ピカピカに新しい「ホールフーズ」の一角が出現して様子の変わったカイルアタウン。だけどローカルらしさ、カイルアらしさはそのままです。
アロハ~、ハワイナビです。
今回は2012年4月にカイルア住民待望の「ホールフーズ カイルア店」がオープンし、ますます活気づくカイルアタウンを歩いてみましょう!
カイルアはビーチもいいけど・・・
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タウンも楽しい!
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「ホールフーズ」が楽しい!
地元のモザイクタイル・アーティスト、リア・K・リグと、地元のグラス・アーティスト、ジェフ・リーがコラボデザインした噴水
緑とローカルアーティストによるモザイクタイルに囲まれて、「カリフォルニア・ピザ・キッチン(CPK)」や「ピアワン・インポート」、そして「ホールフーズ」など、アメリカ本土からやってきた人気店が並ぶ、こじゃれた街並み。ひと昔前のカイルアをご存知の方なら、「カイルアも開けたなぁ~」と、感嘆してしまうハズ。
当時もあった! 1962年にオープンしたカイルア・ビーチ目の前の名物レストラン「バズ・オリジナル・ステーキハウス」
<ナビの昔話>
むかぁ~し、昔、ナビが観光客として初めてカイルアを訪れたのは1980年代後半のことじゃった。当時は飲食店も数えるほどしかなく、カイルアの町を歩いていたナビは、「どうして日本人がわざわざカイルアまでやってきたんだ!?」と、地元のヒトに尋ねられたほどじゃ。当時、カイルア・ビーチだけはウィンドサーフィンのメッカとして、愛好家には知られた存在じゃったが・・・町自体は本当に田舎での。これといったお店もなかったんじゃよ。
―終わり―
カイルアタウンへ入るとスグに「エグゼクティブシェフ カイルア店」が。2011年11月オープン
カイルアタウンの中心部を占める「カイルア・タウンセンター」の開発プロジェクトは、「ホールフーズ」のオープンに伴い、予定していた第三期までのプロジェクトが終了。キレイに整備された「ホールフーズ」周辺は、一般の歩行者だけでなく、ハンディキャップの人々や、ペット連れにも、優しく、歩きやすいと、地元でも高評価。
「エグゼクティブ・シェフ」から「ホールフーズ」までも、キレイで、歩いていてイイ気分
また、「ホールフーズ」がとてもイイ! ここだけの話ですが・・・カハラ・モールに入っている「ホールフーズ ホノルル店」より断然楽しいんですよ~。まぁ、店舗がより広いせいもあるでしょうけど、食品だけでなく、イートインコーナーが充実しているので、ついつい長居をしてしまいそう。(夕方には、店内にビール&ワインバーがオープン!)店内外にテーブルやベンチ数が多いのもポイント高し。
「ホールフーズ」は毎朝7時から営業。セルフのデリコーナーにはブレックファストメニューもあるので(朝のみ)、カイルアでいただく朝食のチョイスがさらに広がりました!
カイルアタウンで朝食(とランチ)がいただける人気店の一例です。
カイルアタウンって?
あらためて、カイルアタウンをマップで見てみましょう!
赤いライン内が、カイルア・タウンセンターと呼ばれるエリア。カイルア・タウンセンターの中でも、「ロングス・ドラッグス」や「ピアワン・インポート」が入っている一角は、カイナル・プラザ(Kainalu Plaza)。「スターバックス」「ジャンバジュース」や「テディーズ・ビガー・バーガー」のある一角は、カイルア・ビレッジ・ショップス(Kailua Village Shops)。地元スーパーチェーン「フードランド」のあるエリアは、フードランド・マーケットプレイス(Foodland Marketplace)と呼ばれています。
ガイドブックなどで「カイルアタウン」と紹介されるのは、だいたい、カイルア・タウンセンターや、カイルア・ショッピングセンター、さらに「ターゲット」予定地や「セーフウェイ」の周辺。
疲れた身体にはスイーツ!(「クレープ・ノカオイ」)
徒歩での町巡りが可能なスモールサイズ、なんです。わずか数ブロックの範囲内にお店がギュッと詰まっているから、散策もカンタンで楽しい! 道に迷うこともなく(おそらく)、歩き疲れることもない(たぶん)。疲れたら、お茶する場所にも事欠きません。
交差点の先には、アフタヌーンティーで有名な「ア・カップ・オブ・ティー」も
ただし、地元住民にとっての「カイルアタウン」は、カイルア・ロード(Kailua Rd)とオネアワ・ストリート(Oneawa St)、クウレイ・ロード(Kuulei Rd)の交差点角を、オネアワ・ストリート側へ進んだ先へ、もう少し範囲が広がります。地元民向けのさらに小規模な商業エリアです。地元民御用達の飲食店がポツリポツリと点在するので、探検してみるのも楽しいかも。
オネアワ・ストリートやクウレイ・ロード方面でツーリストにも人気のお店は・・・
カイルア・ロード(Kailua Road)が楽しい!
ホノルル方面からやってくると、まずは右手に「エグゼクティブシェフ」が
カイルアタウンのメインストリートがカイルア・ロードです。
アラモアナ・センターからやってきた57番・57A番バスが停まるのもこちら。
開発は、「カイルア住民がエンジョイできるフレンドリーでくつろげる雰囲気」を指針にプランニングされました
ピカピカに新しい「ホールフーズ」の一角が出現して、かな~り様子の変わったカイルア・ロード。でも、アメリカ本土からの進出店だけでなく、多くのローカル経営ショップが混在しているから、ハワイらしさ、カイルアらしさはそのままです。
ベンチや、ちょっと腰を下ろせる場所が多いのがとってもイイんです
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スポーツとしてではなく、足としての自転車利用が多いのもカイルアタウンならでは(車社会のため自転車での移動は一般的ではアリマセン)
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デザイナーのモミは生粋のロコガール
以前はホノルル市内のカイムキタウンに小さな店舗があった「リリーロータス」は、ハワイ発のオリジナル・ヨガファッションのお店。カイムキ時代から、地元をはじめ日本のヨガ関係者にも、とっても人気がありました。カイルアに移転し、新店舗をオープンしたのは2011年7月。デザイナーのモミ・チーは生粋のロコガール。着心地がよくて(メイド・イン・USA!)、キュートなモミのヨガウェアは、カイルアガールやマダムの間にどんどんファンを増やしています。カイルアってヨガ的なヘルシーリビングがホント、似合う町なんですよね。
ショップをイラストにしたオリジナルTシャツはお土産に♪
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キラキラ、デコってあるオリジナルのヨガパンツ
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「ロス・ドレス・フォー・レス」や「オールド・ネイビー」などで新品Tシャツが5ドル前後で手に入る昨今、古着にしては値段設定が高め・・・
カイルア・ロード沿いで、ナビがビミョーに気になったのは、「サルべ―ションアーミー」。日本では「救世軍ストア」と訳されることも多い、キリスト教系慈善団体によるリサイクルショップです。商品はすべて一般から寄付されたもの。日本人の目からすると、「寄付するより捨てたほうがイイのでは・・・」「こんな使い古し、寄付するのはかえって失礼にあたるのでは・・・」と思ってしまうようなブツも多く、日本人とアメリカ人の感覚の違いを感じます。(それでも、店舗で販売できない状態の寄付品は廃棄しているそう)
結構目につくのがキャラクターグッズ
ですが、ビンテージの生地やアロハシャツを素材にしたオシャレなリメイクファッションで知られる「ムームー・ヘブン」(カイルア)のオーナー兼デザイナーは、なんとこちらで素材を見つけるのが常だそう。ということは、ひんぱんに根気よく通えば、使えるビンテージ商品やお宝もゲットできる!?
この「サルべ―ションアーミー」、以前は「スリフトストア(Thrift Store)」と看板がかかっていたんです。スリフトストアとは、英語で「慈善中古品店」の意。それがいつの間にか、「ファミリーストア」という名称に変わっていた!! もしかして・・・新しいオシャレなカイルアタウンのイメージに合わせて、店名変更!? だとしたら、グッジョブ!
カイルア・ロード沿いにお店が並ぶのは、カイルア・ショッピングセンターまで。カイルア・ロードはこの先、カイルア・ビーチへと続きます。が、ビーチはまた次回。今日はカイルアタウンの街歩きを続けましょう!
「ターゲット」のオープンはいつ? ハハニ・ストリート(Hahani Street)
「スタバ」のフラペチーノで涼んでもヨシ、「ジャンバジュース」のスムージーで栄養補給もヨシ
カイルア・ショッピングセンター内「タイムス・スーパーマーケット」側の正面交差点をわたったら、そこはハハニ・ストリート。交差点の右角には「スターバックス」、左角には雰囲気が良くてワインがそろっていると人気のレストラン&ワインバー「フォルマッジオ・グリル」があります。
2012年6月現在、オープン予定日は「正式に」未定
ここで、ハハニ・ストリートの反対側に目をやると・・・あれっ、まだ工事も始まっていない!? ここは旧「ドンキホーテ」敷地で、全米規模第2位の大型ディスカウントチェーン「ターゲット」が土地を買収済み。当初の発表では2012年7月に「ターゲット カイルア店」グランドオープン! のハズだったんですが。あと1カ月でオープン・・・の状態じゃないですよねぇ。
2012年6月現在、ターゲット側は未だホノルル市郡からの建築許可待ち状態なのだとか。ターゲットは自身のウェブサイトで、「オープンするのは工事が始まってから10~12カ月後」としています。正式なオープン予定日は未定。地元メディアの予想では「もっとも早くて2013年夏のオープン」。オープンを楽しみにしていたアナタは・・・もうしばらく辛抱です。
昔ながらの・・・ヘキリ・ストリート(Hekili Street)
カイルア・ロードやハハニ・ストリートと比べると、断然、サビシ~雰囲気
「ブーツ&キモズ・ホームスタイル・キッチン」の手前を右折して、ヘキリ・ストリートを進みます。ナビは、カイルア・ロード→ハハニ・ストリート→ヘキリ・ストリートと、コの字型に道路(歩道)をぐるーっと回ってきたわけですが、実は、カイルア・ロードとハハニ・ストリートって、間にあるカイルア・タウンセンターの無料パーキングエリアを通り抜けできちゃいます。
「クレープ・ノカオイ」正面のパーキングエリア。ココをカイルア・ロードへ向かって抜けると「ロングス・ドラッグス」や「ピアワン・インポート」裏手
パーキングエリアを挟んで、表通りのカイルア・ロードは、リゾートタウンっぽい、こじゃれた感じに整備されましたが、ハハニ・ストリートは昔ながらのカイルアタウンのまま! 廃業したんだか営業してるんだか一見不明のボーリング場(営業してます)や、あやしいカラオケバーがあったりして。近い将来、このストリートもオシャレに変身するかもしれませんね。だけど現在は、「懐かしいなぁ~、ほら、カイルアってちょっと前まではこんなさびれた感じだったんだよ」と、カイルア通を気取って歩いてみましょう!
「ノカオイ」はハワイ語で「ザ・ベスト」の意
左手には、ハワイにおける本格的クレープ店の草分け的存在「クレープ・ノカオイ」が。オープンは2008年の年末。以来、クレープになじみの薄かったハワイに、クレープファンを増やしてきました。
ハマクア・ドライブ沿いにオープンエアのテーブルがある「ビッグシティ・ダイナー」(写真手前側がカイルア・ロード)
フードランド・マーケットプレイスを、ハマクア・ドライブ沿いに進むと、カイルア・ロードと交差します。この交差点角にあるのが、「ムームー・ヘブン」や「ザ・ハンター・コレクタブルズ」が入った平屋の建物。この一角に、2012年4月、フュージョンメキシカン「カクタス・ビストロ」がオープンしました。さっそくカイルアタウンの人気店のひとつになっています。
「カクタス・ビストロ」オーナーシェフは、カイルア・ロードをはさんだ向かいの「カラパワイ・カフェ&デリ」で5年間キッチンを担当
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こじゃれたメキシカン・・・だけど「お箸(チョップスティック)は要りますか?」とウェイトスタッフに訊かれるところがハワイです
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カイルア・ロードとハマクア・ドライブの交差点は、カイルアタウンの入口のような場所。このまま道なりにカイルア・ロードの歩道を歩くと、最初にご紹介した「エグゼクティブシェフ」へ戻ります。ぐるっとひとまわりしたワケです。お店に一切寄らず、ただ一周するだけなら30分くらいデス。
交差点をわたると「カラパワイ・カフェ&デリ」。ドリンクとデザート、サンドイッチ類が楽しめます
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交差点をカイルア・ロード沿いに進むと、ハイ、スタート地点に戻ります
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カイルアタウンでレンタサイクル(B-cycle)!
「ムームー・ヘブン」店舗前、バス停付近にあるのが、ハワイ州によるレンタサイクルプログラム「ハワイBサイクル(Hawaii B-cycle)」のバイク*ステーション。
*アメリカでは「バイク」といえば自転車のことです。
バイクステーションは、カイルア・ロードとハマクア・ドライブ交差点近くの「ムームー・ヘブン」前と
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カイルア・ロードとハハニ・ストリート交差点近く「フォルマッジオ・グリル」前に
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2010年に始まったこのプログラム、自転車シェアリングを目的としたもので、月単位・年単位のメンバーシップもありますが、テンポラリー(一時利用)の利用も可。一時利用の場合、最初に一時利用料金5ドルを払い、最初の30分間は無料。以降、30分ごとに2ドル50セントの追加料金となります。利用できるのは18歳以上で、レンタル可能時間(チェックアウトアワー)は5時から22時まで。支払いはクレジッドカードのみ。
カイルアタウンのバイクステーションは、下図の2カ所(Ⓑのマーク)です。
ハワイBサイクルの公式ウェブサイトには日本語でのインフォメーションも掲載されていますので、詳細はそちらをご覧くださいね。
カイルア・ファーマーズマーケット(Kailua Farmers Market)
カイルア・ロードとヘキリ・ストリートにはさまれた、カイルア・タウンセンターの無料パーキングエリア、「ロングス・ドラッグス」「ピアワン・インポート」裏手パーキングガレージで、毎週木曜日の17時から19時30分まで、ファーマーズマーケットが開催されています。ファーマーズマーケットといえば、普通、早朝から午前中というのがお約束なんですが・・・でも、夕刻のファーマーズマーケットって、なんだか縁日気分。朝もイイけど、夕方もヨカッタ! 曜日があえば、夕方のファーマーズマーケット in カイルアタウンを、ぜひのぞいていってくださいね。
エコフレンドリーなカイルアタウンには、電気自動車の充電スタンドも
今回は、基本のカイルアタウンをご案内しましたが、機会があれば、次回はさらにディープな、少~し範囲を広げたカイルアタウンのご紹介をしたいと思います。待ちきれないアナタは・・・ぜひご自分で探索してみてくださいね。そしてグッドなスポットを見つけたら、ぜひ、ハワイナビへの口コミ投稿をお待ちしています!
以上、ハワイナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-07-04