早目の行動をお願いします。
ミリラニゴルフクラブ
ハワイカイゴルフコース・チャンピオンシップコース
コオリナゴルフコース
エバビーチゴルフコース
マカハバレーカントリークラブ
コーラルクリークゴルフコース
パールカントリークラブ
ロイヤルクニアカントリークラブ(12時以降)
※ 当日の予約状況により不可となる場合もあります。
ライダー
プレイをせずにプレイをする組の人と一緒にコースを回る人を「ライダー」と呼びます。
日本ではプレイをしない人はコース内に立ち入ることは出来ませんが、ハワイではライダーという形で見学することが許されています。
料金はコースにより異なりますので、ご予約の際「ライダー希望」と備考欄に人数とあわせご記入下さい、料金を調べて回答させて頂きます。
お先にどうぞ! Thank you !
パス後続の組が自分達の組より早いスピードでプレイをしている場合、後続の組を先に行かせることを「パス」と呼びます。ショートホールなどで、自分達がティショットを打ち終わった直後に後続組みがティに現れた場合などが顕著なパターン、ハワイには「コールホール」の習慣はありませんので、パッティング終了後、グリーン脇にて後続が終了するのを待ち先に行くよう合図をお願いします。逆にパスしてもらった場合は帽子を取って「Thank you」を忘れずに!
この家に打ち込んだら大変なことに・・・
住宅や施設への打ち込みハワイのゴルフ場と言うと広大な敷地にある雄大なゴルフコースを連想される方が多いと思いますが、中には近隣の住宅や道路などの公共施設と隣接しているコースも少なくありません。安全対策などの面は日本のようにしっかりしているわけではありませんので、万が一これらの施設に打ち込んで物的・人的損害を発生させてしまった場合はプレイヤー本人の責任となります。ハワイはアメリカでもありますので、何かあれば訴訟へと発展する国、自信が無い方は無理をせず、距離・方向的に“絶対打ち込まない”打ち方を心掛けて下さい。
敵を知り己を知れば百選危うからず 孫氏もこう言っているように、ハワイのゴルフを知っていれば、現地で戸惑うことも無く、楽しくスムースにラウンドして頂けることでしょう、ただし「勝負は時の運」とも言うようにスコアまでは保証できません。以上ハワイナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2017-06-06