プレインバーガーからキムチバーガーまで、観光客だけでなくロコにも人気の地元バーガーをご紹介
頬張れないほど嵩(かさ)があるのがアメリカのハンバーガー。@「バーガーズ・オン・ザ・エッジ」
ケチャップやマスタードはお好みで。
「ハワイ旅行で何食べたい?」そう尋ねると、マラサダやシェイブアイス、プレートランチにパシフィックリム料理といった、「ハワイらしい」アイテムのほかに、「いかにもアメリカンなハンバーガーを頬張りたい!」って答えるヒト、案外多いんですよね。つい忘れがちですが(?)ハワイはアメリカ。アメリカ50州のうち最後に合衆国に加入した50番目の州なんです。
※「バーガーズ・オン・ザ・エッジ」は閉店しました。
「ハオレ」はハワイの日常語の1つ。
アメリカ人って本当にハンバーガーが大好き!だけど・・・周囲を見ていると、どうも本当にハンバーガーが大好きなのは、ハワイでいう「ハオレ Haole」の皆さんのような気がします。ハオレはハワイ語で「白人」の意。白人以外のローカルの人々が、特にアメリカ本土出身の白人を指して、ヨソモノ的なニュアンスで使う言葉です。
ロコ御用達ハワイのファミレス「ジッピーズ」のプライムチーズバーガー。
もちろんローカルの人々もハンバーガーは好きなんですよ~。嫌いっていう人、見たことありません。ただ、ハンバーガーショップに入ると、どうも店内の白人占有率が高いんですよね。場所によってはほとんど白人の姿を見かけないこともあるハワイですが、ハンバーガーショップに入ると、逆に客のほとんどが白人だったりして。
「ジッピーズ」のミニ弁当。「ジッピーズ」ではハンバーガーよりもこっちが人気。
ま、人間、自分の食べ慣れたアイテムが好きなもの。アメリカ本土では食生活の中でハンバーガーの占める位置がより大きいということでしょう。ハワイではハンバーガーよりは、もち粉チキン*にマカロニサラダにライスのほうがイイ!って地元民が多いんだと推測いたします。
*衣(ころも)にもち粉を使用した鳥の唐揚げ。ローカルに人気の定番おかず。
朝マックならぬ、夕(ゆう)マックだってヘーキ。
ちなみにアメリカ人は、昼食だけでなく、夕食にもハンバーガー、行っちゃいます。マクドナルドでディナーをとってるアメリカ人ファミリーも結構見かけます。「マクドナルドで夕食!?」と驚かないでくださいね~。電話帳を見てみると、「マクドナルド・レストラン」ってあるんです。レストランなんだから・・・もちろんディナーしたってオーケーなんです!
それでは、地元ハンバーガーショップ巡り、はじまりはじまり~。
クアアイナ・サンドイッチ Kua'Aina Sandwich
ハレイワ本店(右端)。
おそらくハワイで一番有名なハンバーガーショップ。アメリカ本土からはもちろん、日本からの旅行者にも大人気!で、1997年には日本に進出。東京・青山の1号店を皮切りに、2011年現在、日本国内に15店舗、ハワイではノースショアとワード・センターに2店舗を展開しています。
本店があるのは、ノースショアのノスタルジック・タウン、ハレイワ。1975年のオープン以来、ロコからの絶大なる支持を誇ってきました。
ワイキキトロリーで気軽に行けるワード・センター店。
有名店ですので、絶賛するヒトもいれば、「ガイドブックに必ず載っているから、わざわざ足を運ぶツーリストが多いけれど、その価値はない」「ワード・センター店よりもハレイワ店のほうが美味しい」なんて、いろいろな意見が。
カウンターで注文。番号を呼ばれたら取りにいきます。
よく言われるのが、「安定したレベル」ということ。感動するほどでもないけれど、ガッカリすることもない・・・。どうでしょう? まぁ、食べ物の美味しさって、そのときの自分の気持ちや、お腹の空き具合によっても変わってきますしネ。
オルテガバーガー Ortega Burger。グリルした辛くないチリペッパーがチーズの下に入ってます。
ただ、繰り返しますが、有名店ですので、「クアアイナ、行った行った!」と、ハワイ旅行の話のタネや自慢に出来ることは間違いありません。
この高さ!どーやって食べろというんでしょうか…!? 憧れの人の前では食べられません。
テディーズ・ビガー・バーガー Teddy’s Bigger Burgers
ココマリーナ・センター店。
近年、クアアイナに次いで有名なのがこちらではないでしょうか?1998年、ダイヤモンドヘッド地区のモンサラッド・アベニュー(こじゃれた飲食店が点在するエリアです)にオープン。ジワジワとロコの人気を集め、2011年現在、オリジナルのダイヤモンドヘッド店は閉店していますが、ワイキキ店を含めハワイに5店舗、ワシントン州に1店舗、そして東京・渋谷に1店舗を構えています。
ハンバーガーとフィフティーズって似合います。
ロコの間では・・・流行りはクアアイナよりもこちら。美味しいのはむろん、1950年代をイメージした店内が楽しいんです。ワイキキ滞在中、気軽に寄れるワイキキ店は、ホノルル動物園の向かいのカパフル・アベニューに建つワイキキ・グランド・ホテル内に入っています。
店内にぴったりマッチしたパニオロ(ハワイ語の「カウボーイ」)ふうのお客さんが。
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パティのサイズは5・7・9オンスから選べます。
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W&M バーベキューバーガーズ W&M B-B-Q Burgers
ナビの周りにも「子供の頃から通ってる!」というロコ、多いです。
脚光を浴びがちな、炭火やお肉の質にこだわるグルメバーガーとはまったく違う、昔ながらの懐かしテイストが味わえるのがこちら。「古き良き時代、家族で焼いた裏庭のバーベキューの味がする」などと評され、1940年の開店以来、半世紀以上にわたってロコから愛されてきた地元ハンバーガーの代表格です。
昔ながらの「窓口でオーダー」スタイル。プレートランチの有名店「レインボー・ドライブイン」もこのタイプ。
少し甘めの特製バーベキューソースには数十年来のファンも多いんですよ。かすかなテリヤキ風味がなんともハワイ風、日系風です。創業したのは、ウィルフレッド&メアリー・カワムラご夫妻。以来、カワムラ・ファミリーによる家族経営のお店です。お値段もローカルスタイルで、お手頃です。
全米展開の大手スーパー「セーフウェイ」が入るセーフウェイ・センターのカパフル・アベニュー沿い。
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パティのチョイスはチャンクとKobeビーフ。アメリカ人は「コービ」ビーフと発音。
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グッド・トゥ・グリル Good to Grill
「バーガーズ・オン・ザ・エッジ」と同じセーフウェイ・センター内に。
ハワイ産キアヴェ・ツリーの炭火で焼いたグリル料理が名物の、ちょっと高級なプレートランチ・レストランです。ハンバーガー専門店ではありませんが、メニューにある、その名も「キアヴェ・グリルバーガーKiawe Grilled Burger」は、焼き方が選べて(レア、ミディアム、ウェルダンなど)、フツーに美味しく香ばしいクラシックなハンバーガー。
どのお店でも、「レタスだけ」「トマト抜き」など、オーダーに融通が利きます。「トマト抜き」なら「No tomate」と。
「ハンバーガー食べた~い」、だけどお連れ様は、「ハンバーガーの気分じゃな~い」ってケース、ありますよね? そんなときはこちらで問題解決。ボクはハンバーガー、キミはパスタやシーフードなんてことが可能です。
ビッグシティダイナー Big City DINER
カイムキ・タウンの中心部にあるカイムキ店。
ノスタルジックなアメリカンスタイルの店内とローカルスタイルのメニューが、ロコの絶大なる支持を得ている、地元レストランチェーン。ハワイらしく、パシフィックやアジアの影響を受けたメニューが多いんですが、中でも人気のメニューの1つが、「グランマの有名なキムチバーガー Grandma’s Famous Kimchee Burger」。
これが「グランマの有名なキムチバーガー」だ!パティのお肉とキムチのコンビネーション・・・グッドです。
キムチがガッツリ載って運ばれてくると驚きますが。
ハンバーガーにキムチ!? 妙な取り合わせのようですが、これがクセになるお味。こちらの看板メニューに「グランマの信じられない(ほど美味しい)キムチ・フライドライスGrandma’s Incredible Kimchee Fried Rice」っていうのがありまして、キムチとフライドライス・・・合いそうですよね? ハンバーガーとも案外、合うんです。
ロコが気軽に寄ってくレストランです。
キムチバーガー以外にも、「ロコモコバーガー Really Loco Burger」「グランパのわさびキュウリバーガーGrandpa’s Wasabi Cucumber Burger」なんてアイデアバーガー(?)がいただけます!
ご紹介したお店はこちらのスポット記事と地図を参考になさってくださいね
いかがでしたか? ハワイのハンバーガーにトライしてみて・・・「これは!」と思ったそのご感想は、ぜひぜひハワイナビに投稿してみてくださいね。お待ちしてます!
以上、ハワイナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-05-17