「イイよ~」と、リピーターから耳にするノースショア。どこへ寄って何を見ればいいの!? ナビがご案内します。題して「ノース初心者のための、はずさないノースショア」
サンセット・ビーチで。
アロハ・カカヒアカ(ハワイ語の「グッドモーニング」)!ハワイナビです。
ワイキキってやっぱりステキ。何度来ても、変わらない楽しさと新しい発見があって・・・だけどそろそろ、オアフ島のワイキキ以外のエリアにも進出したい。ハワイ旅行のリピーターが、「ノースはイイよ~。ワイキキとは全然違うよ」ってよく言うけれど、どうイイの?それを確かめに、さぁ、ナビと一緒に初ノースショアを目指しましょう。題して、「ノース初心者のための、はずさないノースショア」。
ところで、ノースショアって、どこ?
「歴史的に有名な、ハレイワ・タウンへようこそ」
ノースショア North Shore は名前のとおり、オアフ島の北海岸にあたるエリアです。ワイキキからノースショアの代表的な観光タウン、ハレイワの町までは32マイル(およそ51.5km)の距離。レンタカーで行く場合は、1時間半ほど見ておくといいでしょう。ノースショアへの半日~1日ツアーも、大型観光バスで決められたスポットだけに停まるものから、バン使用の回る場所に多少の希望や融通のきくものまで、いろいろとあります。現地のツアーデスクやフリーペーパーなどを参考に、気に入ったツアーがあれば申し込んでもいいでしょう。
左手にワイアナエ山脈を見ながらカメハメハ・ハイウェイをドライブ。
市バス(TheBus)を利用することも出来ます。その場合の始発バス停はアラモアナ・センター。アラモアナ・センターの山側にあるバス停から、52番バス「Route 52 - Wahiawa Circle Isle」に乗ってください。52番バスは、H1フリーウェイからH2フリーウェイを通ってノースショアへ。ドール・プランテーション→ハレイワ・タウン→ワイメアベイ→タートルベイ→ポリネシア文化センターと、ノースショアから南東へ、オアフ島を半周します。ノースショアから西へ向かうワイアルア方面には向かいません。(時間がかかるのは覚悟してください)
ノースショアに到着する手前の観光スポットです。それほど時間も掛かりませんので、興味があったら寄ってみても。
ノースショアの観光タウン、ハレイワ Haleiwa
ノースらしくシャビーで可愛いお店。
ノースショアの入口が、ノスタルジックな観光タウン、ハレイワの町です。ガイドブックに掲載されることの多いノースショアの有名店のほとんどがこちらにあります。ハレイワ・タウンの楽しさは、ハワイの古い面影が残る町並みをぶらぶらと散策すること。あえて「ガイドブック掲載多数」店を目的とせず、気分まかせ風まかせ。自分だけのお気に入りのお店を見つけるのが、本当はオススメ。
散策が楽しいハレイワ・タウン。
とはいえ、まったく情報ナシで行ってしまうと、「もう少し先へ行けば、あのお店があったのか!」「あのショッピングセンターの奥に、良さそうなレストランが入っていたのか!」なんて、あとから後悔してしまうことも。
そこでナビが、とりあえず頭に入れておいたほうがよい情報をお教えしますね。
リゾートウェアのお店、多し。
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外観からして可愛いお店、多し。
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<ハレイワ編>朝ごはんを食べずにノースに到着!朝ごはん、食べた~い
Kono's Breakfast & Lunch
まずオススメしたいのが、「コノズ・ブレックファスト&ランチ KONOS Breakfast & Lunch」。「ノースショアのブレックファストはここで」と、アメリカのガイドブックに掲載された、ハワイに少なくない、朝食と昼食だけのカジュアルレストランです。一番人気の朝食メニューは、6種類から選べるブリトー。「朝食にブリトー!?」まずは試してみてください。朝食がいただけるのは8:00から13:00まで。
ハワイでの朝食はやっぱり、パンケーキ!ハワイでいただくパンケーキ、なぜか美味しく感じるんですよね。「カイノアズ・レストラン・アンド・バー Kainoas Restaurant and Bar」でいただけます。朝食メニューは7:00から14:00まで。
<ハレイワ編>美味しいコーヒー、買いた~い!飲みた~い!
Coffee Gallery
「オアフ島で飲める一番美味しいコーヒー」と絶賛するコーヒー通も多いのが、「コーヒー・ギャラリー Coffee Gallery」。店内で販売されているコーヒー豆はすべて厳選されたメイド・イン・ハワイ。豆の状態で売られていますが、挽いてもらうことも可能です。カフェも併設しているので、ノースで一杯いただきたくなったらこちらへ。
<ハレイワ編>何かと便利なショッピングセンター
ノースらしさにあふれたショッピングセンター。
「コノズ・ブレックファスト&ランチ」「コーヒー・ギャラリー」が入っているのは、「ノースショア・マーケットプレイス North Shore Marketplace」。ほかに、ローカル住人やアメリカ本土からの観光客に人気のメキシカン・レストラン「チョロス・ホームメイド・メキシカンCholos Homestyle Mexican」や、ノースショアスタイルの土産物屋「アロハ・ジェネラル・ストア Aloha General Store」、サーフショップに小さなサーフ博物館、リゾートファッション、アートや工芸品のお店などが入った、のんびりと、楽しく見て回れるショッピングセンターです。
ポリネシアン&ハワイアンの工芸品がそろうお店も。
トイレも2カ所あるので、休憩スポットとして立ち寄るのに最適。
「カイノアズ・レストラン・アンド・バー」は、「ハレイワ・ショッピング・プラザ Haleiwa Shopping Plaza」の中にあります。
<ハレイワ編>ハレイワといえば、やっぱりシェイブアイス
行列のできる店「マツモト・シェイブ・アイス」。
いったいいつから、ハワイ名物の1つにシェイブアイスが加わったんでしょう!? 80年代、90年代は、特別にシェイブアイスが騒がれることもなかったように記憶していますが(ナビ、遠い目)。日本のかき氷と比べて、特別にグルメなお味でもないと思いますけど・・・(ナビ、小声)。日本のかき氷のように洗練されていない、いわば昭和の味が受けているのかもしれません。ハワイの気候にも合いますしネ。ハレイワのシェイブアイスといえば、超有名店「マツモト・シェイブアイス Matsumoto Shave Ice」。いや、「アオキ・シェイブアイス Aoki Shave Ice」のほうが美味しくね?という人も結構います。
シェイブアイスの隠れた名店。
「ノースショア・マーケットプレイス」の中にある土産物店「アロハ・ジェネラル・ストア」には、店内で販売されているシェイブアイス目当てに、地元住人が足しげく通います。
実は、「マツモト・シェイブアイス」から「アオキ・シェイブアイス」にまたがる土地に、2011年3月現在、ショッピングセンター開発計画が出ています。着工の時期は未定ですが、ほぼ決定とのこと。いまの店舗があるうちに寄っておくと、数年後、「昔のシェイブアイス店には、もっと風情があってねェ」なんて自慢できるかもしれません!?
<ハレイワ編>ノースショア名物、シュリンプ・トラック
ハレイワ・タウンの入口近くに、プレートランチ・トラックが集まる空き地が。
すっかりノースショア名物となった、シュリンプのプレートランチ。ハレイワの町を中心に、ノースショアの道路沿い、あちらこちらに停まっている、トラックスタイルのお店で販売されています。老舗といえる「ジョバンニズ・オリジナル・ホワイト・シュリンプ Giovannis Original White Shrimp Truck」、ワイキキやミリラニ地区にも進出を果たした「ブルーウォーター・シュリンプ&シーフード Blue Water Shrimp & Seafood Co」など、有名店から無名店まで、さまざまなお店が存在します。
Macky's
ハレイワの町の入口にある「マッキーズ・カフク・スイート・シュリンプ Mackys Kahuku Sweet Shrimp」は現在、いきおいがあるお店。シーフード・フェスティバルの一環として行われた「シュリンプ・トラック対決」で、ほかの有名店を押さえて優勝したことも。ただ、シュリンプ・トラックに関しても、あらかじめ、「ココ!」と決めずに、出たとこ勝負の直感で決めるのもいい思い出になると思いますヨ。
<ハレイワ編>日曜日にハレイワを訪れたら
Haleiwa Farmers' Market
すっかり、ファーマーズ・マーケット・ブームといってもいいハワイ。オアフ島のあちこちで、曜日を替えて大小さまざまなファーマーズ・マーケットが開催されています。「ハレイワ・ファーマーズ・マーケット Haleiwa Farmers’ Market」*は、祝祭日以外の毎週日曜日に、9:00から13:00まで開催されます。規模はそれほど大きくありませんが、掘り出し物が見つかるかも?日曜日のお昼までにハレイワに到着したら寄ってみましょう。
*会場が農業用地だったため、商業目的での利用は不可とハワイ州政府より通達。開催の継続につきマーケットと政府で交渉が行われていましたが、2012年6月15日、政府により即時閉鎖が決定されました。今後の再開については未定。(2012年6月30日追記)
「搾りたて砂糖きびジュース」
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ローカル住人はワンちゃん連れで。
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ノースのビーチ、どこへ行く?<ハレイワ~サンセット編>
食べ物や飲み物を入れたクーラーボックス持参なら、ゆっくりできます。
有名ビーチ、伝説的ビーチだらけのノースショア。かといって、全部のビーチを回っていたのでは、じっくりノースショアの良さを感じることができません!(全部回ることも可能ですが)
ここでは各ビーチの特色をお伝えします。ビーチの場所と様子を軽くチェックして・・・どのビーチで過ごすかは、これまた当日の勘や印象で決めてみてください。どのビーチを選んでも特上の休日になることは、ナビが保証します。全部がおすすめビーチです!
超有名ビーチには大型観光バスもやってきます。
なお、ノースショアのビーチは、夏季(5月~10月)と冬季(11月~4月)ではかなり様子が違います。夏季は波が穏やか。ファミリーで泳ぎやスノーケリングなどを楽しめます。冬季はビッグウェーブの季節。波の大きな日は、プロやプロ級のサーファー以外の一般観光客は、海には入らず(入れず)、砂浜だけを楽しむ(楽しまざるを得ない)場合もあります。
○ハレイワ・アリイ・ビーチパーク(アリイ・ビーチパーク)○
Haleiwa Alii Beach Park (Alii Beach Park)
ハレイワの町から徒歩圏内。広い芝生エリアのある地元ファミリー御用達ビーチ。トリプル・クラウン・サーフィン大会開催地。
○ハレイワ・ビーチパーク○
Haleiwa Beach Park
ハレイワの町から徒歩圏内。地元民多し。ハレイワ・アリイ・ビーチパークより小さめ。
○ラニアケア・ビーチ(ラニズ・ビーチ)○
Laniakea Beach (Lani’s Beach)
「タートル・ビーチ」の別名が。ウミガメとの遭遇スポット。
○ワイメア・ベイ・ビーチパーク○
Waimea Bay Beach Park
ザ・ビーチ・ボーイズの『サーフィンUSA』でも歌われた超有名ビーチ。入り江のビーチを見下ろす教会の風景はガイドブック掲載多数。エディ・アイカウ・メモリアル(サーフィン)大会開催地。
○ププケア・ビーチパーク(シャークス・コーブ / スリー・テーブルズ)○
Pupukea Beach Park (Shark’s Cove / Three Tables)
海洋生物保護地区に指定されているスノーケリング・スポット。波が穏やかな際のタイドプール(潮だまり)での水遊びは、キッズのいるファミリーにぴったり。
○エフカイ・ビーチパーク(バンザイ・パイプライン)○
Ehukai Beach Park (Banzai Pipeline)
冬場は巨大なチューブ(波のトンネル)が見られることで有名。トリプル・クラウン・サーフィン大会開催地。
○サンセット・ビーチパーク○
Sunset Beach Park
大型観光バスが乗りつける超有名ビーチ。オアフ島で最も長いビーチの1つ。プカシェルが見つかることも。トリプル・クラウン・サーフィン大会開催地。
ワイアルア Waialua 方面には何がある?
「ワイアルアへようこそ 世界最高ののシュガーの生産地」
ノースショアの東側が、ハレイワやワイメア方面。西側にあるのがワイアルア方面です。
ワイアルアはかつての砂糖きびプランテーションの町。数年前のアメリカのガイドブックでは、「ゴーストタウン」と評されてしまいましたが、2011年現在、主要な産業はコーヒー豆栽培と精製に変わり、旧砂糖きび工場を利用しての地域再生が始まっています。
Waialua Sugar Mill
町の中心地にあたる旧砂糖きび工場、ワイアルア・シュガーミル(Waialua Sugar Mill)は、日本のガイドブックに掲載されることも多い、「ワイアルア・コーヒー・ファクトリー Waialua Coffee Factory」や「ノースショア・ソープ・ファクトリー North Shore Soap Factory」の入った観光スポット。また、敷地内では、祝祭日以外の毎週土曜日朝からお昼頃まで、小さな(本当に小さな)ファーマーズ・マーケットも開催されています。
ワイアルアの町をさらに西へ車で5分ほど進むと、観光客も滅多に訪れない、超ローカルなビーチ、「モクレイア・ビーチパーク Mokuleia Beach Park」があります。平日に訪れれば、この美しいビーチを独り占めできる可能性も。
エ・コモ・マイ・オ・ノースショア E komo mai o North Shore(ノースショアへようこそ)!
アナタだけのステキなノースショアが見つかりますように。
以上、ハワイナビでした。
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-03-17