ディープなハワイはまた次回。ハワイ初心者に送る、最低限押さえておきたい名所や味!
アロハ!ハワイナビです。ディープなリピーターも多いハワイですが、今回はハワイ旅行ビギナーの皆さんに「ハワイ完全攻略法」をお送りしたいと思います。リピーターの皆さんも・・・よろしければ一緒におさらいしてみてくださいね。
ビーチに置かれていたサイン代わりのヤシの実。
日本人にとってあまりにもポピュラーな海外旅行先、ハワイ。
「とりあえずいっぺん行ってみようか」「行こう行こう!」というわけで、初のハワイ旅行を申し込んだのはいいけれど、「で、行ったら何するんだっけ?」。
ハワイのステキなところは、特に何をしなくても楽しいところ。ホノルル国際空港に降り立った瞬間に感じる、生暖かいのに心地よい空気。ビーチに出てノンビリと、ゆれるヤシの葉に潮風を感じたり、エメラルドブルーの海に立つ波を数えたり。気軽な服装で街中を歩けば、親しみを感じる日系の人々や日本ふうの風俗。そちこちで耳にするハワイアンミュージック・・・いるだけで、何か楽しくなってしまう。それがハワイなんです。
イオラニ宮殿の裏にあるハワイ州庁舎。
とはいえ、せっかくの旅行ですから、その土地らしい名所や味を、最低限押さえておきたいですよね。そのあたりをナビがお教えします!今回は、ワイキキや、州都ホノルルを擁する<オアフ島>ですよ~。
名所編 一緒に写真におさまりたい!
これを見ないとハワイに来た気がしません!?
<カメハメハ大王像>
あまりにもベタなチョイスと言われようが、やっぱり実物を目にしたい。1810年、ハワイの歴史上初めて全島を統一し、ハワイ王朝を築いたカメハメハ大王の、おそらく実物よりも若干(?)ハンサムな金箔のブロンズ像です。ガイドブックに必ず載っているカメハメハ大王像と一緒に写真におさまれば、後日ハワイへ行ったという証拠になります!?
ダイヤモンドヘッドをバックに、スマイル!
<ダイヤモンドヘッド>
ハワイの象徴ともいえるダイヤモンドヘッド。映像メディアでハワイが紹介されるときは、たいていワイキキ・ビーチ越しのダイヤモンドヘッドが映し出されます。ワイキキ・ビーチか、ワイキキ・ビーチから徒歩圏内のカピオラニ・パークで、ダイヤモンドヘッドをバックに撮った写真はハワイの記念写真にピッタリです。(アクティブ派は、ダイヤモンドヘッド登頂にチャレンジしてもいいですネ)
強風でも知られます。
<ヌウアヌ・パリ展望台>
ホノルル市内からカイルア方面へ抜けるパリ・ハイウェイの途中にある断崖絶壁の展望台。カイルアやカネオヘ湾などウィンドワード地区の絶景を楽しめます。標準的なオアフ島観光ツアーではたいてい組み込まれているスポットなので、立ち寄る機会があったら、「絶景とワタシ♡」の写真を忘れずに撮ってください。ここは1795年、ハワイ島の統治者だったカメハメハの軍隊が、オアフ島のカラニクプレ大首長軍を追いつめ崖下に落とした古戦場としても有名。残念ながら近くに停留所が無いため、市バス(TheBus)で訪れることは出来ません。ツアー以外では、レンタカーがあれば、寄ってみる価値があります。
観光編 ハワイについて学びたい!
歴史好きのアナタは見逃さないで。
<イオラニ宮殿>
せっかく訪れたからには、その土地の歴史や文化、自然について多少なりとも勉強したいという皆さんにまずオススメしたいのが、アメリカ全土で唯一の宮殿、イオラニ・パレス。来日し明治天皇と会談したことでも知られるハワイ王朝7代目の君主、カラカウア王の命により建造され、1882年に完成しました。瀟洒であることはもちろん、当時の最新技術が取り入れられ、電気や電話が入ったのはホワイトハウスよりも早かったとか。ハワイ王朝の終焉には、カラカウア王の妹であり最後の君主、リリウオカラニ女王が幽閉されていた場所です。
広い敷地を持つビショップ博物館。
<ビショップ博物館>
ハワイ王朝ゆかりの品や美術工芸品をはじめ、ハワイと太平洋の島々に関する遺物、文献、写真などおよそ2千500万点を有する博物館。時間帯によってハワイ文化のデモンストレーションやフラなどのパフォーマンスがあります。ハワイのことを理解したい!という皆さんや、博物館めぐりがお好きな皆さんには強力にオススメします。日本語のパンフレットが用意されているほか、ボランティアガイドの中には日本人の方もいます。
パールハーバー・ヒストリック・サイト
<USSアリゾナ記念館と戦艦ミズーリ記念館>
ハワイといえば、フラ?ウクレレ?サーフィン?マラサダ?悲しいことに、ハワイといえばパールハーバーを思い出す人々もいるんです・・・。USSアリゾナ記念館は、日本の真珠湾攻撃によって沈没した戦艦アリゾナの真上に建っています。戦艦ミズーリ記念館の甲板は日本がアメリカへの無条件降伏の調印を結んだ歴史的な場所。いずれもパールハーバー・ヒストリック・サイトの中にあります。楽しいだけのハワイではなく、戦争について、歴史について確認したい、学びたいという皆さんは、ぜひ。
ビーチ編 各エリアでのオススメ・ビーチは?
海側から見たアラモアナ・ビーチ。
<ホノルル市内(南海岸)>
○ワイキキ・ビーチ○
なんといっても、観光大国ハワイの王道ビーチ。初めてのハワイには外せません。
○アラモアナ・ビーチパーク○
ワイキキ・ビーチではにぎやかすぎる。遠出はしたくないけれど、もう少し静かで観光地的でないビーチへ行ってみたい。そんな皆さんには、ハワイを代表するショッピングモール、アラモアナ・センターの向かいにあるこちらのビーチがぴったり。ワイキキからは市バス(TheBus)かワイキキトロリー、車で5分~15分ほど。ド街中のビーチですが、平日は本当に空いています。週末はローカルの人々でにぎわいますが、それもまた、ロコ気分を味わえて楽しいですよ。
ハナウマ・ベイ
<ハワイカイ地区(東海岸)>
○ハナウマ湾○
正式名称はハナウマ湾自然保護区。ビーチへ降りる前に、海洋保護と海の安全に関する教育ビデオを見ることが義務付けられていたり、海洋環境を守るための規制が設けられているため、ややこしいことは嫌い!という皆さんには向いていないかも?スノーケリングのメッカとして有名ですが、泳ぎや磯遊びにも適しています。もちろん、ビーチでのんびり日光浴するだけでもOK。毎週火曜日は閉鎖されます。
沖合いのマナナ島と、カオヒカイプ島。
○マカプウ・ビーチ○
沖合に浮かぶ2つの島が眺められる、オアフ島最東端の絶景ビーチです。2つの島はガイドブックなどに多数掲載されています(撮影ポイント!)。白い砂が美しいビーチですが、波が荒く、岩場も多いため泳ぐのには不向き。飲み物やスナックを持ち込んで、地元のボディボーダーを眺めながら、ゆったりと、砂浜でくつろいでください。
シャワー、トイレ、更衣室などの施設もそろい、ライフガードも常駐。
<ウィンドワード地区(東海岸)>
○カイルア・ビーチパーク○
のどかなローカルタウンにある全米ベストビーチ・ランキングの常連です。シュガーパウダーのような砂とターコイズブルーの海がなんとも美しい!地元住人によるウィンドサーフィンやカヤック、パドルサーフィンも盛ん。広い芝生のエリアもあり、ロコにまじって1日中ビーチを楽しめます。オバマ大統領がハワイでのバケーションを過ごすのはこのエリア。帰りは、ノスタルジックでオシャレな田舎町として人気のカイルア・タウンを散策しましょう。
ノースらしいノスタルジックな風景。
<ノースショア(北海岸)>
○ワイメア・ベイ・ビーチパーク○
ザ・ビーチ・ボーイズの大ヒット曲『サーフィンUSA』でも歌われたノースショアの絶景ビーチ。冬場には最大級のビッグウェーブがやってくることで知られています。サーフィンに興味がなくても、プロやプロ級サーファーのサーフライドや、自然が作り出す壮大な波を見ているだけで感動しますヨ。夏場は海もグッと穏やかになり、古き良き時代のハワイが感じられる風景の中、ビーチでゆっくりと過ごせます。
お買い物編 このうちどれかは寄ってみて
リゾートらしさあふれるショッピングセンターです。
○ロイヤル・ハワイアンセンター○
ワイキキのランドマークともいえるショッピングセンター。ハワイアンなお土産からヨーロッパの一流ブランド、フードコートから流行りの高級レストランまで、100以上のショップやレストランが揃っています。毎日何かしら無料のハワイアンエンターテイメントやフラレッスン、レイメイキング教室等行われていますので、時間を確認して寄ってみてください。
お買い物好きなら1日では足りないかも。
○アラモアナ・センター○
店舗数およそ300。ハワイを代表する、世界最大級のオープンエアのショッピングモールです。モール内をひととおり回るには半日から1日がかり。地元の駄菓子屋から、全米で人気のファッションチェーンや高級デザイナーズブランド。5つのデパートに、ドラッグストア、スーパーマーケット。カフェやフードコート、レストランと、飲食のチョイスも豊富。ハワイでどこか1カ所だけショッピングセンターに足を運ぶとしたら、ココしかありません。
デザイナーズブランドが日本よりオトクなお値段で!
○ワイケレ・プレミアム・アウトレット○
約50の店舗が集まるアウトレットモール。ワイキキから遠く、入荷のタイミングによってはイイものが全然見つからないこともあるため、短い滞在期間の中で行く価値があるかは、それぞれの考え方次第。お買い物命!なヒトや、「コーチ」や「レスポートサック」をお得に手に入れたいヒトにはオススメします。
食べ歩きが楽しいKCCの朝市。
○KCCファーマーズ・マーケット○
ワイキキからもほど近いKCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ)で毎週土曜日の午前中に開催される朝市は、オアフ島の観光&お買い物スポットとして、ナビのイチ押し!地元産の新鮮野菜や果物、切り花、コーヒー豆から、お土産にふさわしいハワイアンソルトやハチミツ、その場でいただくローカルスタイルのプレートランチやグルメスナックなど。食に興味のある皆さんには特に楽しいハズ!ココを目的に、ハワイ旅行のスケジュールに土曜日を組み込んでもいいかも。
食べ物編 スナックの巻
日系食堂のサイミン。
○サイミン○
日本のラーメンのような、沖縄そばのような、基本的に(干し)エビだしスープの細麺。プランテーション労働者――おそらくは日本人移民――が作り出したといわれています。ハワイ特有の麺モノということで、話のタネに。サイミン専門店もありますが、プレートランチのお店や地元のダイナー、ハワイのファミレス「ジッピーズ」や、なんと「マクドナルド」でもいただけます。
(アメリカ本土のマクドナルドにはありません)
お店のレジ横などにも、よく置いてあります。
○スパムむすび○
スパムを焼くか、砂糖じょう油で煮つけて、長方形のおむすびに乗せ、海苔で巻いたハワイ流おむすび。ローカルキッズの大好物です。スナックとしてスーパーマーケットほか、様々な場所で販売されています。
日本の肉まんとよく似ています。
○マナプア○
中国風の肉まん。中身の具は様々。チャイニーズのおかず屋や、「セブンイレブン」、ガスステーションの売店などで手に入るほか、専門店もあります。
食べ物編 食事の巻
左上から時計回りに、ロミサーモン、ハウピア、チキンラウラウ、カルアピッグ、チキンロングライス、ポイ。
○ハワイアンフード○
タロイモから作られた伝統的なハワイの主食ポイや、カルアピッグ(豚肉の蒸し焼き)、ラウラウ(タロイモの葉で巻いたお肉を、さらにティリーフの葉で包んで蒸したもの)、ロミロミサーモン(手で揉んだサーモンとトマト、玉ねぎの細切れサラダ)など。ハワイ料理レストランやルアウ(ホテルなどが主催する古代のハワイ式宴会を模したディナーショー)でいただけるほか、カルアピッグに関しては、プレートランチのお店からオシャレなレストランまで、いろいろな場所でメニューとしてお目にかかります。
これはジャパニーズスタイルのプレートランチ。Bentoとも呼ばれます。
○プレートランチ○
ローカルスタイルのお弁当。メニューの代表的なものは、バーベキューチキンやフライドチキン、照り焼きビーフにロコモコなど。典型的なプレートランチは、丸く盛られたごはんに、マカロニサラダが付いてくるのがお約束です。
スーパーの鮮魚売り場に陳列された様々なポキ。
○ポケ(ポキ)○
さいの目切りにしたアヒ(まぐろ)などのお魚を、しょう油やごま油ほかの調味料で味付けた、ハワイの定番おつまみです。
ハワイ語での正しい発音は「poke(ポケ)」ですが、英語読みだと「ポキ」になるため、ハワイ出身ではないイングリッシュスピーカーは「ポキ」と呼ぶことが多いです。でも本当は「ポケ」。魚屋やスーパーの鮮魚売り場で手に入ります。地元レストランのププス(おつまみ)やアペタイザー(前菜)として登場することも少なくありません。
食べ物編 スイーツの巻
ロコはダズン(1ダース)買いがあたり前。
○マラサダ○
日本での知名度バツグンの、ローカルスタイルのドーナツ。ルーツはポルトガル移民のおやつです。フワッと軽い口あたりで、2、3個なら楽勝でお腹に入ってしまうのがコワいところです。
観光名所のようになっているシェイブアイス店も。
○シェイブアイス○
暑いハワイの定番スイーツです。「かき氷なんてどこで食べても一緒でしょ?」実はお店によって、結構、味や舌触りが違うんです。お好きなヒトは食べ比べてみても。
スーパーやドラッグストアでも手に入るクラックシード。
○クラックシード○
クラックシード(crack seed)は、ドライフルーツやあられ、さきいか等を総称したローカルスタイルの駄菓子。特に、リーヒンムイ(Li Hing Mui)という甘酸っぱいパウダーをまぶした、梅干しやマンゴーなどのドライフルーツが有名です。ハワイでは子供はもちろん、大人もよく、しゃぶっています!
癒し編 本場ハワイのロミロミ・マッサージ
「ロミ」はハワイ語で「揉む」。
ロミロミ・マッサージとは、ハワイの自然やエネルギーをいただいて、癒し、癒されるマッサージ法。せっかくハワイに来たからには、普通のスパ&エステメニューではなく、ロミロミ・マッサージがオススメです。
交通編
<トロリー>
オアフ島を訪れるハワイビギナーの皆さんは、おそらくワイキキに滞在なさるはず。3泊5日や4泊6日の旅行なら、ワイキキやアラモアナ周辺だけで充分楽しく、あっという間に時間が過ぎていきます。ワイキキからアラモアナ周辺、ダウンタウン間の移動には、観光スポットを効率よく回ってくれる、ワイキキトロリーが便利。一般のワイキキトロリーのほかに、特定の旅行会社やクレジットカード会社が提供するトロリーもあります。
<市バス(TheBus)>
「ザ・バス」と呼ばれる市バスは、オアフ島のほとんどを網羅していて、使い勝手も悪くないのですが、日本のように頻繁に運行していないことや、場所によってはバス停がわかりにくいことが玉にキズ。
<タクシー>
タクシーは街中を流してはいませんが、大きなホテルやショッピングモールなどでは常に客待ちをしています。ホテルやレストランではタクシーやリムジンを呼んでもらうことも可能です。チップは必要ですが、ボラれることもなく(聞いたことありません)、快適です。
<レンタカー>
レンタカーを借りればもちろん、行動範囲は広がりますが、アメリカでの運転に慣れている方以外は、次回のお楽しみにとっておいたほうが無難かも?道路は広め。運転マナーの良いドライバーが多く、走りやすいハワイですが、右側通行に加え、英語での標識や、ガソリンスタンドへの立ち寄りは、慣れるまでは結構ストレス。一方通行道路の多さや、時間帯による車線閉鎖、左折禁止などに戸惑うことも。借りる際には、レンタカー会社のガイドやウェブサイトほかで、ハワイの交通ルールを確認しておいてくださいね。
以上、ハワイナビでした。皆さんのハワイ滞在がハッピーで思い出深いものになりますように。
エ・コモ・マイ・オ・ハワイ E komo mai o Hawaii !(ハワイへようこそ!)
関連タグ:
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-03-10