水質の良い水道水、衛生概念は少し違いも!
<ハワイの水>
ハワイの水道水は水質が良く、飲んでも全く問題ありません。アメリカ本土の多くの都市で水道水に添加されているフッ素も入っていません。「ハワイの水道水は日本で飲む水道水より美味しい」という人もたくさんいるんですよ。
デパートのエレベーターホールには水飲み場が。
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ハワイの海水や水質は全米トップという調査結果が出ています。
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スーパーやドラッグストアでは、ハワイ産のミネラルウォーターも各種販売されています。24本入りのケースで5、6ドルなどお安いものもあるので、滞在日数が長い場合や人数が多い場合は、ケース入りを買ってみるのもいいかもしれません。持って帰るときに重たいのが難点ですが・・・。
ハワイの大手、メネフネ・ウォーター・カンパニー。メネフネとは昔カウアイ島に住んでいたという伝説がある妖精・小人族です。
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様々なサイズのボトルウォーター。日本人には好評なミニサイズですが、割高なのでローカルには人気がありません。
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ホテルやコンドミニアムの洗面所の水に関しては、「飲まないで下さい」と書かれてあることがあります。その場合はもちろん、飲まないようにしましょう。
*飲まないで下さい - NON POTABLE(飲料に適していない)
NOT SUITABLE FOR DRINKING(飲料に適していない)
<ハワイの衛生>
アメリカ人の衛生観念は比較的高いのですが、日本人のそれとは多少ズレがあります。
保育園児の遠足にボランティアとして付き添った際のこと。芝生の上にレジャーシートを敷いて、皆で、さぁ、お弁当となりました。園児たちには紙コップに入ったジュースが配られたのですが、そのジュースをこぼさないようにと先生が出した指示。それは、「脱いだ運動靴の中に紙コップを入れなさい」。脱いだ運動靴を紙コップのスタンド代わりに使えというわけです。園内では、トイレのあと手洗い洗剤を使って手を洗うことを徹底するなど、衛生には気を配っている保育園なのですが・・・日本人の感性とはどうも少し違います。
こちらで使われている一般的なおてふき。日本のむか~しのヤツみたいに匂いがキツめ。
また、レストランやカフェで、濡れ布巾を使ってテーブルを拭かず、スプレー式洗剤を直接テーブルに吹きつけて、それをペーパータオルで拭くケースがあります。濡れ布巾を使うよりもバッチリ消毒されていて、衛生的なのかもしれません。ただ、汚れを拭かず、汚れの上から洗剤を吹きつけて拭きとったテーブルは、触るとベタベタして、日本人からすると、気持ちのいいものではありません。
もっとも、そうした感覚の違いを発見するのも、旅の楽しみではあります。
<ハワイのトイレ>
デパートのトイレ内にはゆっくり休めるスペースも。
ホテル、デパート、ショッピングモールの中のトイレは、定期的に清掃されており、比較的清潔です。日本のように音姫やウォシュレットは設置されていませんが、ほとんどの場合、紙製の、流せる使い捨て便座シートが備えられています。洗面エリアには必ずといっていいほど、手洗い用洗剤も設置されています。また、ハンカチを持ち歩く習慣のないアメリカゆえ、ペーパータオル、もしくは少数派ですが、エアータオルが用意されています。
(ビーチや公園などのトイレはいずれも設置されていない場合が多いです)
デパートなど、日本とは違ってトイレがわかりにくい場所にあることも多いので、その場合は店員などに、
「Where is the bathroom? (ウェラ・イズ・ザ・バスルーム?)」
と訊いてみましょう。語尾を上げて、
「Bathroom? (バスルーム?)」
と訊くだけでも大丈夫です。
トイレの男女の表記は、「Women(女性)」「Men(男性)」や、「Ladies(女性)」「Gentlemen(男性)」のほかに、ハワイ語で「Wahine(女性)」「Kane(男性)」と書かれていることもあります。また、ショッピングモールなどには、「Family Restroom(家族用トイレ)」と書かれた、子供連れで入れる広めのプライベートトイレもあります。
トイレの順番を待つ際は、もちろん、1列並び。ハンディキャップ用の広いトイレも、利用者がいないときは、使用して構いません。
6、7歳までの小さな男の子は、父親が一緒でない場合、1人で男性用トイレに行かせずに、母親と女性用の、もしくは家族用のトイレに入ったほうが良いかもしれません。頻繁に起こることではありませんが、小さな男の子が性犯罪に巻き込まれる可能性が無いとはいえません。
言うまでもないことですが、夜遅くなってからの、ビーチや公園のトイレには近づかないように。また、開店早々、閉店間近の人気のないショッピングモールのトイレも、気をつけるに越したことはありません。
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記事登録日:2009-12-01