式にはマスト！

テーブルの上に並んだフレッシュフラワーレイ。スーパーマーケットで買ってきたものです。ハワイではスーパーの青果売り場の端っこにフレッシュレイの入った冷蔵ショーケースがあったりします。レイはそれだけ身近なもの。ほとんど生活必需品!?

けれど今日はスーパーではなくレイショップへ。生花レイの専門店へ行ってみます。右奥に見えているのは、実物1/2サイズの厳島神社の鳥居。ホノルルの姉妹都市である広島県と広島商工会議所から2001年に寄贈されたもの。

「ル・フラワーズ」があるここモイリイリの町は、かつて日本からの移民が多く住む日系人町だったんです。広島移民のコミュニティもあったはず。さて、お店には数人の列がありました。ナビの後ろに並んだ女性の2人組、「今日は列が出来てるわ」「Graduation！　卒業シーズンだからよ」

確かに。この週はオアフ島の公立高校の卒業式ラッシュでした。家族や知り合いの卒業生に贈るレイを買う。卒業生はそれらを首から幾重にも下げる。ハワイの卒業式のお約束です。ナビは友人の誕生日用のレイを買いに来たんですが、ウチ用の切り花も欲しくなりました。だってこのイキイキとした鮮やかさ。癒される、というより元気をもらえそうな花たちという気がします！

「Next（次の方）！」店員さんに呼ばれてガラスケースの前へ。以前は、自分で勝手にケースを開けて選んで買って、だったんですが。コロナ禍からでしょうか、それとも忙しい卒業式シーズンだから？　客は触らず店員さんが開けて取り出すスタイルに変わっていました。ナビはしばらく目移り。特にこれと前もって決めていた花があるわけではないので。

逆に「これ」があり、求めていたピカケの花のレイがないと店員さんに告げられて、さっさと手ぶらで去っていくお客さんもいました。手前で女性が選んでいるのはハクレイ。首ではなく頭に飾るレイです。ハワイのツアーで参加者にレイがかけられることもありますが、そんな機会がなければ、ぜひ、ご自分にレイをプレゼントしてみてもいいかも。ハワイならではの幸せ気分になれそうです。