6月のハワイ 【2011年】

ハワイはひと足お先に夏休み!カメハメハ大王を称えるセレブレーションも。

夏を迎え、道端の花もより色鮮やかになります。

夏を迎え、道端の花もより色鮮やかになります。

アロハ・ポ!ハワイナビです。
アロハ・ポ(Aloha po)は、ハワイ語で「グッド・ナイト」。
Poは「night、darkness / 夜、暗闇」の意。Alohaの下に単語をつなげることによって、さまざまな挨拶のバリエーションが生まれます。
6月のハワイ、まずは祝日からご紹介しましょう。
ハワイには、アメリカ合衆国連邦が定めた祝日「ナショナル・ホリデー National Holidays」または「フェデラル・ホリデー Federal Holidays」と、ハワイ州が独自に定めた祝日「ハワイ・ステート・ホリデー Hawaii State Holidays」があります。

6月10日(金)キング・カメハメハ・デー King Kamehameha I Day(振替休日)

<ハワイ州の祝日>
○本来のキング・カメハメハ・デー6月11日が土曜日に当たるため、前日の金曜日が振替休日。
○州の公的機関、図書館、学校は休み。市バス[TheBus]は休日ダイヤ。国の祝日ではないため、連邦政府機関や、ほとんどの企業、銀行は営業。郵便局はオープン。ショッピングモール、小売店、飲食店も通常通りの営業。ホノルル動物園やワイキキ水族館ほか、ほとんどの博物館や美術館、植物園もオープン。
ハワイ島ヒロの町に建つカメハメハ大王像。

ハワイ島ヒロの町に建つカメハメハ大王像。

キング・カメハメハ・デーは、カメハメハ大王(カメハメハ1世)を偲び、その偉業を称えることを目的に、1871年12月22日、カメハメハ大王の曾孫である、カメハメハ5世(ロット・カメハメハ)によって制定されました。
このキング・カメハメハ・デー、あちこちでカメハメハ大王の誕生日であると紹介されているのですが・・・ナビは声を大にして言いたいのです。

「キング・カメハメハ・デー6月11日はカメハメハ大王の誕生日ではありません!」
コハラ・コーストにあるプウコホラ・ヘイアウ。国定史跡です。

コハラ・コーストにあるプウコホラ・ヘイアウ。国定史跡です。

ハワイ島(ビッグ・アイランド)、コハラ・コーストにあるカメハメハ・アカヒ・アイナ・ハナウと呼ばれる場所で生まれたとされるカメハメハ大王ですが、その生誕については不明な点も多く、誕生日はおろか、誕生年もはっきりとわかっていないのです。一般には1758年生まれとされますが、1737年など諸説あり、1736年から1761年までの間に生まれたのは間違いないだろうといわれていますが、解明されていないのが事実です。
プウコホラ・ヘイアウは1790~1791年、カメハメハ1世がカフナ(神官)の助言によって建立。

プウコホラ・ヘイアウは1790~1791年、カメハメハ1世がカフナ(神官)の助言によって建立。

1863年12月11日、自らの誕生日に即位したカメハメハ5世は、12月11日を「カメハメハ・デー」という記念日にしましたが、1871年になり、6月11日を「キング・カメハメハ・デー」とし、自らではなく、曾祖父を祝福する日へと変更したのでした。
ハワイ統一の願いを込めて軍神クカイリモクが祀られました。のちにその願いは叶えられます。

ハワイ統一の願いを込めて軍神クカイリモクが祀られました。のちにその願いは叶えられます。

なぜ6月11日にしたのか? コレ、今回ナビがいろいろな文献を調べてみたのですが、こちらもはっきりしないのです。カメハメハ大王の命日でもありませんし・・・(命日は1819年5月8日といわれています)。ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひナビにご一報くださいね!
6月の祝日はキング・カメハメハ・デーのみ。各博物館ほかの情報は下記のハワイナビ・スポット情報をご参照ください。

6月の気候は

ハワイの6月はすでに夏休み!

ハワイの6月はすでに夏休み!

夏もそろそろ本番。サーファーでもなく熱心なスイマーでもない、気温や水温が上がらないと海から足が遠のく一般のロコも、ビーチへ遊びに出かける機会が増えます。ハワイの公立校・私立校とも6月はすでに夏休み。公園やビーチで元気に飛び回るキッズの姿も多くなります。また、ハワイの一軒家の場合、天井ファンだけでエアコンを設置していないケースが多いため、日中家の中にいると汗ばむように。
日の出時刻は午前5時50分前後。日の入りは午後7時15分前後になります。6月のオアフ島のおよその気温は以下の通り。隣島の場合は若干異なります。
平均気温 最高気温 最低気温 海水温度 平均降水量
   26℃        29℃       22℃       26℃       8mm
次に、ハワイで開催される6月の主なイベントをご紹介します。

6月10日(金)‐18日(土) キング・カメハメハ・セレブレーション

ホノルル国際空港の入国審査場先にはレイを掛けたカメハメハ大王像の写真が。

ホノルル国際空港の入国審査場先にはレイを掛けたカメハメハ大王像の写真が。

King Kamehameha Celebration
ハワイ各地でキング・カメハメハ・デーを祝うイベントやパレードなど
キング・カメハメハ・デーを祝して、オアフ島を始めとするハワイ主要4島で、カメハメハ大王像へのレイ献花セレモニーや、パレード、「ホオラウレア」と呼ばれるフェスティバルなどが開催されます。

<オアフ島>
6月10日(金)15:30‐ カメハメハ大王像レイ献花セレモニー 
ダウンタウンのイオラニ宮殿向かいに建つカメハメハ大王像に、消防局のはしご車を使って、長さ7mほどもあるフレッシュレイが掛けられます。周辺ではハワイアンミュージックの演奏とともにフラが披露され、カメラを持った観光客やロコでにぎわいます。
6月11日(土)9:00-第95回キング・カメハメハ・セレブレーション・フローラル・パレード
ダウンタウンのKing StとRichards Stの交差点から出発し、King StからPunchbowl Stへ、Ala Moana BlvdからKalakaua Aveを通り、Monsarrat Ave近くの Kapiolani Parkで終了する大がかりなパレードです。パレードの行進者は約6000名。パレード車50台、山車(だし)10台、バンド8隊が参加予定です。
6月11日(土)10:00 – 15:00 キング・カメハメハ・セレブレーション・ホオラウレア
上記のパレードに続き、カピオラニ・パークで開かれる「ホオラウレア」(フェスティバル、お祭)です。コンサートなどのエンターテイメント、アート&クラフト展示販売、フード販売などが楽しめます。

<ハワイ島(ビッグ・アイランド)>
○ヒロ地区○
6月10日(金)ヒロ・ベイフロント・パークのカメハメハ大王像レイ献花セレモニー
6月11日(土)モク・オラの会場でキング・カメハメハ・フェスティバル。ハワイアンミュージック、フラ、アート&クラフト・フード販売ほか。
○コハラ地区○
6月11日(土)カパアウのカメハメハ大王像レイ献花セレモニーおよびパレード。続いてカメハメハ・パークでホオラウレア。ハワイアンミュージック、フラ、アート&クラフト・フード販売ほか。
○カイルア・コナ地区○
6月11日(土)キング・カメハメハ・デー・コミュニティ・パレード

<マウイ島>
6月18日(土)ラハイナ地区のフロント・ストリートでカメハメハ記念パレード。さらに、カメハメハ・イキ・パーク、モクウラ、ワイオラ教会でホオラウレア。

<カウアイ島>
6月18日(土)リフエ地区でキング・カメハメハ・フローラル・パレード

6月10日(金)‐12日(日)まつりインハワイ-パンパシフィックフェスティバル

日本からだけでなく地元ハワイからの各国伝統芸能団体も参加。

日本からだけでなく地元ハワイからの各国伝統芸能団体も参加。

3日間にわたり、ワイキキの各所とアラモアナ・センターのセンターステージで開催
環太平洋の文化の共有と国際親善を目的に、日本から多数のフラや和太鼓などの芸能文化団体がハワイに集結し、日頃の成果を披露するフェスティバル。1980年代から始まった大規模なイベントは今回で32周年を迎えます。最終日の17:00 – 19:00にはワイキキのカラカウア・アベニューでパレードが行われます。パレードは約2000名の行進者と、19台のパレード車、3台の山車(だし)、4隊のバンドの参加が予定され、Saratoga Rd とKalakaua Ave の交差点付近からスタート、Kalakaua Aveを通り、Kapiolani Parkで終了します。

6月24日(金)‐25日(土)キング・カメハメハ・フラ・コンペティション

フラダンサーのレイに使われることの多いプルメリア。

フラダンサーのレイに使われることの多いプルメリア。

King Kamehameha Hula Competition
ワード・アベニューにあるニール・ブレイズデル・センターのアリーナで
今年で38回目を迎える、オアフ島で開催される中では最大級の伝統あるフラ競技大会。毎年6月の第3金曜日と土曜日に開催されます。カヒコ(古典フラ)、アウアナ(現代フラ)、チャント(詠唱)、男女混合などの部門があり、日本からも、日本国内の予選大会で優勝したフラ・ハラウ(フラ学校)が出場します。4月にハワイ島で開催される世界最大のフラの祭典「メリー・モナーク・フェスティバル」に比べると、チケットは手に入りやすく、前売り券がニール・ブレイズデル・センターのボックスオフィスで購入できるほか、当日券も販売されます。

6月26日(日)アロハ・ヘブン Aloha Heaven

出演予定アーティストは、ジェイク・シマブクロ、ジェフ・ピーターソン、コニシキ、マカナ、ナレオ、オータサンほか。

出演予定アーティストは、ジェイク・シマブクロ、ジェフ・ピーターソン、コニシキ、マカナ、ナレオ、オータサンほか。

(東日本大震災復興支援チャリティーコンサート)
ハワイ・コンベンション・センターで17:00 – 21:00
ハワイのトップミュージシャンによるハワイアンミュージック・オムニバス・アルバム『アロハ・ヘヴン』の発売10周年を記念して開催されるハワイ初の大規模なコンビレーション・ライブ・コンサート。ハワイの東日本大震災被災者支援チャリティープログラム「Aloha for Japan(アロハを日本へ)」の一環としても開催され、出演ミュージシャンたちが東日本へ向けて応援メッセージを送るとともに、収益の一部は日本赤十字社へ寄付されます。
チケットは、ハワイ旅行をお申し込みの各旅行会社の一部で取り扱っているほか、下記ウェブサイトより日本語で購入可能です。

6月26日(日)コナ・マラソン Kona Marathon

「アイアンマン・トライアスロン世界選手権」と同じコースを走ります。

「アイアンマン・トライアスロン世界選手権」と同じコースを走ります。

ハワイ島(ビッグ・アイランド)のアウトリガー・ケアウホウ・ビーチ・リゾートで開催
1993年から始まったマラソン大会。ここ数年のマラソンブームで、参加人数も年々増え、今年はおよそ1800名の参加が見込まれています。フルマラソン、ハーフマラソンのほか、5K、10K部門もあり、ビギナーでも参加しやすく、また、ウォーキングや車椅子でも参加できます。エントリーは公式ウェブサイトからプリントアウトした申込書を郵送するか(英語)、日本のエージェントを通して日本語でのオンラインエントリーも可能です。
*現地でのエントリーは、大会前日アウトリガー・ケアウホウ・ビーチリゾートで開催される「コナ・マラソン・エキスポ」会場でも可能。(大会当日のフル&ハーフマラソンのエントリーは不可)
*日本語でのオンラインエントリー最終締め切りは6月15日(水)。

最後に、6月をハワイ語で言うと、「Iune(イウネ)」。英語の「June」をハワイ語で聞き取り、発音したものです。
以上、ハワイナビでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-05-26

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