■ハワイの通貨、両替、カード事情

ハワイの通過はUSドル。ワイキキなど観光エリアの一部小売店では日本円も使えますが、ハワイは一部公共交通機関を除き、ほとんどの店舗でカードが使えます。

<紙幣 bill>

USドル紙幣

USドル紙幣

一般に出回っている紙幣は、1ドル・5ドル・10ドル・20ドル・50ドル・100ドルです。
50ドル・100ドル札は、スーパーマーケットやドラッグストア、量販店、ブランドショップ、デパート、レストラン等での使用には問題ありません。しかし、小規模な個人商店などでは断られることもあります。店先やレジ横に「受け取れる紙幣は20ドル札まで」とした表示があるお店もあります。ゲート式の有料パーキングの料金所でも、扱う最大紙幣は20ドルです。

<硬貨 coin>

1・5・10・25セント硬貨

1・5・10・25セント硬貨

一般的な硬貨は以下の通り。
1セント - ペニー penny
5セント - ニッケル nickel
10セント - ダイム dime
25セント - クォーター quarter

あまり流通していませんが、ごく稀に、50セント硬貨や1ドル硬貨に巡り合うこともあります。

25セント硬貨(クォーター)は、公衆電話や自動販売機、コインパーキング(パーキングメーター)、コインランドリー、さらに市バスを利用する際など、頻繁に出番があります。

<The 50 State Quarters>

最近は従来の、表面にジョージ・ワシントンの肖像、裏面にアメリカ合衆国の国鳥である白頭鷲が描かれた25セント硬貨に加えて、「アメリカ50州25セント硬貨」(The 50 State Quarters)という特別プログラムによって発行された25セント硬貨が流通しています。これは1999年から2008年までの10年間、州となった順番に、その州にちなんだ図柄の25セント硬貨が鋳造されたもの。1年につき5州ずつ発行されました。流通を目的としたプログラムですので、記念硬貨のような希少価値はありませんが、たいていの子供は50州ぶん、せっせと集めているようです。(結構、早い時期に全州集まります)
いろいろな州の25セント硬貨

いろいろな州の25セント硬貨

50州全部揃いました!

50州全部揃いました!

ハワイ州の25セント硬貨

ハワイ州の25セント硬貨

ハワイ州の25セント硬貨が発行されたのは、一番最後の50州目。流通が開始した2008年11月3日直後は、ローカルの間でも大変人気がありましたが、現在は特に珍しくもありません。とはいえ、ハワイ滞在中にハワイ州の25セント硬貨を手にする機会があったら、旅の記念に保存しておいてはいかがでしょうか。硬貨表面の図柄は、カメハメハ大王とハワイ州の8つの島。「UA MAU KE EA O KA AINA I KA PONO 」(治世は正義によって永久に続く)というハワイ州のモットーが刻まれています。

<両替>

一般にUSドルはアメリカ現地で両替するよりも、日本国内で両替したほうが有利だといわれます。ただ、為替レートは毎日変動しています。日本国内で前以て両替をし、ハワイへ到着するまでの間に円高が進んでしまうと、ハワイ現地で両替したほうがかえってお得だった・・・ということもあり得ます。
ロイヤル・ハワイアン・アベニューにある両替所 ロイヤル・ハワイアン・アベニューにある両替所

ロイヤル・ハワイアン・アベニューにある両替所

DFSギャラリアでも両替できます。

DFSギャラリアでも両替できます。

ハワイでの外貨両替は、空港、銀行、民間の両替所、ホテルやショッピングセンター、DFSギャラリア(免税店)などで可能です。しかし、空港やホテル、また銀行は総じてレートが悪いようです。特に空港やホテルでの両替は、なるべく避けたほうが良いでしょう。ワイキキでは、DFSギャラリアのあるRoyal Hawaiian Avenue(ロイヤル・ハワイアン・アベニュー)沿い、またその周辺に州政府公認の両替所が何軒かあります。DFSギャラリアのレートも悪くないようですが、日本人旅行者の間では、これらの両替所の評判が良いようです。


日本国内でしたら、時間があれば、外貨両替レートのお得な金融機関、手数料の低い金融機関など探してみるのもいいでしょう。ゆうちょ銀行や一部郵便局、大手旅行代理店のほか、近頃は大手の金券ショップでも外貨両替を行っています。インターネットで申し込める金融機関や大手旅行代理店の外貨宅配サービスといったものもあります。ただ、両替金額がそれほど高額でない場合は、レートや手数料にこだわらず、お近くの外貨両替が可能な銀行や、出発前の空港内にある銀行で両替するのが精神的にも物理的にもラクかもしれません。為替レートは考え始めると、キリがありませんから・・・。

*日本円をUSドルに両替する場合 → 1ドルあたりの日本円が安いほうがトク
*USドルを日本円に両替する場合 → 1ドルあたりの日本円が高いほうがトク

<ハワイ到着前に多少のUSドル(現金)を>

ホノルル空港では両替所がなかなか見当たりません。

ホノルル空港では両替所がなかなか見当たりません。

ホノルル国際空港到着後は、空港ポーターを利用した場合のチップや、ワイキキまでのエアポートシャトル、あるいはタクシーに乗車する際の料金など、すぐにUSドルの現金が必要になります。空港ターミナルの到着ロビーには両替所がありません。ハワイ到着前に最低100ドル程度の現金を用意しておいたほうがいいでしょう。その際は50ドル紙幣や100ドル紙幣に替えるのではなく、1ドル札、5ドル札、10ドル札、20ドル札を混ぜて両替してもらいましょう。

<クレジットカードとトラベラーズチェック(T/C)>

多くのクレジットカードで海外キャッシングが出来るようです

多くのクレジットカードで海外キャッシングが出来るようです

クレジットカードの台頭により、トラベラーズチェックを作る海外旅行者が激減しました。ハワイではクレジットカードが広く普及しており、一般の小売業や飲食店以外にも、郵便局や病院等での使用も可能です。ビザやマスター、アメリカンエキスプレスのほか、JCBも使える場所は多いようです。ローカルの人々は、マクドナルドなどのファストフード店での食事代や、スターバックスでの2、3ドルの支払いにも、平気でクレジットカードを利用します。
海外でのクレジットカード利用手数料は約1.63%と、日本での両替よりも手数料がお得な場合が多いので、積極的に活用しましょう!


チップや、バスなどで現金が必要な場合でも、カードがあれば安心です。わざわざ両替所に行って列に並んで待たなくても、現地のATMでVisaなどのクレジット、国際キャッシュ、国際デビットや海外専用プリペイド等のカードを使って現地通貨を引き出すことができるんです。クレジットカードの場合、翌月払いであれば、キャッシングの利息の方が両替手数料よりも安く済むことが多いため、多くの場合現金よりもお得です。ATMの利用には、カードの暗証番号(PIN)が必要です。不明な場合は出発前にカード会社にあらかじめ確認を。また、手持ちのカードのキャッシングの可否およびその限度額も併せて確認しておきましょう。

ATMはホノルル国際空港をはじめ、街中やスーパー、ABCストア、アラモアナセンターなどのショッピングセンターなどに多く設置されており、特に日本人が集まる場所には日本語対応のものが普及しているので操作も安心。
またカードが使えるホテルや免税店(DFS)などでは、決済通貨を円とドルから選べる場合があります。円決済の場合、店舗側が独自に設定した為替手数料を上乗せされて損することもしばしば。ドル決済にしたほうがお得です。

短期の滞在であれば、USドルの現金とクレジットカードさえあれば、トラベラーズチェックは特に必要ないでしょう。1カ月以上の長期滞在で、高額な現金を所持したくない場合や、滞在中の費用がクレジットカードの限度額を越えてしまいそうな場合、また、クレジットカードを所持していない、利用したくない場合は、トラベラーズチェックが必要となってきます。ただ、ホテルやオプショナルツアーの予約など、クレジットカードが必要となる場面は決して少なくありません。後払いのクレジットカードに抵抗がある人は、事前にチャージしておく海外専用プリペイドカードや、銀行口座から即時引き落としできる国際デビットカードなどもあります。

万が一クレジットカードを紛失した場合は、すぐにカード会社に連絡を。ほとんどのカード会社が24時間日本語対応の緊急窓口を設けているので、カードの緊急停止のほか、緊急カード再発行や緊急キャッシュデリバリーをしてくれる場合もあるので、相談してみましょう。また、失くしたカードを万が一、第三者に不正利用されても、「ゼロライアビリティ」という不正利用補償制度が適用され、本人に明らかな過失がない限り、カード会社が全額補償してくれます(※)。
※カード面に暗証番号をメモしていたり、カード裏面に名前を記載していないなど。

賢く、現金とカードを使い分けて、楽しいハワイ旅行にしてくださいね~。以上、ハワイナビでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-04-26

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