7月のハワイ 【2011年】

「アメリカの誕生日」を迎える7月、ハワイは夏休み真っ只中!

海を眺めながらのビールがますます美味しくなる季節。

海を眺めながらのビールがますます美味しくなる季節。

アロハ・アウイナポ!ハワイナビです。
アロハ・アウイナポ(Aloha auinapo)は、ハワイ語で、深夜12時以降の真夜中に交わす「グッド・ナイト」。Auinapoは「midnight / 真夜中、夜の12時」の意。Alohaの下に単語をつなげることによって、さまざまな挨拶のバリエーションが生まれます。
けれどこの真夜中の挨拶、朝が早く夜も早い生活パターンを送るヒトの多いハワイでは、あまり使う機会がないかもしれませんネ。
7月のハワイ、まずは祝日からご紹介しましょう。
ハワイには、アメリカ合衆国連邦が定めた祝日「フェデラル・ホリデー Federal Holidays」または「ナショナル・ホリデー National Holidays」と、ハワイ州が独自に定めた祝日「ハワイ・ステート・ホリデー Hawaii State Holidays」があります。

7月4日(月)独立記念日 Independence Day(4th of July)

<アメリカ合衆国とハワイ州の祝日>
○連邦政府機関や州の公的機関、図書館、学校、郵便局、企業、ほとんどの銀行本支店は休み。市バス[TheBus]は休日ダイヤ。
○ロイヤル・ハワイアン・センター、アラモアナ・センター、ワード・センターズ(ワード・センターやワード・ウェアハウスほか)、カハラ・モール、パールリッジ・センター、ウィンドワード・モールなど大手ショッピングモールは営業。モールによって営業時間の短縮がある場合も。一般の小売店、飲食店はお休みする店もありますが、ワイキキなどの観光地では通常通りの営業がほとんど。各モールの詳細は下記スポット情報をご参照ください。
○ホノルル動物園やワイキキ水族館はオープン。公営ゴルフ場や植物公園も一部を除きオープン。ビショップ博物館、アリゾナ記念館もオープン。
○ハワイ州立美術館、ホノルル美術館、イオラニ宮殿、エマ女王の夏の離宮、ミッションハウス博物館、ハワイ日本文化センターは閉館。
各地でパレードや花火大会が。

各地でパレードや花火大会が。

毎年7月4日は、インデペンデンス・デー、アメリカ独立記念日。1776年7月4日、トーマス・ジェファーソンによって、イギリスからの独立を宣言する「独立宣言」が公布されたことを祝う日です。18世紀からお祝いされてきた「アメリカの誕生日」ですが、連邦議会で正式にアメリカ合衆国の祝日と定められたのは1941年。「インデペンデンス・デー」以外に、「フォース・オブ・ジュライ(Fourth of July)」とも呼ばれ、当日はアメリカ全土をあげて、各地でパレードや花火大会が行われます。
年に一度だけ許可されるアラモアナ・ビーチパークのキャンプ。

年に一度だけ許可されるアラモアナ・ビーチパークのキャンプ。

ハワイでも各島で、コミュニティでのパレード、ショッピングモールでの特別イベント、ストリートパーティー、花火大会などが催されます。中でも一番有名で混雑するのが、アラモアナ・ビーチパークのマジック・アイランドで開催される花火大会。いつもはキャンプ禁止のアラモアナ・ビーチパークですが、年に一度、独立記念日の機会だけ、キャンプOKとなります。
年間一番の人出になるアラモアナ・ビーチです。

年間一番の人出になるアラモアナ・ビーチです。

テントの中でくつろぎながら、ハワイの年間イベントでも1、2を争うビッグイベントである、フォース・オブ・ジュライの花火観賞が出来るわけなんです。ただし前もってホノルル市郡公園およびレクリエーション課の許可が必要。数が限られたこのキャンプスポットをゲットするのは、なかなか大変だそうですヨ。

7月の祝日はインデペンデンス・デーだけです。

7月の気候は

平均海水温度が平均気温を上回る7月。

平均海水温度が平均気温を上回る7月。

夏本番。常夏といわれる島だから、欧米観光客には冬のハワイ旅行が人気といいますが、本当のハワイらしさが味わえるのはこの時期だと、ナビは思います。海水が暖かいから、ビーチは観光客だけでなく、ローカルの人々でにぎやか。砂浜に寝転んでいると、ジリジリと焼けつくような日射しが・・・だけどヤシの木陰に入れば、心地好い風。ちょっと汗ばみながらカラカウア・アベニューを散策し、お店に入ったとたん「涼し~♪」エアコンの風。
色白さんは特に気をつけて~。

色白さんは特に気をつけて~。

ただし過度の日焼けには、くれぐれもご注意を。真っ赤っ赤の因幡の白ウサギ状態でぎこちなく歩く、「ソレ、日焼けじゃなくて火傷では・・・」な観光客の方を見かけるのも、この時期です。日焼け防止だけでなく、適度な水分補給も忘れないでくださいね。
日本では躊躇するリゾートファッションが楽しめるのもハワイのイイところ。

日本では躊躇するリゾートファッションが楽しめるのもハワイのイイところ。

ホノルルの7月の日の出平均時刻は午前5時57分。日の入り平均時刻は午後7時15分です。
7月のオアフ島のおよその気温は以下の通り。隣島の場合は若干異なります。

平均気温 最高気温 最低気温 平均海水温度 平均降水量
26℃    29℃     23℃     27℃     11mm

次に、ハワイで開催される7月の主なイベントをご紹介します。

7月2日(土)ラナイ・パイナップル・フェスティバル

「パイナップル・アイランド」と呼ばれていたラナイ島。

「パイナップル・アイランド」と呼ばれていたラナイ島。

ラナイ島の「ドール・パーク」で15:00 - 21:00 
1976年に始まった毎年恒例のイベント。過去、世界最大のパイナップル・プランテーションで知られたラナイ島の、パイナップルの歴史や文化を祝います。当日はドール・パークで、エンターテイメントやキッズのためのアクティビティ、アート&クラフトやフードブースの出店が楽しめます。

ドール・パーク Dole Park
住所:8th Street, Lanai City, HI 96763
電話:(808) 559-0200

7月4日(月)インデペンデンス・デー(独立記念日)・イベント

アラモアナ・センターにも星条旗が。

アラモアナ・センターにも星条旗が。

ハワイ各島でアメリカ独立記念日を祝うさまざまなイベントを開催
カウアイ島・オアフ島・マウイ島・ハワイ島のハワイ主要4島では、パレードやストリートパーティー、花火大会等が催されます。中でも一番規模が大きく人気があるのは、オアフ島アラモアナ・ビーチ沖で打ち上げられる花火大会。打ち上げ開始は20:30の予定。また、アラモアナ・ビーチとは向かいのアラモアナ・センターでは独立記念日セールやコンサートなどが予定されています。

7月7日(木)- 9日(土)クイーン・リリウオカラニ・ケイキ・フラ・コンペティション

会場入口では、ケイキダンサーに贈るためのレイが販売されています。

会場入口では、ケイキダンサーに贈るためのレイが販売されています。

ニール・ブレイズデル・センターで。前売り券・当日券ともボックスオフィスで購入可能
ケイキはハワイ語で「子供」のこと。ハワイ王朝最後の女王リリウオカラニの名前を冠した、子供のフラ・コンペティションとしては最大規模の大会で、今年で36回目を迎えます。ハワイ各地、さらに日本のフラ・ハラウ(フラ教室)から出場する、6歳から12歳までのケイキが、ソロやグループで、日頃の成果を競います。

7月16日(土)プリンス・ロット・フラ・フェスティバル

「この~木なんの木、気になる木♪」の日立の樹があるのがモアナルア・ガーデン。

「この~木なんの木、気になる木♪」の日立の樹があるのがモアナルア・ガーデン。

モアナルア・ガーデンで9:00 – 16:00 に開催
プリンス・ロット(カメハメハ5世)を称える、ローカル色豊かなフラ・フェスティバル。オアフ島の約20のフラ・ハラウが参加し、カヒコ(古典フラ)とアウアナ(モダンフラ)を披露します。入場無料ですが、モアナルア・ガーデンへの寄付(5ドル)を受け付けます。会場となるモアナルア・ガーデンではアート&クラフトやローカルフードのブースも出店されます。

モアナルア・ガーデン Moanalua Garden
住所:1352 Pineapple Place, Honolulu, HI 96819
電話:(808) 839-5334

7月17日(日)ウクレレ・フェスティバル

カピオラニ・パーク。右奥に見えるのがバンドスタンド。

カピオラニ・パーク。右奥に見えるのがバンドスタンド。

カピオラニ・パークのバンドスタンド側で9:00 – 14:00
今年で41回を迎えるフェスティバルの参加者は約800名。オータサンや、ジェイク・シマブクロ、ハーブ・オータといった有名ミュージシャンからキッズまで、世界中から集まったプロ&アマのウクレレプレーヤーによる演奏が楽しめます。フードブースの出店やオリジナルTシャツの販売も。入場無料。

7月22日(金)23日(土)ハワイ・オールコレクターズ・ショー

22日は15:00-21:00(早期入場13:30-)、23日は10:00-18:00。

22日は15:00-21:00(早期入場13:30-)、23日は10:00-18:00。

ニール・ブレイズデル・センターのエキシビジョン・ホールで2日間の開催
ハワイはもとより、アメリカ本土や海外からのディーラーが出店する、ハワイ最大のコレクタブルとビンテージ&アンティーク展示即売会。切手やコイン、ガラスボトル、陶器、古本から、ハワイアナ(ハワイアンアートや工芸などハワイ関連商品)、時計、ジュエリー、油絵、プリント、日本の特撮フィギュア、ロックやカートゥーン、キャラクター商品、遊戯王カードなど、多種多様なガラクタからお宝までが集合します。一般入場料は5ドル。早期入場料は20ドル。いずれもニール・ブレイズデル・センターのボックスオフィスで。

7月25日(月)- 29日(金)ハワイアン・インターナショナル・ビルフィッシュ・トーナメント

ハワイにも多い釣りファン。

ハワイにも多い釣りファン。

ハワイ島のコナ・コーストで5日間にわたって行われる大フィッシング大会
釣りファンの間では有名なフィッシング・トーナメント。カジキマグロの大物を目指して、ハワイ島の沖合で激しいフィッシング・バトルが繰り広げられます。

7月はほかにも多くのイベントが予定されています。ハワイナビ「ニュース&イベント」欄で順次ご紹介しますので、どうぞご覧くださいね。

7月は夏休み真っ盛り

平日のビーチで多く見かけるのは、アメリカ本土からハワイ旅行中のキッズ。

平日のビーチで多く見かけるのは、アメリカ本土からハワイ旅行中のキッズ。

7月といえば、ハワイのキッズは夏休み、真っ只中。ところが平日の昼間、街中で見かけるキッズの姿はそう多くありません。ほとんどのパブリックスクール(公立校)の夏休みは5月末近くに始まり、7月いっぱい続きます。プライベートスクール(私立校)の場合は学校にもよりますが、6月始めから8月20日前後までの夏休みが多いよう。いったい子供たちはどこにいるのか!?
サマープログラムに忙しいハワイのキッズ。

サマープログラムに忙しいハワイのキッズ。

実は各学校や施設などで開催されるサマープログラムやサマースクールと呼ばれる、夏休み教室へ通っているのです。その内容は、リクリエーションやスポーツなどのアクティビティから、楽しみながら学べる教育的プログラム、補習的プログラムまでさまざま。共働きが当たり前で、かつ、12歳以下の子供を13歳以上の保護者なしで放置してはいけないとされるハワイゆえ、日本のように子供をカギっ子にしたり、子供だけで家に残すことが出来ません。だから、夏休みの間サマープログラムへ通うのは、ハワイの子供のお約束。2カ月以上の長い夏休みではありますが、実は日本の子供たちよりも実質短く、忙しい夏休みを送っているのです。

最後に、7月をハワイ語で言うと、「Iulai(イウライ)」。英語の「July」をハワイ語で聞き取り、発音したものです。
以上、ハワイナビでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-06-24

ページTOPへ▲

その他の記事を見る