6月のハワイ 【2012年】

子供たちは夏休み。キング・カメハメハ・デーにはカメハメハ大王像が華やかなレイで彩られます!

夏休み中も学校(サマースクール)に通うハワイのキッズ

夏休み中も学校(サマースクール)に通うハワイのキッズ

アロハ~、ハワイナビです。
5月後半、ひと足早く夏休みに入っていたパブリック・スクール(公立の小中学校、高校)に続き、プライベート・スクール(私立校)も夏休みに入る6月。夏休み真っ盛りだというのに、街やビーチに子供たちがあふれていない!? 大半の子供たちは、サマースクール、サマーキャンプ、サマープログラムと名前は違いますが、つまりは夏休み中の教育プログラムやデイケアプログラムに参加して(させられて)います。両親の共働きが当然、かつ、子供を家に一人(もしくは友達同士)でいさせることが社会的に容認されていない*ため、夏休みといえども、子供たちはサマースクールに通わなくてはイケナイのです。
夏休みでもキッズの自由時間は週末だけ・・・ってことも!

夏休みでもキッズの自由時間は週末だけ・・・ってことも!

*ハワイ州を含む多くの州で、具体的な年齢を示した「○歳以下もしくは○歳未満の子供を1人で家に残してはいけない」という州法はありません。ただ、自分で責任を取れない年齢の子供が危険な状態に陥った場合、その両親は、「子供の安全を怠った=放置(ネグレクト)」として法に触れることになります。
(ハワイ州政府福祉課児童保護局による)
6月のハワイ、まずは祝日からご紹介しましょう。
ハワイには、アメリカ合衆国連邦が定めた祝日「フェデラル・ホリデー Federal Holidays」または「ナショナル・ホリデー National Holidays」と、ハワイ州が独自に定めた祝日「ハワイ・ステート・ホリデー Hawaii State Holidays」があります。

6月11日(月)キング・カメハメハ・デー King Kamehameha Day

ハワイ島ヒロの町に建つカメハメハ大王像

ハワイ島ヒロの町に建つカメハメハ大王像

<ハワイ州の祝日>
キング・カメハメハ・デーは、カメハメハ大王(カメハメハ1世)を偲び、その偉業を称えることを目的に、1871年12月22日、カメハメハ大王の曾孫である、カメハメハ5世(ロット・カメハメハ)によって制定されました。当日は各地で祝賀イベントが開催されます。
このキング・カメハメハ・デー、あちこちでカメハメハ大王の誕生日であると紹介されているのですが・・・ナビは声を大にして言いたいのです。
カメハメハ大王生誕地、コハラ・コーストにある国定史跡、プウコホラ・ヘイアウ(古代ハワイの祭祀場)

カメハメハ大王生誕地、コハラ・コーストにある国定史跡、プウコホラ・ヘイアウ(古代ハワイの祭祀場)

「キング・カメハメハ・デー6月11日はカメハメハ大王の誕生日ではありません!」
(命日でもありません。命日は1819年5月8日といわれています)

ハワイ島(ビッグ・アイランド)、コハラ・コーストにあるカメハメハ・アカヒ・アイナ・ハナウと呼ばれる場所で生まれたとされるカメハメハ大王ですが、その生誕については不明な点も多く、誕生日はおろか、誕生年もはっきりとわかっていないのです。一般には1758年生まれとされますが、1737年など諸説あり、1736年から1761年までの間に生まれたのは間違いないだろうといわれていますが、解明されていないのが事実です。
プウコホラ・ヘイアウは1790~1791年、カメハメハ大王がカフナ(神官)の助言によって建立しました

プウコホラ・ヘイアウは1790~1791年、カメハメハ大王がカフナ(神官)の助言によって建立しました

1863年12月11日、自らの誕生日に即位したカメハメハ5世は、12月11日を「カメハメハ・デー」という記念日にしましたが、1871年になり、6月11日を「キング・カメハメハ・デー」とし、自らではなく、曾祖父を祝福する日へと変更したのでした。

6月の祝日はキング・カメハメハ・デーのみです。
<6月11日(月)当日の各機関・施設の予定>
○州の公的機関や図書館は休み。ザ・バスは休日ダイヤ。国の祝日ではないため、連邦政府機関、ほとんどの企業や銀行、郵便局はオープン。
○ショッピングモール、小売店、飲食店は通常通りの営業。
○動物園や博物館など各文化&レジャー施設は、もともと月曜休園・休館の施設をのぞきオープン。ただし「クイーン・エマ・サマー・パレス」は休館。
○休館となる施設――クイーン・エマ・サマー・パレスほか、月曜休館の以下:ハワイ陸軍博物館、ハワイ州立美術館、ホノルル美術館、ミッションハウス博物館、ハワイ日本文化センター

6月の気候は

色白さんはもちろん、もとから小麦色という方も、夏季のハワイの太陽を甘く見ないで!

色白さんはもちろん、もとから小麦色という方も、夏季のハワイの太陽を甘く見ないで!

日射しが強いので、紫外線対策は忘れずに。ビーチへ繰り出すのなら老若男女とも日焼け止めは必需品。早く黒く焼きたいからと、日焼け止めナシ、またはサンローションをガンガン塗ってプールサイドに半日・・・全身、ほぼ火傷状態になってしまった悲惨なケースも。サングラスや、人によっては日除けの帽子も必要でしょう。ただ・・・ワイキキほかの観光エリアでUVカット手袋を着用している日本人女性をときどき見かけますが、ん~、焼きたくないお気持ちはわかりますが、やはり、ハワイではファッションや見た目的にミスマッチ! ハワイに来たなら、多少の日焼けはまぬがれない、とナビは思いマス・・・。
ワイキキ・ビーチは夏本番!

ワイキキ・ビーチは夏本番!

6月のオアフ島のおよその気温は以下の通り。隣島の場合は若干異なります。
平均気温 最高気温 最低気温 海水温度 平均降水量
26℃    29℃     22℃    26℃    8mm

6月のオアフ島ホノルルの平均日照時間は10.4時間。
6月1日の予定日の出時刻は午前5時49分。予定日の入り時刻は午後7時10分。
6月30日の予定日の出時刻は午前5時53分。予定日の入り時刻は午後7時17分。
次に、ハワイで開催される5月の主なイベントをご紹介します。

6月3日(日)テイスト・オブ・ハワイ<カウアイ島>

ワイルア川ほとり。シダの洞窟ツアーもこちらから出航

ワイルア川ほとり。シダの洞窟ツアーもこちらから出航

Taste of Hawaii
リフエ空港に近いワイルア川ほとりで開催されるフードフェスティバル
カウアイ島のリフエ空港に近いカパア地区で行われるフード&ドリンクフェスティバル。ハワイ中から集まった50名のベストシェフが腕をふるう自慢料理のほか、15台ものドリンクステーションが用意され、ビールやワイン、ソフトドリンク、コーヒー、スムージーなどが楽しめる、サンデーブランチ形式のイベントです。
場所は、カウアイ島一の観光ルアウ(古代ハワイ式の宴会を模した観光ショー)の開催場所として知られるワイルア川ほとりの「スミス・トロピカル・パラダイス」。10組以上のグループによるエンターテイメントも予定されています。
チケットは前売り券100ドル、当日券115ドル(すべての食事&アルコールを含むドリンク付き)。
前売り券の販売場所など詳細は公式ウェブサイトをご参照ください。

6月8日(金)-10日(日)まつりインハワイ-パンパシフィックフェスティバル

Matsuri in Hawaii ―― Pan-Pacific Festival
3日間にわたり、ワイキキの各所とアラモアナ・センターのセンターステージで開催
環太平洋の文化の共有と国際親善を目的に、日本から多数のフラや和太鼓などの芸能文化団体がハワイに集結し、日頃の成果を披露するフェスティバル。地元ハワイからの各国伝統芸能グループも参加します。1980年代から始まった大規模なイベントは今回で33周年。
初日の8日(金)の午後6時から午後10時は、カラカウア・ストリートで3万人以上の人出が予想されるホオラウレア(前夜祭)が。最終日の午後5時から午後8時には、同じくカラカウア・アベニューでパレードが行われます。パレードは約2000名の行進者と、19台のパレード車、3台の山車(だし)、4隊のバンドの参加が予定され、Saratoga Rd とFort DeRussyの交差点付近からスタート。Kalakaua Aveを通り、Kapiolani Parkで終了します。

6月8日(金)‐16日(土) キング・カメハメハ・セレブレーション

ホノルルのダウンタウンにあるカメハメハ大王像

ホノルルのダウンタウンにあるカメハメハ大王像

King Kamehameha Celebration
ハワイ各地でキング・カメハメハ・デーを祝うイベントやパレードなど
キング・カメハメハ・デーを祝して、オアフ島を始めとするハワイ主要4島で、カメハメハ大王像へのレイ献花セレモニーや、パレード、「ホオラウレア」と呼ばれるフェスティバルなどが開催されます。

<オアフ島>
6月8日(金)15:30- カメハメハ大王像レイ献花セレモニー 
ダウンタウンのイオラニ宮殿向かいに建つカメハメハ大王像に、消防局のはしご車を使って、長さ7mほどもあるフレッシュレイが掛けられます。周辺ではハワイアンミュージックの演奏とともにフラが披露され、カメラを持った観光客やロコでにぎわいます。
6月9日(土)9:00- 第96回キング・カメハメハ・セレブレーション・フローラルパレード
イオラニ宮殿からカピオラニ・パークまで――ダウンタウンのKing StとRichards Stの交差点から出発し、King StからPunchbowl Stへ、Ala Moana BlvdからKalakaua Aveを通り、Monsarrat Ave近くの Kapiolani Parkで終了――の大がかりなパレードです。パレードの行進者は約6000名。パレード車50台、山車(だし)10台、バンド8隊が参加予定です。
6月9日(土)10:00 – 16:00 キング・カメハメハ・セレブレーション・ホオラウレア
上記のパレードに続き、カピオラニ・パークで開かれる「ホオラウレア」(フェスティバル、お祭)です。フラやハワイアンミュージックなどのエンターテイメント、アート&クラフト、プレートランチやスナックのブースが出店されます。

<ハワイ島(ビッグ・アイランド)>
○ヒロ地区○
6月10日(日)17:00- ヒロ・ベイフロント・パークのカメハメハ大王像レイ献花セレモニー
○コハラ地区○
6月11日(月)8:00- カパアウのカメハメハ大王像レイ献花セレモニー
6月11日(月)9:00- フローラルパレード
6月11日(月)10:00- カメハメハ・パークでホオラウレア。ハワイアンミュージック、フラ、フードやアート&クラフト・ブースなど
○カイルア・コナ地区○
6月16日(土)9:00- アリイ・ドライブでキング・カメハメハ・パレード
6月16日(土)11:00 – 16:00 キング・カメハメハ・ホテルのコートヤードでホオラウレア

<マウイ島>
6月16日(土)9:00- カメハメハ・イキ・パークでホオラウレア
6月16日(土)9:45- ラハイナ地区のフロント・ストリートでカメハメハ記念パレード

<カウアイ島>
6月16日(土)9:00- リフエ地区でキング・カメハメハ・フローラル・パレード、引き続きホオラウレア。

6月13日(水)-17日(日)マウイ・フィルム・フェスティバル<マウイ島>

夜空の下の特設巨大スクリーンで映画を観賞

夜空の下の特設巨大スクリーンで映画を観賞

Maui Film Festival
ワイルアとカフルイ地区で開催される映画のプレミア試写会&関連イベント
今年で13回目を迎える映画祭。ワイレア・リゾート内「ワイレア・ゴールド&エメラルド・ゴルフコース」の屋外巨大スクリーンや、カフルイ地区の「マウイ・アート&カルチャーセンター」内シアターで、映画のプレミア試写会が行われるほか、ワイレア地区の各会場で関連イベントが開催されます。
イベントの内容は、オープニングナイト・トワイライト・レセプション、映画製作者とのパネルディスカッション、何店もの有名レストランが出店するフードフェスティバル「テイスト・オブ・ワイレア」ほか。前売りチケットやイベントスケジュール、各会場の詳細は公式ウェブサイトをご参照ください。

6月15日(金)アイ・ラブ・チャイナタウン・フェスティバル

21歳以上の大人は深夜2時まで遊べます

21歳以上の大人は深夜2時まで遊べます

I love Chinatown Festival
チャイナタウン、ヌウアヌ・アベニューで午後6時から深夜2時まで
チャイナタウンの一角、ホテル・ストリート(Hotel St)とキング・ストリート(King St)の間のヌウアヌ・アベニュー(Nuuanu Ave)で催されるストリートフェスティバル。フラやライブミュージック、ダンス、ローカルコメディ、詩の朗読などのエンターテイメントが予定されているほか、さまざまなプレートランチやスナック、アート&クラフトのブースが出店されます。時間は午後6時から深夜2時まで。ただし午後10時以降は21歳以上のみ。午後5時30分からは、車や自転車のバレーパーキングあり。

6月17日(日)ノースショア・トライアスロン

会場となるモクレイア・ビーチ

会場となるモクレイア・ビーチ

North Shore Triathlon
ワイアルア地区のモクレイア・ビーチパークでスタート&フィニッシュ
一世を風靡した米人気テレビシリーズ『LOST』の撮影地にもなったモクレイア・ビーチパークで開催される、スイム400m・バイク10マイル・ラン3マイルのトライアスロン大会。個人とリレーチーム(男声・女性・男女混合)部門があります。
エントリーの締め切りはハワイ時間6月5日(火)。郵送(当日消印有効)かオンラインにて。参加予定人数に達していない場合は、大会当日朝のエントリーも可能です。大会は午前6時から。チェックインやエントリーは午前4時30分から5時45分まで。
詳細は主催のhawaiiswim.comのホームページをご参照ください。

6月22日(金)23日(土)キング・カメハメハ・フラ・コンペティション

ニール・ブレイズデル・センター

ニール・ブレイズデル・センター

King Kamehameha Hula Competition
ワード・アベニューにあるニール・ブレイズデル・センターのアリーナで開催
今年で39回目を迎える、オアフ島で開催されるフラ・コンペティションとしては最大級の伝統あるフラ大会。カヒコ(古典フラ)、アウアナ(現代フラ)、チャント(詠唱)、男女混合などの部門があり、日本からも、日本国内の予選大会で優勝したフラ・ハラウ(フラ学校)が出場します。さらに、カナダやメキシコ、カリフォルニア、ネバダ、テキサスなどからの参加も。4月にハワイ島で開催される世界最大のフラの祭典「メリー・モナーク・フェスティバル」に比べるとチケットは手に入りやすく、前売り券が、ニール・ブレイズデル・センターのボックスオフィスで購入できるほか、当日券も販売されます。
前売り券は、オンラインチケット販売大手「チケットマスター」で購入することも可能。(前売り券の販売は5月29日午前9時より)
チケットは8ドル50セントから24ドルまで。
また、22日(金)は午後6時から、23日(土)は午後1時からの開演となります。

最後にナビの、6月のプチ・ハワイ語講座!
数字の「6」をハワイ語では、「Eono(エオノ)」。
「6月」は、「Iune(イウネ)」といいます。英語の「June」をハワイ語で聞き取り、発音したものです。
以上、ハワイナビでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-05-30

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