5月6月のハワイ最新情報を現地直送!
ALOHA~!ハワイナビです。
5月6月のハワイは夏の始まりを日に日に肌で感じる季節!本来ならば国籍問わず、ジューンブライドのハワイアンウェディングを挙げる幸せいっぱいのカップルも多く見かけたり、気温や気候の面でも一年の中でもベストシーズンといえる時期、、、。
しかしながら、世界的流行を巻き起こしているコロナウィルス(Covid-19)のパンデミックの影響で楽園ハワイも感染拡大防止と安全保護のため、学校、ホテル、レストラン、イベント・アトラクションの数々、その他、エッセンシャルウォーカーといわれる生活に必要な最低限の機関以外は、ロックダウン(全面閉鎖)(が行われています。また政府からの指示はほぼ毎日のようにアップデートされていて、いったいいつになれば通常の生活に戻るのかは計画ができない状態です。
今回のナビのリポートはいつものイベント紹介や新しいお店、流行っていることなどの代わりに、この時期のハワイの気候や季節の紹介の後はロックダウンにまつわりハワイではどのような状態になっているのかをお伝えします。
マスク着用の規則を報道するローカルニュース
しかしながら、どんな状況であれ美しいハワイの草木は1年を通して花は咲きみだれ、近所の軒先などでもいたるところでマンゴーやパパイヤなどトロピカルフルーツの木が実ををたわわに実らせます。比較的お天気の不安定な春先の降水量も減って、昼間は燦々の太陽がふりそそぐ快晴の日が増えてきます。
5月と6月の祝日
5月25日(月) メモリアル・デー【国と州の祝日】
毎年5月の最終月曜日は、メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)です。元々南北戦争で勝利した北軍兵士を称えるために始まりましたが、第一次世界大戦後、兵役中に命を落としたすべての兵士を追悼する日になりました。
6月11日(木) キング・カメハメハ・デー【州の祝日】
キング・カメハメハ・デーは、1795年ハワイ諸島を統一し、ハワイ王国を築いた偉大なるカメハメハ大王(カメハメハ1世)を偲び、その偉業を称えることを目的に、1871年カメハメハ5世(ロット・カメハメハ)によって制定されました。
通常ならば式典の行われるパンチボウルの丘
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ホノルルダウンタウンにあるキングカメハメハ像
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さて、ここからは2020年5月6月のハワイの現状です、、、
ロックダウン中のハワイ
最初のロックダウン期間の際のビーチサイドに置かれたサインには、4/30まで立ち入り禁止!とあります。
3月25日の夜中から始まったハワイのロックダウンは、ワイキキやアラモアナを含め、ハワイ全体の観光スポット、この時期に行われるはずだった各種イベント、オプショナルツアー、テイクアウトを実施している以外のレストラン、その他店舗各種などなど、一斉にクローズとなり、またエッセンシャルビジネスといわれる配送業、グローサリーストア(食料品)、病院、銀行(主要な支店のみ時間短縮でオープン)、その他建築材や生活用品を売るお店など以外はすべてがクローズという、今まで生きてきて経験したことのない事態に皆戸惑いながらも、マスク、グローブの着用義務と共に少しずつ慣れてきた感じに見受けます。それとともに、今まで当たり前と思ってきたすべてのことが、実は当たり前ではなかったということにも気が付かされたことでしょう。
1か月分ほどの備蓄用の食料はこのカートの量ぐらいで約$500
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レジの列には6フィートごとにこのようなサインが。
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アロハスピリット チームワーク
ひと気のないカラカウア大通りからマスク着用でレポートするTVキャスター
同じアメリカでも他州ではロックダウン反対などのデモが起きていたり、規制を守らないひとが後を絶たずにポリスが苦戦しているニュースなどを最近よく目にします。
こういった人々の反対したり規制を守らない個々の理由はさておき、確かにロックダウンは私たちの生活にたくさんの不便、不安、消失をもたらしているのは事実ですが、この事態を乗り切るためのロックダウンと理解するのが早くこの状態から抜け出す手立てなわけです。
私ナビ自身も最低限の食料の備蓄や快適なリモートワーク環境の確保を整えつつ、周りをみてみると、ハワイに住む人たちはみなマナーもよく、ロックダウン、マスクやグローブの着用、ソーシャルディスタンスもきちんと守り、一刻も早い終息に対して前向きなのがとてもよくわかります。
決して政府が威圧的というわけでもないのにハワイの人々がこのようなクリーンマナーである背景をかんがえてみると、ハワイはもともと家族間のつながりが強く、他に対して思いやりを持つアロハスピリットが文化として根付いていることから、こういった状況にあるときにこそ家族や他人を気遣って「コロナウィルスの感染拡大の防止」に積極的に取り組んでいることが大きな要因なのではないかと思います。この時期は各種スポーツのトーナメントが行われる時期であったり、気温も夏に向けて暑くなってくるので、週末はビーチでバーベキューを楽しむ人が多くある季節であるにもかかわらず、公園やジムでバスケやトレーニングする人も一人も、ビーチでのバーベキューも見かけず、本当に地元の人たちはこの事態を乗り切るために頑張っています。
ワイキキの今
空室のお部屋のライトを利用して人々にメッセージを送るワイキキのホテル
3月末にロックダウンが始まって最初の1~2週間はまだクワランティーン中の観光客がワイキキのホテルちらほら存在主いていたものの、当初予定していロックダウン解除の4月30日の期限は今の時点では5月31日まで延期となりました。知り合いでホテル勤務している友人の話によると、現在のワイキキはホテルのオキュパンシ―レートは1%で従業員はほぼ解雇されていて、残って働いているのは各部署で、1シフトにひとりという驚く内容になっているようです。ロックダウンが解除された時点で、必要に応じて雇用の優先順位に沿って徐々に仕事に戻るここができるようですが、ホテルもすぐにフル稼働するかという保証はないため、従業員も解雇から半年お声がかからなければ正式解雇となり元のポジションに戻るには会社がそのポジションの募集をかけた際に再応募しての雇用という形になるのだそうです。
ロックダウン、いわゆる鎖国はホテルを利用する観光客を完全に呼び込めないわけですから、ワイキキのホテルは苦肉の策でこうなってしまうのも仕方のないことでしょう。ましてや、各国からの春休みの旅行、そして日本人にとってはゴールデンウィーク、そして6月に控えていたはずのハワイウェディングの人たちのホテル宿泊予約のキャンセルをすべて含めれば、多大なるダメージであることは素人でもわかります。
私ナビはハワイ在住25年になりますが、ロックダウンが始まってから、初めて目にする光景がたくさんあります。それは、平日の夕方4時ごろでも交通渋滞こそないガラガラのフリーウェイ、快晴のビーチ日和に人っ子一人いないワイキキビーチ、そして夜のワイキキのホテル全体の真っ暗な客室、お店や銀行、郵便局の列の場所に6フィートごとにソーシャルディスタンスのマークが記されています。
また、スーパーの棚からいままでならいつでも買えた“サニタイザージェル”や、トイレットペーパー、お掃除に使う消毒スプレー、消毒おしぼりなどがすべて姿を消しています。
ちなみにアマゾンや、ウォルマートやターゲットのオンラインでも、購入できても商品の到着は1か月先で、次のシッピングを待たなければなりません。よく見てからしないと、すぐに欲しいものは通常の配送スピードと全く違うので注意です!
ロックダウン初期に、ワイキキにて規制を守らない観光客を取り締まるポリス
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ロックダウン中の夜のフリーウェイ
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こういった状況で利点なんてあるのか?
私たちの今までの生活に比べるなら、変化としてとらえるならばハワイの住む地元の人たちが感じている利点はなくもないことに気が付きます。下記は一部ですが7つをご紹介します。
1) 車の移動に使うガソリン代が出かけないことでほぼかからない。
2) 一年を通して片付けていなかった家の整理をロックダウン時に一気にできた。
3) 子供の背が自分より高くなってることに気が付いた。(これは笑えるコメントでした)
4) 新しいクッキングレパートリーを開拓した。
5) 忙しくて読んでなかった本を一気読みした。
6) ペットと過ごす時間がふえてペットも大喜び。
7) 通勤がないことにより睡眠時間をゆっくりとれる。(ハワイは車社会で、
通勤は朝8時からの仕事の場合、郊外に自宅を構える人たちは朝6時には自宅を出るするパターンがほとんど)
いかがでしたか?
一足早い夏気分を味わうのにはパーフェクトな5月、6月ですが、観光客や子供たちが外ではしゃぐ声、レストランでの食事、通常のホノルルの喧騒のない2020年のこの時期ですが、一刻も早いウィルスの終息を願いつつ、一人一人が当事者意識をもってこの事態に取りくむ姿勢が一番の終息への近道と感じています。健康で生きていれば将来の希望もあります。
海外に住む家族の緊急事態など以外、無理に旅行の計画を立てて事態を遅らせるよりも、ウィルス感染拡大の危険をすべてクリアした暁にはいつものアロハ―なハワイがみなさんの訪問を首を長~くしてお待ちしてます!
以上、ハワイナビでした。
MAHALO!
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2020-04-30