円高による割安感はあるけれど、ハワイ州の物価は全米でもトップクラス!
生鮮食品も決して安くありません。
アロハ~、ハワイナビです!
2011年から引き続き歴史的な円高が続いている2012年、日本からいらっしゃる皆さんにとっては、ハワイでのショッピングはお買い得感があると思いますが・・・ハワイ州自体の生活コスト高は、いついかなる統計でも、たいてい全米トップ3に入るバカ高さ! 2011年第3四半期の統計によると、「全米でもっとも生活コストの高い州」でハワイ州は堂々の第1位! ちなみに2位はワシントンD.C.(コロンビア特別区)、3位はアラスカ、4位はニューヨークでした。
倉庫・・・ではなく、会員制ディスカウントストア「コス(ト)コ」。
「旅行で訪れるぶんには楽しいけれど、実際に暮らしてみると生活はキビシイ」とは、ハワイの物価事情を評してよく言われることですが、ハイ、その通り。
そのあたりは、ナビ記事「ハワイの物価情報!<パラダイス・タックス編>」をご覧くださ~い。
ハワイは旅行にとどめるのが無難!?
パラダイス・タックス、直訳すると「楽園税」は、実際に存在する税法ではなく、誰が言い出したのか、人々が憧れる太平洋の楽園に暮らすことの代償を意味します。工業資材や燃料から日用品、食料品まで、ほとんどの物品がアメリカ本土から空輸か海上輸送で運ばれてくるため、輸送費が反映してハワイの価格設定は高いっ! ハワイ州民が払わなくてはならないアメリカ本土の平均物価との差額が、楽園税というわけです。
さ~て、では実際の価格を見ていきましょう。ご参考までに、現地価格を日本円に換算したお値段も併記しますネ。
2012年1月現在の米ドルから日本円への為替レートを参考に、ここでは、1ドル≒77円として計算します。小数点以下は四捨五入で切り捨てています。
交通費は?
ハワイの一般的な公共交通機関は、ザ・バス(市バス)とタクシー。
オアフ島をほぼ網羅するザ・バス。
<ザ・バス(市バス)>
○大人(18歳以上)――2ドル50セント≒193円
○ユース(6歳~17歳と、学生証を提示する19歳までの高校生)――1ドル25セント≒96円
○子供(5歳以下)――運賃を払っている同乗者1名につき、座席に座らない子供1名は無料。座席に座る場合は1ドル25セント≒96円
○障害者――1ドル≒77円(アメリカ発行の障害者手帳かメディケアカード提示要 / 海外からの旅行者には適用されず)
○シニア――1ドル≒77円(ハワイ発行の「ザ・バス・シニアカード」かアメリカ発行のメディケアカード提示要 / 海外からの旅行者には適用されず)
タクシー料金には15%程度のチップが必要。
<タクシー料金>
○最初の1/8マイル(約201m)3ドル10セント≒239円
○以降1/8マイルごとに40セント≒31円
○信号待ちや交通渋滞などで45秒以上停まるごとに40セント≒31円
○既定サイズを越える荷物を持ち込んだ場合の追加料金あり
流しのタクシーは少ないハワイ。
一例は・・・(15パーセントのチップ込みのおよその料金)
○ホノルル国際空港からワイキキのロイヤル ハワイアン ホテル――35ドル(≒2,695円)前後
○ホノルル国際空港からカハラのザ カハラ ホテル&リゾート――45ドル(≒3,465円)前後
○ロイヤル・ハワイアン・センターからアラモアナ・センター――15ドル(≒1,155円)前後
○ロイヤル・ハワイアン・センターからイオラニ宮殿やカメハメハ大王像――20ドル(≒1,540円)前後
*道路状況によって値段は変わってきます。
電話料金は?
公衆電話(payphone)から米本土や日本へ掛ける際は、コーリングカードやクレジットカードを使用するのが一般的。
<公衆電話の通話料>○オアフ島内1回一律50セント≒39円(通話時間無制限)
<家庭用固定電話料金>
ハワイアン・テレコム社の月額プランだと・・・
○オアフ島内無制限コールプラン――サービス内容によって月10ドルから15ドル(≒770円から1,155円)程度
○隣島やアメリカ本土への無制限コールプラン――月額25ドル≒1,925円
○隣島やアメリカ本土への1分間5セント(≒4円)プラン――月額2ドル(≒154円)+実際の通話料
○アジア各国への国際電話1分間7セント(≒5円)プラン――月額5ドル95セント(≒458円)+実際の通話料
*プランは一例です。
日本への郵便料金は?
2012年1月22日より郵便料金が値上がりしました。
USPS(アメリカ郵政公社)の郵便配達車。
<アメリカ国内>
○定型サイズ封書(ファーストクラス1ozまで)――45セント≒35円
*1oz増毎に20セント(≒15円)
○ポストカード(ファーストクラス)――32セント≒25円
右上はホテルルーム備えつけのポストカード。いずれのサイズも日本までエアメールで$1.05≒81円。
<アメリカから日本へエアメール>
○定型サイズ封書(エアメール1ozまで)――1ドル5セント≒81円
*1oz増毎に78セント(≒60円)。最大重量3.5ozまで
○ポストカード(エアメール)――1ドル5セント≒81円
これをエアメールで日本へ送ると$11.60≒893円。
ドラッグストアで見つけたマカダミアナッツチョコレート1箱と、ロコの定番ソフトドリンク、ハワイアンサンの粉末ドリンクを2袋、日本までエアメールで送ることにしました。郵送料は11ドル60セント(≒893円)。普通のエアメールなので追跡は出来ません。
<アメリカから日本へプライオリティメール(エアメールよりも若干早く、追跡可能)>
○プライオリティメール フラットレートエンベロップ――16ドル95セント≒1,305円
○スモール フラットレートボックス(4lbまで一律料金)――16ドル95セント≒1,305円
○ミディアム フラットレートボックス(20lbまで一律料金)――47ドル95セント≒3,692円
○ラージ フラットレートボックス(20lbsまで一律料金)――60ドル95セント≒4,693円
右上から時計回りにプライオリティメールボックスの「ミディアム」「エンベロップ」「スモール」「ミディアム」。
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プライオリティメールとEMSの専用エンベロップ&ボックスは郵便局で無料で配布されています。
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<アメリカから日本へEMS(プライオリティメールよりも若干早く、追跡可能)>
○エクスプレスメール フラットレートエンベロップ(20lbまで一律料金)――38ドル≒2,926円
○エクスプレスメール フラットレートボックス(20lbまで一律料金)――74ドル95セント≒5,771円
*ozはオンス(1オンス=28.3495グラム)、lbはポンド(1ポンド=453.5923グラム)
ファストフードのお値段は?
マックの本場のはずなのに、日本と比べてオトク感は感じられません。
<マクドナルド>
○ビッグマック――3ドル99セント≒307円
○ビッグマック バリューセット――6ドル19セント≒477円
○朝マック マックグリドル ベーコン&エッグ・チーズ――3ドル19セント≒246円
○マックグリドル ベーコン&エッグ・チーズ バリューセット――4ドル89セント≒377円
空港やワイキキなどは観光地プライスで割増しの場合も。
<スターバックス>
○スターバックス ラテ
――2ドル85セント(トール)≒219円
――3ドル55セント(グランデ)≒273円
――3ドル95セント(ベンティ)≒304円
○キャラメル マキアート
――3ドル65セント(トール)≒281円
――4ドル35セント(グランデ)≒335円
――4ドル65セント(ベンティ)≒358円
○抹茶クリーム フラペチーノ
――3ドル95セント(トール)≒304円
――4ドル45セント(グランデ)≒343円
――4ドル95セント(ベンティ)≒381円
「のど渇いた~」のお値段は?
ウォーターボトル、ソフトドリンク、ソーダやビールなど、多くのロコはスーパーやドラッグストア、大型ディスカウントストア、会員制ディスカウントストアで6本~36本入りなどのパック買いをします。その場合、購入するストアやメーカーで値段もまちまち。
地元スーパーおよび全米スーパーチェーンの店内で、実際の陳列棚を見てみましょう。
コカ・コーラ社のコカ・コーラ、12缶パックは通常価格$6.49(≒500円)、セール価格$5.98(≒460円)。
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6缶パック通常価格$4.99(≒384円)、セール価格$4.29(≒330円)。2リットルボトルは通常価格$2.49(≒192円)、セール価格$1.99(≒153円)。
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全米人気No.1ビール、バドライトは20ボトルパックが通常価格$22.99(≒1,770円)、セール価格$15.99(≒1,231円)。
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キリン一番搾りは12缶入りパックが通常価格$12.29(≒946円)。
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スーパーのレジわきにある冷えたドリンク。20fl oz(591.47ml)のスプライト、コカ・コーラ、ミネラルウォーターが$1.89(≒146円)。
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スーパーの店頭にあった自販機。20fl oz(591.47ml)の各種ドリンクが$1.75(≒135円)。
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水は、各ストアやメーカー、ブランドによって、かなり値段が違います。
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シーバス・リーガル12年750ml、通常価格が$32.29(≒2,486円)、セール価格が$21.99(≒1,693円)。
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アメリカ本土から引っ越してきたヒトが驚くのが、牛乳の値段の高さ。輸送されてきたアメリカ本土のメーカー商品より、ハワイの地元メーカー商品のほうがお値段が高くなっています。およその価格は以下の通り。(お店やセールの有無によって多少異なります)
○地元メーカーの1 qt(946ml)ミルク――3ドル~4ドル≒231円~308円
○地元メーカーの半ガロン(1.89l)――3ドル50セント~6ドル強≒270ドル~462円強
○地元メーカーの1ガロン(3.78l)――7ドル弱~9ドル強≒539円弱~693円強
*qtはクォート
子供がいる家庭には欠かせない牛乳も・・・
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気軽には買えないと嘆くローカルファミリーも。
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「お腹空いた~」のお値段は?
<ランチの一例>
○マクドナルドのバリューセット――6ドル~7ドル≒462円~539円
○アラモアナ・センターのフードコート「マカイ・マーケット」――6ドル~12ドル≒462円~924円
○有名プレートランチ店「レインボードライブイン」のボーンレスチキンプレート――7ドル≒539円
○有名シェフ、アラン・ウォンが監修する「メイシーズ」デパート内の「パイナップル・ルーム」エクスプレスランチ(スープ・サラダ・サンドイッチ・デザート・ドリンク付)――22ドル≒1,694円
*ドリンクの料金は別です(ドリンク込みのセット価格をのぞく)。
*プレートランチやフードコート以外は、15パーセント程度のチップが必要です。
フードコートもそれほど安いわけではなく。
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「レインボー・ドライブイン」のボーンレスチキンプレート。
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「パイナップル・ルーム」のエクスプレスランチ。
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SOBAやUDON、DONBURIはロコにも人気。
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タバコのお値段は?
タバコは陳列棚になく、店員に言って出してもらいます。
販売店舗や、1箱買い・カートン買いによって価格が変わります。
○マルボロレッド1箱――9.73ドル(ハワイ州の平均価格)≒749円
ハワイのタバコ税の高さは全米でもトップクラス。1箱につき3ドル20セント(≒246円)です。(2012年1月現在)
タバコ税が含まれない免税店でのカートン価格はグッとお安くなります。
ライオンコーヒーのお値段は?
2012年1月某日、「ロングス・ドラッグス」某支店にてチェック!
日本で買うとお値段お高めのライオンコーヒー。
ロコがなにかと頼りにする「ロングス・ドラッグス」で、地元価格をチェーック!
どのフレーバーにしようかな?
○通常価格6ドル79セント(≒523円)のタイプ→セールで4ドル39セント(≒338円)
○通常価格7ドル79セント(≒600円)のタイプ→セールで5ドル29セント(≒430円)
○通常価格12ドル99セント(1,000円)のタイプ→セールで8ドル99セント(≒692円)
映画代は?
ワード・エンターテイメントセンターに入っているシネコン、ワード16スタジアムの場合・・・
映画館の飲食代はかなりの割高。
○一般――10ドル75セント≒828円
○シニア(62歳以上)――7ドル50セント≒578円
○子供(3歳から11歳)――7ドル50セント≒578円
○マチネ――8ドル50セント≒655円
○学生――9ドル≒693円
○3D映画は4ドル(≒28円)増し
郊外の映画館は50セント(≒39円)程度お安くなります。
アメリカンブランドのファッション衣料はオトク!
上級アメリカンブランドがオトクに手に入る「ノードストローム・ラック」。
円高がなければ、ハワイ滞在中の出費はかなり割高に感じられるかもしれません。
そんなハワイで、ナビが自信を持って、「日本よりオトク!」とオススメできるのが、アウトレットやディスカウントファッションストアで購入する、アメリカンブランドのファッション衣料&小物。また、「メイシーズ」デパートでも、セール時には驚くほどの値下げ価格になることが。
ハワイでは日用品よりもアメリカンブランドのファッション衣料&小物をお土産にしたほうがカシコイ選択かも?
なお、ハワイ州でのすべてのショッピングや飲食代金には、オアフ島は4.712%、オアフ島以外の島は4.166%の消費税が追加されます。ホテルの宿泊費にはさらに9.25%のホテル税が。レンタカー代金には1日につき3ドルの道路税が加算されます。
以上、ハワイナビでした!
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-02-09