4月のハワイ 【2011年】

4月といえば卵とウサギ!? 世界最大のフラの祭典も開催されます。

イースターのエッグハント。

イースターのエッグハント。

アロハ・アウイナラ!ハワイナビです。
アロハ・アウイナラ(Aloha Auinala)は、ハワイ語で「グッド・アフタヌーン」。午後2時頃からサンセットまでに交わす「こんにちは」。Auinalaは「afternoon / 傾く太陽」の意。Alohaの下に単語をつなげることによって、様々な挨拶のバリエーションが生まれます。
4月のハワイ、まずは祝日からご案内しましょう。
ハワイには、アメリカ合衆国連邦が定めた祝日「ナショナル・ホリデー National Holidays」または「フェデラル・ホリデー Federal Holidays」と、ハワイ州が独自に定めた祝日「ハワイ・ステート・ホリデー Hawaii State Holidays」があります。

4月22日(金)グッド・フライデー(聖大金曜日)Good Friday 

<ハワイ州の祝日>
○州の公的機関、図書館、学校は休み。市バス[TheBus]は休日ダイヤ。国の祝日ではないため、連邦政府機関や、ほとんどの企業、銀行は営業。(株式市場は閉場。外国為替市場は開場)郵便局はオープン。ショッピングモール、小売店、飲食店も通常通りの営業。ホノルル動物園やワイキキ水族館ほか、ほとんどの博物館や美術館、植物園もオープン。ただしハワイ州立美術館は閉館。
キリスト教では重要な宗教行事。「受難日」「受苦日」とも呼ばれます。

キリスト教では重要な宗教行事。「受難日」「受苦日」とも呼ばれます。

イースター・サンデー(復活祭)直前の金曜日がグッド・フライデー。十字架に磔にされたイエス・キリスト(ジーザス・クライスト)が天上に召された日とされ、その受難と死を記念する、キリスト教に根づいた祝日です。3日目にキリストは復活。それを祝うのがイースター・サンデー(復活祭)です。イースター・サンデーが、「春分の日が過ぎて最初の満月の翌日曜日」と決められているため、グッド・フライデーも毎年、日付が変わります。

4月の祝日はグッド・フライデーのみ。各博物館ほかの情報は下記のハワイナビ・スポット情報をご参照ください。

4月の気候は

オヒア・レフアの花を見かけることも多くなります。

オヒア・レフアの花を見かけることも多くなります。

ハワイの冬季もそろそろ終わり。交尾や出産、子育てのため、ハワイの沿岸を訪れていたザトウクジラはアラスカの海へ帰ります。ホエールウォッチングは12月を過ぎるまで、しばしのお別れ。朝夕の冷え込みもなくなり、冬季のあいだ持ち歩くことも多かったカーディガンやフーディはクローゼットで待機。日の出時刻は、4月の前半こそ午前6時半近くですが、後半になるとほぼ午前6時。日の入りは午後7時近くと、明るい時間が長くなり、どんどん夏らしくなってきます。
山や丘も緑が濃くなってきます。

山や丘も緑が濃くなってきます。

4月半ばから6月半ばまではハワイ観光業界のオフシーズン。ところが気候的には、(常夏の島にしては)寒くなく、暑過ぎないベストシーズン。機会があれば、ぜひこの時期にハワイを訪れてみてください。

4月のオアフ島のおよその気温は以下の通り。隣島の場合は若干異なります。

平均気温 最高気温 最低気温 海水温度 平均降水量
  24℃        27℃        20℃       25℃       33mm

次に、ハワイで開催される4月の主なイベントをご紹介します。

4月3日(日)ラヴァマン・トライアスロン Lavaman Triathlon

ハワイ島(ビッグ・アイランド)のビーチの多くには溶岩が。

ハワイ島(ビッグ・アイランド)のビーチの多くには溶岩が。

ハワイ島(ビッグ・アイランド)のワイコロア・ビーチ・リゾートで開催
ハワイ島の高級リゾート地区、コハラ・コーストにあるワイコロア・ビーチ・リゾートで開催されるトライアスロン大会。世界各国のランナーが、1.5kmの遠泳と、40kmの自転車、溶岩道や砂浜といったオフロード上の10kmマラソンに挑戦します。なお、2012年のラヴァマン・トライアスロンのレジストレーションは2011年初夏に開始予定です。人気の大会ですので、参加ご希望の方は早めのレジストレーションをオススメします。

4月24日(日)イースター・サンデー(復活祭)Easter Sunday

春の訪れや新しい生命を祝う日ともいわれます。

春の訪れや新しい生命を祝う日ともいわれます。

ゴルゴダの丘で磔刑に処されたイエス・キリストが3日目に復活したことを祝する日です。キリスト教ではクリスマスと並んで重要な日であり、クリスマスと同じく、キリスト教ではない人々、宗教的ではない人々にも親しまれている行事です。というのも、多くの人々にとって、クリスマスが「クリスマス・ツリー」や「クリスマス・ギフト」であるように、イースターは「イースター・エッグ」。イースターを象徴するのが、卵。そしてウサギなんです。卵は生命や復活を、ウサギは繁殖や繁栄を表すといわれ、イースターが近づくと、さまざまなお店の店頭に、卵やウサギをモチーフにした、リースなどの飾りつけや雑貨が並びます。
見つけた卵を数えたり、中身を確かめたり。

見つけた卵を数えたり、中身を確かめたり。

小さな子供はイースターが大好き。ゆで卵に絵の具で色付けをしたり絵を描いたり。一番のお楽しみはエッグハント。チョコレートやキャンディ、小さなオモチャなどが詰められ、庭や公園に隠された、卵型のプラスチックケースを探して集める「宝探し」です。イースターが近づくと、公園やショッピングモールなどで、キッズ向けのエッグハントのイベントが開催されます。
スーパーやデパート、クラフトショップでは3月のうちからイースター関連商品が販売されます。 スーパーやデパート、クラフトショップでは3月のうちからイースター関連商品が販売されます。

スーパーやデパート、クラフトショップでは3月のうちからイースター関連商品が販売されます。

4月24日(日)- 30日(土)メリー・モナーク・フェスティバル Merrie Monarch Festival

ワイキキにあるカラカウア王像。

ワイキキにあるカラカウア王像。

ハワイ島ヒロにあるイディス・カナカオレ・スタジアムで開催
キリスト教宣教師団によって禁止されたフラなど、ハワイ文化の復興に尽力したハワイ王朝7代目の君主、カラカウア王のニックネーム「メリー・モナーク(陽気な君主)」を冠した、世界最大のフラの祭典であり、競技大会。選ばれた一流のフラ・ハラウ(フラ・スクール)だけが出場し、大会の模様は地元テレビ局でハワイ全島に生中継されます。
フライトや宿泊先の確保もひと苦労。

フライトや宿泊先の確保もひと苦労。

フェスティバル期間、開催地であるハワイ島東部の町、ヒロのホテルは満室。出場ハラウの中には、周辺で宿泊先を押さえられず、島の反対側へ泊まり、毎日ヒロまでドライブする羽目に陥るケースもあるとか。そもそも開催期間は、ヒロへ向かうフライトの航空券もなかなか手に入らないといわれます。さらに大会の入場チケットの入手方法は、基本的に郵送による抽選のみ。プラチナチケットと呼ばれるゆえんです。(本選のほかに、チケット不要のさまざまなフラ関連イベントも行われます)。
大会の模様は後日DVDで発売されます。

大会の模様は後日DVDで発売されます。

多くのフラダンサーの憧れであり、世界中のフラ関係者にとって関心の的であるメリー・モナーク・フェスティバルですが、ハワイ中が熱狂する・・・というわけでもなく、無関心なロコも実は多いのです。

最後に、4月をハワイ語で言うと、「Apelila(アペリラ)」。英語の「April(エイプリル)」をハワイ語で発音したものなんですヨ。
以上、ハワイナビでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-03-24

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