3月のハワイ 【2012年】

3月のハワイはパレード、パレード、パレード!

3月のワイキキ。日射しがまぶしい~!

3月のワイキキ。日射しがまぶしい~!

アロハ~、ハワイナビです。
常夏の島として知られるハワイですが、それなりに季節の変化はあり、10月から3月はハワイの冬季。冬季は朝夕冷え込み、降水量が増えるなど、肌寒い日々もありますが、3月に入ると夏季はすぐそこ。Tシャツの上に羽織るカーディガンやフーディも出番が少なくなり、日中は汗ばむことが多くなります。
ハワイの公立校にはスプリングブレークと呼ばれる春休みがあり、2012年度の春休みの日程は3月12日(月)から16日(金)、ただし土日などを含めた最長日程は3月9日(金)から18日(日)。この間は、朝晩の交通渋滞が多少やわらぎます。
私立校は学校によって春休みのスケジュールもさまざまです。
3月のハワイ、まずは祝日からご紹介しましょう。

3月26日(月)プリンス・クヒオ・デー Prince Kuhio Day 【州の祝日】

プリンス・クヒオ(1871-1922)

プリンス・クヒオ(1871-1922)

プリンス・クヒオ・デーは、「庶民の王子」として人々から尊敬され親しまれたクヒオ王子の生誕記念日で、ハワイ州だけの祝日です。正式名称は王子のフルネームで「プリンス・ジョナ・クヒオ・カラニアナオレ・(ピイコイ・)デー」。
クヒオ王子は1871年生まれで、カウアイ島最後の王カウムアリイの曾孫。ハワイ王朝7代目カラカウア王妃(カピオラニ女王)が伯母にあたるため、カラカウア王夫妻の養子となります。カラカウア王の妹でありハワイ王朝最後の君主リリウオカラニ女王からは第一王位継承者に指名されていましたが、1893年にハワイ王朝は廃止。
ホノルルマラソンの舞台となるオアフ島の幹線道路、カラニアナオレ・ハイウェイはクヒオ王子にちなんだ命名。

ホノルルマラソンの舞台となるオアフ島の幹線道路、カラニアナオレ・ハイウェイはクヒオ王子にちなんだ命名。

のちの1902年、クヒオ王子はハワイ準州唯一のアメリカ下院議員に選出され、1922年に50歳で亡くなるまで幾度も選出され続けます。
クヒオ王子の功績として広く知られているのは、1921年に制定された「ハワイアン・ホームステッド法」。ハワイアンの血が50パーセント以上入ったハワイ州民に20万エーカー(約809平方km)の公有地を無料分譲するというハワイアン擁護の法令です。
また、1919年、アメリカ議会にハワイ立州法案を初めて提出したのもクヒオ王子。ハワイ準州は1959年にアメリカ合衆国50番目の州に昇格。クヒオ王子の法案は40年後にようやく実現したわけです。
<3月26日(月)当日の各機関・施設の予定>
○連邦政府機関や多くの企業は通常通りの営業。一部銀行は休み。
○ハワイ州政府機関、学校は休み。ザ・バスは休日ダイヤ。
○ショッピングモール、小売店、飲食店は通常通りの営業。
○動物園や博物館などの各施設は、もともと月曜休園・休館の施設をのぞきオープン。ただし「エマ女王夏の離宮」は休館。
以下の施設はオープン。
以下の施設は休館。

3月の気候は

3月はまだザトウクジラの姿が。オーシャンビューならホテルの部屋から見えることも。

3月はまだザトウクジラの姿が。オーシャンビューならホテルの部屋から見えることも。

冬季もそろそろ終わり。マウイ島をはじめとする各島で12月下旬から催行されていたホエールウォッチングも楽しめるのはあとわずか。4月に入ると冬の間ハワイを訪れていたザトウクジラがアラスカの海へ帰ってしまうため、ホエールウォッチングツアーもお休みとなります。
肌寒さを感じることも少なくなり、ハワイ滞在中の服装はノースリーブや半袖だけでも大丈夫。とはいえ、冷房対策にちょっと羽織れるものがあると安心です。*
*のハズだったんですが、3月初旬、ハワイは豪雨に見舞われ、オアフ島、マウイ島、カウアイ島には鉄砲水警報や高波警報、雷注意報等が発令されました。また一部地域には雹(ひょう)が降るという現象も。一時は気温が下がり、カーディガンやフーディを着こむロコも少なくありませんでした。(3月9日)
もちろん、海には入れます♪

もちろん、海には入れます♪

3月のオアフ島ホノルルのおよその気温は以下の通り。隣島の場合は若干異なります。

平均気温 最高気温 最低気温 海水温度 平均降水量
23℃     26℃    19℃    24℃    73mm

○3月のオアフ島ホノルルの平均日照時間は8.7時間。
○3月1日の予想日の出時刻は午前6時51分。日の入り時刻は午後6時36分。
○3月31日の予想日の出時刻は午前6時25分。日の入り時刻は午後6時46分。
次に、ハワイで開催される3月の主なイベントをご紹介します。

3月2日(金)-4日(日)ホノルルフェスティバル Honolulu Festival

2011年度の最終ステージを飾った新潟県帝京長岡高等学校チアリーディング部

2011年度の最終ステージを飾った新潟県帝京長岡高等学校チアリーディング部

ハワイ・コンベンションセンターをはじめ、アラモアナ・センターやワイキキ・ビーチウォークで開催
今年度で18回目となり、毎年3月の恒例行事としてローカルの人々にもすっかりおなじみになりました。日本各地のお祭りや文化、芸能、武道やスポーツ、伝統工芸などを通じて日本とハワイの人々の交流を深めることを目的としたフェスティバルです。開催期間中は、日本からやってきた様々な団体のパフォーマンスが、ハワイ・コンベンションセンターやアラモアナ・センター、ワイキキ・ビーチウォークといったワイキキ周辺で披露されます。2012年度は日本から約60の団体が参加。ハワイからもマーチングや沖縄太鼓、韓国舞踊、サモアン・ダンスなどのパフォーマンス・グループが、さらにアラスカやオーストラリアからの先住民ダンスグループほか、さまざまな団体が参加します。
最終日の4日(日)には、カラカウア・アベニューで大がかりなパレードが催され、ワイキキ沖では新潟県長岡市の長岡花火が打ち上げられます。

3月3日(日)ハレイワ・トライアスロン Haleiwa Triathlon

レジストレーションは2月24日(金)で締め切られました。

レジストレーションは2月24日(金)で締め切られました。

オアフ島ノースショアのハレイワ・タウンで開催
スイム500メーター(0.5km)、バイク12マイル(約19km)、ラン3マイル(約4.5km)のミニ・トライアスロン大会。定員250名のこじんまりとした大会です。レースは早朝6時半スタート。ハレイワ・ビーチパークで開催されます。

3月11日(日)ホノルルマラソン ハパルア Honolulu Marathon Hapalua

ゴール地点のカピオラニ・パーク

ゴール地点のカピオラニ・パーク

ホノルルマラソン協会が主催する第1回目のハーフマラソン大会
「ハパルア」はハワイ語で「半分」の意。ワイキキのデューク・カハナモク像前からスタートし、アラモアナ・センター、ダウンタウン、ワイキキ、ダイヤモンドヘッドを通り、カピオラニ・パークでフィニッシュする約21kmのハーフマラソン大会です。日本語でのオンライン・レジストレーションは2月24日(金)までですが、英語でのオンライン・レジストレーションは3月5日(月)まで。ハワイ州民のレジストレーション費は75ドル。アメリカ本土と海外からの参加者の場合は85ドルとなります。レース・パケットの受け取りは、大会前々日と前日、ハワイ・コンベンション・センターの受付デスクにて。
また、受付デスクでは最終レジストレーションの申し込みを受け付けます。最終レジストレーション費はハワイ州民125ドル、ハワイ州民以外の参加者135ドル。現金、トラベラーズチェック、クレジットカード(MC・VISA・ AMEX)で支払い可能です。

3月17日(土)聖パトリックデー・パレード St. Patrick’s Day Parade

ダウンタウンにあるアイリッシュパブは大いに賑わいます。

ダウンタウンにあるアイリッシュパブは大いに賑わいます。

ワイキキのカラカウア・アベニューで12:00 – 14:00
5世紀にキリスト教(カトリック)をアイルランドに布教した功績で、ローマ法王によって聖人に列せられた聖パトリックの命日が、聖パトリックデーです。祝日ではありませんが、アイルランド系移民の多いアメリカでは各地でパレードを行うなどしてお祝いします。ハワイではワイキキのカラカウア・アベニューでパレードが開催されます。
当日の夕方からはダウンタウンにあるアイリッシュパブ周辺でストリートパーティーが開かれ、大人はアイリッシュビールで大盛り上がりとなります。
子供たちの間では伝統的に、この日、緑色のものを見に着けていないとつねられる、ということになっており、多くの生徒が緑色のTシャツを着て登校するなどして自衛します。(大人もつねられるケースあり!)

3月24日(土)プリンス・クヒオ記念パレード Prince Kuhio Commemoration Parade

クヒオ・ビーチにあるプリンス・クヒオ像

クヒオ・ビーチにあるプリンス・クヒオ像

ワイキキのカラカウア・アベニューで10:00 – 11:30
プリンス・ジョナ・クヒオ・カラニアナオレの生誕を祝う盛大なパレード。スタートはサラトガ・ロードとの交差点。プリンス・クヒオの邸宅跡地であるクヒオ・ビーチ前を通り、ワイキキ・シェルのパーキング付近で終了します。パレードの行進者は約800名。パレード車35台、山車(だし)2台、バンド2隊が参加予定です。

3月24日(土)25日(日)ワイキキ・アートフェスト Waikiki ArtFest

散歩がてら寄っていく観光客多し

散歩がてら寄っていく観光客多し

ワイキキのカピオラニ・パークで両日とも9:00 – 16:00
ローカルアーティストによるアート&クラフトの展示即売が楽しめる毎月恒例の人気イベント。
カピオラニ・パークに、衣類、アクセサリー、キルト、木製品、ステンドグラス、陶器、ソープ、キャンドルほか、70から100店の多彩なローカル工芸品の出店があります。会場ではライブミュージックの演奏やスナックの販売も行われます。

3月25日(日)ウィキウィキ 1 DAY ビンテージコレクタブル&ハワイアナ・ショー

開催は年に3回

開催は年に3回

The Wiki Wiki One Day Vintage Collectibles & Hawaiiana Show

ニール・ブレイズデル・センター「ハワイ・スイート」で開催されるビンテージ展示即売会

オアフ島や隣島はもとよりアメリカ本土からの業者が集まり、最低20年以上のビンテージ商品とハワイアナ(ハワイアンアートや工芸などハワイ関連商品)を展示販売します。会場はニール・ブレイズデル・センター「ハワイ・スイート」。10:30から16:30までの一般入場は入場料4ドル。一般入場よりひと足早い9:00からの早期入場料は15ドル。チケットは当日ニール・ブレイズデル・センターのボックスオフィスにて販売されます。

最後にナビの、3月のプチ・ハワイ語講座!
数字の「3」をハワイ語では、「Ekolu(エコル)」。「3月」は、「Malaki(マラキ)」といいます。英語の「March」をハワイ語で聞き取り、発音したものです。
以上、ハワイナビでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-02-24

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