すっかり夏のハワイ！ 公立の小中高は早くも夏休みに入ります
5月末から6月初旬は卒業式の時期でもあります。
アロハ～、ハワイナビです。
4月から夏期（乾期）に入ったハワイ。5月はもうすっかり夏！ 公立の小中学校、高校は5月25日（金）から早くも夏休みに入ります。新学期は7月30日（月）から。私立の場合は学校によって異なりますが、5月末から6月初旬に夏休みが始まり、8月半ば頃まで続くことが多いようです。いずれもまるまる2カ月以上あるわけで、親は子供の夏休み中の過ごし方に頭を悩ませます。たいていの親は2月や3月のうちに、サマースクールやサマーキャンプの申し込みを済ませておきます。
5月のハワイ、まずは祝日からご紹介しましょう。
ハワイには、アメリカ合衆国連邦が定めた祝日「フェデラル・ホリデー Federal Holidays」または「ナショナル・ホリデー National Holidays」と、ハワイ州が独自に定めた祝日「ハワイ・ステート・ホリデー Hawaii State Holidays」があります。
5月28日（月）メモリアルデー（戦没将兵追悼記念日）
パンチボウルの丘（国立太平洋記念墓地）
Memorial Day
＜アメリカ連邦政府およびハワイ州の祝日＞
毎年5月の最終月曜日は、メモリアルデー（戦没将兵追悼記念日）。そもそもは1861年から1865年にかけての南北戦争（The Civil War）で勝利した北軍の戦没者のための追悼記念日として公布されましたが、第一次世界大戦ののち、アメリカ合衆国を護るために命を落としたすべての兵士を追悼する日とされるようになりました。
当日はさまざまな場所で関連式典が開かれますが、代表的なものは、パンチボウルの丘（国立太平洋記念墓地）で行われる追悼記念式典です。
観光スポットであるとともに墓地でもあるパンチボウルの丘。訪れるときは敬虔な気持ちで。
メモリアルデーの週末前には、団体や個人によって約5万ものレイが用意、寄付され、式典前日には、ボーイスカウトの手によって、パンチボウルの丘で眠る戦士1人1人のお墓にそのレイが捧げられます。ホノルル市内が見下ろせる観光スポットとはいえ、日頃は静かなパンチボウルの丘ですが、当日は、空を飾る戦闘機の音や、軍の音楽隊の演奏、多くの関係者、遺族などで、厳粛かつ盛大な式典が催されます。
＜5月28日（月）当日の各機関・施設の予定＞
○連邦政府機関とハワイ州政府機関、郵便局、銀行、多くの企業、学校、図書館は休み。ザ・バスは休日ダイヤ。
○ショッピングモールは通常通りオープン。ほとんどの小売店、飲食店も通常通り営業。
○動物園や博物館ほか各文化＆レジャー施設は、もともと月曜休園・休館の施設*をのぞきオープン。ただし「エマ女王夏の離宮」は休館。
＊月曜定休のハワイ陸軍博物館は、メモリアルデー当日、特別オープン（9時－17時）することが確認できました。（2012年5月25日）
○休館となる施設――エマ女王夏の離宮、ハワイ州立美術館、ホノルル美術館、ミッションハウス博物館、ハワイ日本文化センター
5月の気候は
5月！ すっかり夏のビーチ。
日射しがいよいよ強くなり、眩しい～！ 夏期のハワイではサングラスは必需品。紫外線はお肌だけでなく眼にも悪影響を及ぼすとか。眼も日焼けするってご存知でしたか？（眼が黒くなるわけではアリマセン）眼が日焼けすると、乾燥して涙が止まらなくなったり、充血したり。さらには眼の老化現象を早めたり、将来的に白内障に発症する確率を増やすことにもなるのだとか！ ハワイでは（日本でも）お肌だけでなく、眼の紫外線対策もお忘れなく～！
5月のオアフ島のおよその気温は以下の通り。隣島の場合は若干異なります。
平均気温 最高気温 最低気温 海水温度 平均降水量
25℃ 28℃ 21℃ 25℃ 25mm
5月のオアフ島ホノルルの平均日照時間は9.6時間。
5月1日の予定日の出時刻は午前6時01分。予定日の入り時刻は午後6時57分。
5月31日の予定日の出時刻は午前5時49分。予定日の入り時刻は午後7時09分。
次に、ハワイで開催される5月の主なイベントをご紹介します。
5月1日（火）第85回レイデー・セレブレーション
カピオラニ・パークのバンドスタンド。
The 85th Annual Lei Day Celebrationワイキキのカピオラニ・パークで9:00 – 17:305月1日といえば、日本では「労働者の日」メーデーで知られていますが、「メーデー・イズ・レイデー・イン・ハワ～イ（May Day is Lei Day in Hawaii）♪」という有名なハワイアンソングで歌われているように、ハワイではレイデー。「レイを身に着けてハワイの文化や伝統を祝おう」という趣旨で、ハワイがアメリカ合衆国の準州だった時代の祝日です。現在は祝日でこそありませんが、ハワイの各地で祭典が行われます。その代表的なものが、カピオラニ・パークで開催されるこちら。1927年に始まった、ホノルル市郡主催の歴史あるフェスティバルです。
会場となるカピオラニ・パークのバンドスタンドでは、ロイヤル・ハワイアン・バンドによる演奏を皮切りに、フラやハワイアンミュージックのエンターテイメントのほか、レイ・コンテスト、さらに、レイの女王コンテストなどが行われます。入場無料。
5月5日（土）第20回フィリピーノ・フィエスタ
ワイキキのメインストリート、カラカウア・アベニュー。
The 20th Annual Filipino Fiesta
ワイキキでパレードとフェスティバルが9:00 – 16:00今年で20回目を迎えるハワイのフィリピン人コミュニティによるフェスティバル。
まずは9時から10時までカラカウア・アベニューでパレードが。カピオラニ・パークでは10時から16時まで、フードブースが並ぶほか、さまざまなエンターテイメントが催されます。入場無料。
5月5日（土）12日（土）19日（土）第34回ビジター・インダストリー・チャリティ・ウォーク
The 34th Annual Visitor Industry Charity Walkオアフ、ビッグアイランド、カウアイ、マウイ、モロカイ島でそれぞれ開催
ハワイ・ホテル・アソシエーションが主催する、地域社会への貢献を目的としたチャリティ・ウォーク＆ラン。大人から子供まで誰でも参加可能。レジストレーションはオンライン、もしくは当日のスタート地点エリアで、スタート時間の1時間前より。
＜モロカイ島＞
5月5日（土）7:00スタート レジストレーション費用 大人35ドル/ 18歳未満25ドル
＜ビッグアイランド（ハワイ島）、カウアイ島、マウイ島＞
5月12日（土）7:00スタート（ビッグアイランドは、ランは6:30、ウォークは7:00）
レジストレーション費用 大人35ドル/ 18歳未満25ドル（カウアイ島は一律35ドル）
＜オアフ島＞
5月19日（土）7:00スタート
レジストレーション費用 大人35ドル/ 18歳未満25ドル
ルートは、アラモアナ・ビーチパーク マッコイ・パビリオンからスタートし、ワイキキを回り、アラモアナ・ビーチパークへ戻ってフィニッシュ。
ルートやレジストレーションの詳細は公式ウェブサイト（英語）をご参照ください。
5月12日（土）第10回ワヒアワ・パイナップル・フェスティバル
奥がワヒアワ・ディストリクト・パーク。カリフォルニア・アベニューを挟んだ手前にはワヒアワ本願寺が。
The 10th Wahiawa Pineapple Festivalノースショアへ行く途中のワヒアワの町で行われるパレードとフェスティバル 10:00 – 20:00
ホノルル市内からH2フリーウェイを通ってノースショアへ行くまでの途中にあるのがワヒアワの町。フェスティバルの名称は、過去、ワヒアワがパイナップル・プランテーションの中心地だったことに由来します。
フェスティバルの幕開けとして、ワヒアワの町のメインストリート、カリフォルニア・アベニューで9時からパレードが。ワヒアワ・ディストリク・パークでは10時から20時まで、プレートランチやアート＆クラフトのブースが出店するほか、エンターテイメントや、子供向けのイベント、ふわふわバルーンなどが予定されています。また、14時半から20時まではジャズ・フェスティバルが開催されます。入場無料。
5月20日（日）第9回ホノルル・トライアスロン
緑が気持ち良いアラモアナ・ビーチパーク。
The 9th Annual Honolulu Triathlon アラモアナ・ビーチパーク周辺で早朝スタート今回で9回目を迎える人気のトライアスロン大会。「オリンピック・ディスタンス」や「スプリント・ディスタンス」、7歳～10歳対象の「キッズ」、11歳～15歳対象の「ユース」、16歳～19歳の「ジュニア」ほかの部門があります。ハワイ州民以外のオンラインでのエントリー（英語）の締め切りは 大会前日の5月19日（土）*。日本のエージェントを通しての日本語でのエントリー締め切りは4月30日（月）になります。
大会の詳細やレジストレーションは公式ウェブサイト（英語・日本語）をご参照ください。
＊英語でのエントリー締め切りはハワイ時間の5月13日（日）24時に変更になりました。（2012年5月8日追記）
5月28日（月）第14回ハワイ灯篭流し
アラモアナ・ビーチパークのワイキキ寄りに突き出たエリアがマジック・アイランドです。
The 14th Annual Lantern Floating Hawaiiアラモアナ・ビーチパークのマジック・アイランドで18:30 – 20:00
亡くなった人の魂を弔うとともに、平和への祈りを込めて、毎年メモリアルデーの夕刻に行われる灯篭流し。1999年、当時はアラワイ運河で始められた灯篭流しは、10年以上を経て、すっかりハワイの風物詩として定着しました。日暮れどきのアラモアナ・ビーチを3,000個以上の灯篭が流れていく幻想的な様子は、地元メディアでも大きく取り上げられます。
ローカルの人々にも親しまれているこの灯篭流し、実は、芸能人にも信者が多いと噂される日本の宗教団体、真如苑によって主催されています。とはいえ、真如苑のことなどまったく知らない多くの地元民が参加し、特定の宗教色はありません。真如苑も、「国籍や人種、宗教、ライフスタイルに関係なく、誰でも参加してほしい」としています。
参加希望者には、午後１時から会場のテント内で、灯篭が無料で配布されます。ただし数には限りがあります。
最後にナビの、5月のプチ・ハワイ語講座！
数字の「5」をハワイ語では、「elima（エリマ）」。
「5月」は、「Mei（メイ）」といいます。英語の「May」をハワイ語で聞き取り、発音したものです。（ほとんどそのままですが・・・）
以上、ハワイナビでした！
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット（お店）の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日：2012-04-25
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