ハワイB級グルメ探究!マラサダ

ハワイ版ドーナツ「マラサダ」をあれこれ食べてみましょう!

こんにちは、ハワイナビです。今回はハワイの名物スイーツであるマラサダ特集です。とはいえ、じつはハワイに何回も遊びにきてるリピーターのみなさんのなかでもマラサダの存在を知らない人って結構いるんですよネ。今回ナビも調べてみてわかったんですが、「ハワイのスイーツ」と呼ばれているわりには、マラサダを売っているベーカリーが思ったよりも少なかったので、それも納得。名物であって、名物でないのか? 今回はそんなB級グルメのマラサダを求めてナビがあちこちに行ってきましたので、ご紹介します。

マラサダって?

マラサダ(Malasada)は、見た目がドーナツそっくりですが、食べてみるとモッチリ歯ごたえのふかふか揚げパンで、もとはポルトガルのお菓子だそうです。パン生地を油で揚げたあとに、グラニュー糖をまぶしてあります。伝統的なマラサダには中身が入っていないそうですが、ハワイのマラサダにはクリームやチョコレートなどのフィリングが入ったものも売られています。
なぜポルトガルのお菓子がハワイ名物になったかというと、その昔、ポルトガル人の労働者がプランテーションで働くためにハワイを訪れた際に作られたのが始まりだそうです。 ポルトガル人の移民の多くはカトリック教徒であり、受難節の前にラードや砂糖を使い切らなければならなかったので、彼らはたくさんのマラサダを作り、プランテーションで働く他の人種にも分け与えた結果、ハワイにマラサダが広がったとのこと。
マラサダは揚げたての熱いうちに食べるのが美味しいとされていますが、それは揚げたてを買った場合です。揚げたてを買ってもすぐに食べないで袋や箱に入れたままでいると、まわりの砂糖がベッタリ溶けてくるし、マラサダが湯気でしおれて、みるも無残に変形してしまいます。この状態になると、あとで電子レンジでチンしたところでもう二度とふかふかには戻りません。 揚げたてを買っちゃったら、すぐに!食べてくださいね。
すでに数時間お店のショーケースの中に並んでいると思われるマラサダ(つまり、冷めている状態)を買った場合は、そのままでも充分に美味しいですし、すぐに食べないで数時間たっても、味も見た目も変わりません。歯ごたえもモッチリふかふかのままですヨ。

それでは、マラサダが食べられるベーカリーに行ってみましょう!

レナーズ・ベーカリー

マラサダで有名なベーカリーというとまずレナーズでしょう。っていうか、レナーズしか知らない人が多いのでは(笑)。本店のほかに、ワイケレのアウトレットにもレナーズのフードトラックが常駐していますので、お買い物のついでにちょっと寄ってみるのもいいでしょう。ここは揚げたてを売るのが信条のベーカリーなので、買ったらすぐに食べないと…。
ワイケレのワゴン

ワイケレのワゴン

熱いうちにいただきましょう

熱いうちにいただきましょう

カスタードやハウピアが人気です

カスタードやハウピアが人気です

これはリーヒン・パウダーをまぶしたマラサダ。リーヒンとは梅干しの粉に塩と砂糖が混ぜてあるような甘すっぱい赤い粉で、ハワイ独特のもの。ハワイアンはリーヒン・パウダーが大好きで、これを何にでもかけて食べる習慣があります。ロコ御用達の味、って感じです。
カスタード・クリーム入り。ゆるいクリームがまったり美味しいです。ちょっとカスタードが柔らかすぎる感じもしますが、やさしい味で好感がもてます。
チョコレート・クリーム入り。これもクリームがとてもゆるいです。チョコはもう少し入っててもいいかも(笑)。ちょっと物足りない感じ。
ハウピア・クリーム入り。ココナツの味がほんのりしますが、ちょっと酸っぱいです。レモン汁が入ってるのかな? 酸っぱさがココナツの風味を消してしまいがちですが、よ~く味わうと、やっぱりココナツの味が(笑)。

チャンピオン・マラサダ

ちょっとわかりにくいところにあるのが、ベレタニア・アベニューにあるこのベーカリー、チャンピオン・マラサダです。名前から想像するとマラサダ専門のベーカリーかと思いますが、じつはそうでもなく、ナビが行ったときはマラサダは3種類しかありませんでした。とはいえ、マラサダには力を入れているベーカリー。冷めたのを売ってますが、充分に美味しいです。
ちょっと空いてるショーケースですが、マラサダは必ず常備しています ちょっと空いてるショーケースですが、マラサダは必ず常備しています

ちょっと空いてるショーケースですが、マラサダは必ず常備しています

やはり一番の売れ筋はプレインのシュガー(お砂糖がまぶしてあるだけ)だそうで、冷めてもふかふかモッチリです。学校の給食で出た揚げパンみたい。素朴なうまさです。
チョコレート・クリーム入り。ここのはマラサダの上にもチョコが少しかかっていて、チョコ度がちょっとアップしています。しっかりした味のチョコクリームも美味しい。チョコの分量も大目でグッドです。
カスタード・クリーム入り。このクリームもしっかりした味で、まったりしたカスタード。クリームの量もグッドです。普通に美味しいです。

リリハ・ベーカリー

さてナビの一押しは、じつはこのリリハ・ベーカリー。旅行者のみなさんにはちょっと行きにくい場所かもしれませんが、機会があったらぜひ行ってみてくださいね。マラサダだけでなく、ケーキからペイストリー、なんでも美味しいです。地元の人達でいつもとても賑わっています。冷めたマラサダを売ってますが、ここのマラサダもふっかふかでモチモチ!
ショーケースに入って売られてますが、ふかふかはキープできてます ショーケースに入って売られてますが、ふかふかはキープできてます

ショーケースに入って売られてますが、ふかふかはキープできてます

一番の人気のアップル・マラサダ。店に出すとすぐに売れてしまうそうです。たっぷりのアップル・フィリングが食べ応えバッチリ。フルーツ好きな人に嬉しいマラサダですネ。
アズキのマラサダ。アンコたっぷりで、ものすごい重量感です。へたなドラ焼きなんかより、よっぽど美味しいです。これは買う価値ありですよ。
ハウピア・マラサダ。くせのないハウピア・クリームが食べやすいです。酸っぱくないし(笑)。適度な固さのクリームは、まったりとして、やさしい味です。
リリコイ・マラサダ。これぞハワイのマラサダ! リリコイ(パッションフルーツ)の味がしっかりついたクリームがこれでもかとギッシリ入っていて、一口たべたら止まらない味です。

ジッピーズ(ナポレオン・ベーカリー)

そして我らがジッピーズでお馴染みのナポレオン・ベーカリーでは、アラモアナ・センター店とココ・マリーナ店でプレイン(お砂糖)とシナモンのマラサダを売っています。フィリングが入ったものが売ってないのが残念ですが、でもこのプレインのマラサダこそが基本なので、機会があったらぜひ食べてみてください。ここのは微妙に暖まっているマラサダですが、やはり素朴でどこか懐かしい味がします。
微妙に温めて売られているジッピーズのマラサダ 微妙に温めて売られているジッピーズのマラサダ

微妙に温めて売られているジッピーズのマラサダ

プレインのシナモン・シュガー。これが一番、素朴な揚げパンという感じがします。
プレインのシュガー。基本中の基本です。一度は食べておきましょう。

たかがマラサダ、されどマラサダ

さて、今回のマラサダ特集、いかがだったでしょうか。「ドーナツとどこが違うの?」と言われてしまえばそれまでですが、生地のもつモッチリ感が一味ちがうハワイの味、とでも申しましょうか。なかなかクセになる歯ごたえだとナビは思うのです。みなさんもハワイに来たら、ぜひ試してみてくださいね! 

…以上、ハワイナビがおおくりしました。 アロハ~♪

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-10-06

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