ハワイのビール事情ゴクッ♪

ハワイで人気の銘柄は?地ビールってあるの?オススメのブルワリーレストランは!? ナビがご案内しま~す!

アロハタワー・マーケットプレイスにある「ゴードンビアッシュ」。カリフォルニアの地ビールメーカーのブルワリーレストランです。港を眺めながら一杯!

アロハタワー・マーケットプレイスにある「ゴードンビアッシュ」。カリフォルニアの地ビールメーカーのブルワリーレストランです。港を眺めながら一杯!

アロハ~! ハワイナビです。
夏といえばビール。ということは、常夏の島ハワイでは・・・そう、1年中ビールなんです!

バケーション先としてハワイを訪れた旅行者の皆さんは、ホテルのバーやレストランで、マイタイやブルーハワイ、チチやダイキリといったカクテルを頼むことも多いかも? リゾートでのロマンチックな夜には、カクテルがキマリますよね。
ローカルボーイズ・・・じゃなくてナイスなミドルエイジの方々。バドライトをグラスに移し替えているのは珍しい。ホームパーティーでは缶や瓶から直飲みが一般的。

ローカルボーイズ・・・じゃなくてナイスなミドルエイジの方々。バドライトをグラスに移し替えているのは珍しい。ホームパーティーでは缶や瓶から直飲みが一般的。

でもハワイに暮らすローカルの人々の場合は、とにかくビール。アルコールといえばビール! なんです、ハイ。
フレンチやイタリアンレストランに入っても、まずはビール。いえ、もちろん、食前酒やワインリストを選ぶ洗練されたロコもいるとは思いますが、とりあえずナビの周辺のロコだと・・・ほとんど全員がビールです。とはいえそのあとワインに移行するロコもここ数年のワインブームで増えました!

ハワイで人気の銘柄は

和食系のレストランでは日本のビールもトーゼンのようにあり。こちらは日本から進出した焼肉店「牛角」カピオラニ店。

和食系のレストランでは日本のビールもトーゼンのようにあり。こちらは日本から進出した焼肉店「牛角」カピオラニ店。

ハワイで人気の銘柄といえば、やっぱり、バド(ワイザー)。体形がビッグなヒト、ヘルスコンシャスなヒトの多いハワイだから、カロリー控えめのバドライトは、普通のバドワイザー以上の売れ行きです。バドワイザーに続いて、クアーズ、ミラー、ハイネケン・・・といったところでしょうか。いずれも「ライト」バージョンがあり、オリジナル以上の人気があります。「ライト」は味が薄くてマズイ! なんていうロコもいますが、少数派。多少の味の違いより、とにかくカロリーが低いほうがイイ! というケースが多いんじゃないでしょうかね。バドライトを初めて飲んだときの日本の友人の反応は、「なんじゃ、コリャ! 水やないか!」だったので、年中暑い土地柄、水のようにガンガン飲めるビールが向いている、ということもあるのかもしれません。
レストランだけでなく、スーパーのビール売り場でもKIRINやSAPPOROを見かけます。

レストランだけでなく、スーパーのビール売り場でもKIRINやSAPPOROを見かけます。

ちなみに2010年度の調査によると、アメリカ全土で一番販売数の多い銘柄は、
1位 バドライト Bud Light
2位 バドワイザー Budweiser
3位 ミラーライト Miller Lite
4位 クアーズライト Coors Light
5位 コロナエキストラ Corona Extra
だそうです。ナチュラルライトNatural Light(バドと醸造元は同じ)、ハイネケンHeinekenがそれに続きます。「ライト」が人気なのは全米の傾向だったんですね~。
しかし、コロナは・・・ハワイのレストランでオーダーしているヒトや、スーパーで買っているヒト、見たことありませんけど!? ロコの知り合いたちと繰り出したメキシカンレストランでナビがコロナを注文したら、「コロナなんて選ぶヒト初めて見た」って言われたこともアリ。ハワイではファンが少ないのか、それともナビの知らないところで人気があるのか?
ちょっと出かけて近所のスーパーのビール売り場をのぞいてみましょう。

ビール売り場で見かける銘柄は

まずは、アラモアナ・センターにも入っているハワイ最大手の地元スーパーマーケットチェーン「フードランド」の某店へ。
一番手前にはハイネケンとハイネケンライトが。アメリカ人は本当に「ライト」が好き。ビールだけじゃなくソーダやジュースもライトバージョンを選びます。

一番手前にはハイネケンとハイネケンライトが。アメリカ人は本当に「ライト」が好き。ビールだけじゃなくソーダやジュースもライトバージョンを選びます。

ホームパーティーを開いて「ライト」を用意していないと、ゲストからガッカリされることも。手前の上にはキリンとサッポロが。アサヒってあんまり見かけません。

ホームパーティーを開いて「ライト」を用意していないと、ゲストからガッカリされることも。手前の上にはキリンとサッポロが。アサヒってあんまり見かけません。

次は同じく地元スーパーマーケットチェーンの「タイムス」某店。
セール中でガーンと積んであるのはメジャー銘柄、バド、バドライト、クラーズライト、ミラーライト、ハイネケンにハイネケンライト。

セール中でガーンと積んであるのはメジャー銘柄、バド、バドライト、クラーズライト、ミラーライト、ハイネケンにハイネケンライト。

一番広い面積を占めているのは全米人気ナンバーワンのバドライトでした。

一番広い面積を占めているのは全米人気ナンバーワンのバドライトでした。

品揃えはだいたい同じ。こうしてみると、結構いろんな種類があるんですね~。アメリカ本土の地ビールらしい銘柄もいっぱい! いつもスーパーで目にするのは、上述のメジャーな銘柄12~30コ入りパックを抱えてレジに向かうロコばっかりなので、こんなに多くの銘柄が置いてあるとは気づきませんでした。

今度はアメリカ本土からやってきた高級自然派スーパーマーケット、「ホールフーズ」へ。
ビールやワイン売り場の隣には、美味しい~チーズや生ハムを扱うコーナーが。ま、ビールのおつまみなら枝豆にチップスのほうが似合う気もしますけど。

ビールやワイン売り場の隣には、美味しい~チーズや生ハムを扱うコーナーが。ま、ビールのおつまみなら枝豆にチップスのほうが似合う気もしますけど。

ハワイの地ビールはフードランドやタイムスでも取り扱っていましたが、こちらはさすがにグルメスーパー。より多くの銘柄が!
1本売りが多いのがイイですネ。箱でパッケージ買いして口に合わないと悲しいですから。

1本売りが多いのがイイですネ。箱でパッケージ買いして口に合わないと悲しいですから。

ハワイの地ビールもさまざまな種類が。

ハワイの地ビールもさまざまな種類が。

1920年から4世代にわたってドリンク製造に関わってきた日系のシンドー・ファミリーが興した、メハナ・ブリューイング・カンパニーのビール。

1920年から4世代にわたってドリンク製造に関わってきた日系のシンドー・ファミリーが興した、メハナ・ブリューイング・カンパニーのビール。

ビッグ・アイランド(ハワイ島)のヒロに醸造所を置くハワイヌイ・ブリューイングのビール。メハナ・ブリューイングは現在こちらの経営らしいです。

ビッグ・アイランド(ハワイ島)のヒロに醸造所を置くハワイヌイ・ブリューイングのビール。メハナ・ブリューイングは現在こちらの経営らしいです。

気になる銘柄を発見! 知り合いから「面白い味だよ~」と小耳にはさんでいた、マウイ島のブルワリー、マウイ・ブリューイング・カンパニーのココナッツポーター。2010年度だけでも、ロスやサンディエゴ、全米、さらにオーストラリアのビール品評会ハーブ&スパイスビール部門で、ゴールド・シルバー・ブロンズといった賞を受賞した逸品とか。買ってみま~す。
ハンドトーストしたココナッツが入っているポータービール。ココナッツ以外にチョコレートとわずかなコーヒーの味わいが楽しめるとか。

ハンドトーストしたココナッツが入っているポータービール。ココナッツ以外にチョコレートとわずかなコーヒーの味わいが楽しめるとか。

うーん、美味しいけど濃厚! これはビール通の方に。ビールを水のように飲みたい、という向きには不向きかも。

うーん、美味しいけど濃厚! これはビール通の方に。ビールを水のように飲みたい、という向きには不向きかも。

一番人気の地ビールは?

数年前まではロコの間の浸透度も低かったハワイの地ビール。いまではどこのスーパーでも見かけるように。

数年前まではロコの間の浸透度も低かったハワイの地ビール。いまではどこのスーパーでも見かけるように。

ハワイで最もポピュラーな地ビールの銘柄といえば、ハワイ最大手ブルワリーの一つ、「コナ・ブリューイング・カンパニー」の代表的ビール、ロングボード。軽いけれどちょっとしたコクもあるとっても飲みやすいラガーです。コナ・ブリューイング・カンパニーは1995年、ビッグ・アイランド(ハワイ島)のカイルアコナ地区で創業。当初は、パシフィックゴールデンエール(現在はビッグウェーブエールと改称)とファイヤーロックペールエールの2銘柄のみを醸造していたそうですが、創業から3年後にロングボードの醸造を開始。現在では定番銘柄が約10種。それに加えて季節限定の銘柄もあります。
ビッグウェーブ。「ほのかにフルーティで繊細なホップアロマが特徴のライトなゴールデンエール」(コナ・ブリューイング・カンパニーの公式ウェブサイトより)

ビッグウェーブ。「ほのかにフルーティで繊細なホップアロマが特徴のライトなゴールデンエール」(コナ・ブリューイング・カンパニーの公式ウェブサイトより)

ファイヤーロック。「クリスピーでリフレッシングなハワイアンスタイルのペールエール」(同じく公式ウェブサイトより)

ファイヤーロック。「クリスピーでリフレッシングなハワイアンスタイルのペールエール」(同じく公式ウェブサイトより)

醸造所には併設のブルワリーレストランがあり、行ったヒトの話によると、アウトドアのテーブルで一杯やるのが最高なんだとか。行ってみた~い。でもビッグ・アイランドまではちょっと遠いゾ。で、ソッチに行けないときは、コッチに行っちゃいましょう!
マリーナの風を受けながら、乾杯~♪ 毎日11時~22時の通し営業だから、お好きな時間にグイッと一杯イケちゃいます。サンセットの時間に訪れるのもステキ。ワイキキからは車で30分ほど。

マリーナの風を受けながら、乾杯~♪ 毎日11時~22時の通し営業だから、お好きな時間にグイッと一杯イケちゃいます。サンセットの時間に訪れるのもステキ。ワイキキからは車で30分ほど。

わ~い、見るからにブルワリーレストランです。週末の夜はとっても混みます。

わ~い、見るからにブルワリーレストランです。週末の夜はとっても混みます。

オアフ島東部ハワイカイ地区にある、水と緑に囲まれたオープンエアショッピングモール、ココ・マリーナ・センターの一角に、本店以外で唯一の直営ブルワリーレストランがあるんです。
「コナ・ブリューイング・カンパニー ココ・マリーナ・パブ」と、店名はパブなんですが、そこはキッズやファミリーに優しいハワイ。小さいお子様連れのローカルファミリーもかなり多いんです。だから、家族連れで地ビールを楽しみたいお父さん(やお母さん)も安心。
ファミリーやカップル、友達同士、どんな組み合わせでも楽しめます!

ファミリーやカップル、友達同士、どんな組み合わせでも楽しめます!

ウォーターフロントという場所柄、カップルのデートにもイイ感じ。ちなみに、ビールを頼まず、ソフトドリンクと食事だけの人もたくさんいます。飲めないヒトでも大丈夫。アメリカン&ローカルスタイルの食事メニューも充実。特にピザが美味しいと評判です。
広い店内にはバーカウンターもアリ。バーカウンターの利用は21歳以上。

広い店内にはバーカウンターもアリ。バーカウンターの利用は21歳以上。

ファンが多いのはビールだけじゃなく食事もおいしいから。

ファンが多いのはビールだけじゃなく食事もおいしいから。

左がデュークスブロンドエール。右はロングボード。パイントで頼むと5ドル25セント。

左がデュークスブロンドエール。右はロングボード。パイントで頼むと5ドル25セント。

迷った末に基本のロングボードとファイヤーロック、続いて銘柄の中で一番軽くてクリスピーというデュークスブロンドエールを頼んだんですが、あとからよ~くメニューを見ると、「サンプラー(4種類のお好みのビールをミニグラスで)」というテイスティングメニューがあるじゃないですか! なぜ早く気づかなかった、ワタシ。試したいのはやまやまですが、もう飲めません・・・。
各銘柄の特徴が・・・読んでも読んでもなかなか決められません~。

各銘柄の特徴が・・・読んでも読んでもなかなか決められません~。

ファイヤーロック。グラスは4ドル25セント。グラスには「Liquid Aloha(アロハの液体)」と!

ファイヤーロック。グラスは4ドル25セント。グラスには「Liquid Aloha(アロハの液体)」と!

グラスやボトルカバー、キャップやTシャツなどのオリジナル商品が。お土産に?

グラスやボトルカバー、キャップやTシャツなどのオリジナル商品が。お土産に?

ところで、ココで出てきたビール、冷たいことはまぁ冷たかったんですけど、ギンギンに冷えていたワケじゃないんです。え? ビールの本来の味を楽しむにはギンギンに冷えていてはいけない? いえ! やっぱりビールはギンギラギンに冷えていないと! 実はナビ、ハワイでギンギンのビールがいただけるのは、日本人経営の飲食店しかないと確信しております。グラス自体を冷やしておいてくれたり、ビール自体の温度もすご~く低かったり。
こちらはゴードンビアッシュでいただいた一杯。それなりに~冷えてました。

こちらはゴードンビアッシュでいただいた一杯。それなりに~冷えてました。

かといってハワイの人々が冷たくないビールを好んでいるわけではないんです。設備の問題なのか? 工夫が足りないのか? ハングルースだからなのか?
で、出てきたビールが思っていたより冷えていない場合にロコが何をするかというと、氷をいれちゃうんです。これでギンギンに冷たいビールの出来上がり~。すぐに水っぽくなっちゃいますけどね・・・。
人気レストラン「カリフォルニア・ピザ・キッチン(CPK)」にも、ロングボード、ありました~。

人気レストラン「カリフォルニア・ピザ・キッチン(CPK)」にも、ロングボード、ありました~。

それはさておき、地ビールを味わえて、マリーナの景色を楽しめて、曜日によってはライブミュージックも入っちゃう。はっきりいってサイコーです。残念ながら、ビッグ・アイランドにもハワイカイにも足を延ばす時間がないという皆さんは、ABCストアや各スーパーで地ビールを買うもよし。レストランでオーダーするもよし。ちょっと気の利いたレストランなら、昨今、地ビール(銘柄は主にロングボード)を取り扱っていることも多いです。せっかくのハワイですから、ぜひ、ローカルの地ビールにトライしてみてくださいね~。(バドなどのメジャーな銘柄もアメリカらしくてイイですけどネ)

以上、ハワイナビが、1年中なんてったってビール! の常夏の島からお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-08-04

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