ダイヤモンドヘッド・クレーター

ダイヤモンドヘッド州立記念公園Diamond Head Crater (Diamond Head State Monument)

閉店・移転、情報の修正などの報告

ワイキキから望む姿も素晴らしいけれど、ここから見渡すワイキキもまた素晴らしい。がんばって360度のパノラマビューを手に入れてみませんか。

ワイキキから見たダイアモンド・ヘッド。

ワイキキから見たダイアモンド・ヘッド。

Aloha kakahiaka nui!アロハ・カカヒアカ・ヌイ!(ハワイ語で早朝に使われる「おはよう」)、ハワイナビです。メディアでハワイが紹介されるとき、必ずといっていいほど映し出されるダイヤモンドヘッド。あの姿を見れば一発で「ハワイ!」とわかってしまいます。日本にとっての富士山のようなものでしょうか!?
カピオラニ・パークからの姿。

カピオラニ・パークからの姿。

「ダイヤモンドヘッドの登頂はそれほどキツくないらしい」
「頂上から見える360度の景色は素晴らしいらしい」

話には聞いていても、いざ足を向ける人は案外少ないかもしれません。短いハワイ滞在、やりたいことはたくさんあります。ビーチにショッピング、グルメスポット探索。マリンスポーツのツアーや、スピリチュアルなパワースポット巡りツアーなんかも申し込みたいなぁ。ホテルのプールサイドでまったりする時間もほしいし・・・わかります。
バス停の手前右が入口です。

バス停の手前右が入口です。

でも「自然やアウトドアには、まぁ~ったく、100%興味ナシ!」と言い切れるヒト以外は、ぜひ、チャレンジしてほしい、とナビは思います。なんてエラソーなことを言うナビも実は「自然やアウトドアには80%興味がナイ!」ヤツ。若い頃は100%興味がなかったんですが・・・(遠い目)。そんな人間でも歳をとってくると不思議と多少なりとも自然に対する興味や感謝が湧いてくるんですよね。
入口を登り、カハラ・トンネルを通り過ぎて。

入口を登り、カハラ・トンネルを通り過ぎて。

あまたもチャンスはありながら、これまで一度もダイヤモンドヘッドに登ったことがなかったナビが今回初挑戦!ダイヤモンドヘッド登頂の素晴らしさがわかってしまいました。

それではさっそく登りましょう!

登山口の駐車場までは入口から徒歩20分程度。

登山口の駐車場までは入口から徒歩20分程度。

登りながら少しばかりダイヤモンドヘッドのおさらいです。標高は232m。ハワイ有数の観光スポットとして、また初心者向けトレッキング・コースとしても知られています。舗装されたコンクリート道は最初だけで、岩道も結構あります。登山口から頂上までは日頃から身体を動かしている人なら30分以内。運動らしい運動はしていないけれどとりあえず健康、という中高年なら30分から1時間をみれば大丈夫。
ワイキキ・トロリーなら登山口まで運んでくれます。

ワイキキ・トロリーなら登山口まで運んでくれます。

ダイヤモンドヘッドは古代ハワイで、Leahi「レアヒ」と呼ばれていた外輪山、30万年前の噴火によって形成された死火山です。「レアヒ」というハワイ語に関しては諸説あります。1つは「マグロの頭」を意味するというもの。クレーターを横から見た姿がマグロの頭に似ているといわれています。また「うず巻状の炎」の意であるという説も。古代ハワイではダイヤモンドヘッドにかがり火を設け、沖のカヌーを見守っていました。そのかがり火を表す名前であるともいわれます。
駐車場でシェイブアイスやドリンク、ホットドッグを販売してました。

駐車場でシェイブアイスやドリンク、ホットドッグを販売してました。

Diamond Headという英語の名前は、19世紀(18世紀という説もあり)にハワイを訪れた英国人水夫が噴火口壁面の方解石(カルサイト)の輝きをダイヤモンドと見誤ったことに由来します。このあたりも日本のマルコ・ポーロによる「ジパング=黄金の国」説と似てませんか?(単なるこじつけ?)未知の土地に宝が眠るという思想は大探検時代(大航海時代)から変わっていないのかもしれません。
登山口の右手にトイレとインフォメーション窓口が。

登山口の右手にトイレとインフォメーション窓口が。

最初はコンクリート舗装の歩道。楽勝です。

最初はコンクリート舗装の歩道。楽勝です。

岩場もありますが、このへんまでは比較的ラクです。

岩場もありますが、このへんまでは比較的ラクです。

いや、しかし、ダイヤモンドヘッドにお宝が眠っているという説はまったくの出鱈目というわけでもありません。ただし、ハワイの歴史上のお宝という意味ですが・・・。

ビショップ博物館の調査によって、ダイヤモンドヘッド・クレーターにいくつかのハワイ古代宗教の祭祀場、ヘイアウ跡があることが確認されています。さらに、たどり着くことが難しい断崖絶壁には首長一族の遺骨や副葬品を隠した洞窟が存在すると信じるハワイアンも多いのです。
早朝か夕方近くに登るのがオススメ。

早朝か夕方近くに登るのがオススメ。

古代ハワイの処刑場だったという話も。咎人は崖から突き落とされたそう。

古代ハワイの処刑場だったという話も。咎人は崖から突き落とされたそう。

大砲跡?「山頂のトーチカを建設する際、資材を運搬するために設置したウインチです」と読者の方からコメントをいただきました!

大砲跡?「山頂のトーチカを建設する際、資材を運搬するために設置したウインチです」と読者の方からコメントをいただきました!

初心者向けトレイル・コースといわれますが、途中、案外険しい岩道もあります。スニーカーなど、軽い登山に適した靴を強力にお勧めします。ビーチサンダルやクロックスでも登れますが、ミュール、ハイヒール、ローファー等は無謀です。また女性の方は必ずパンツ・ズボン・ショーツで。

実は頂上までの道は1908年、アメリカ陸軍の沿岸防衛施設として建設されたもの。第2次世界大戦中はアメリカ軍の要塞として使用されていたという意外な歴史があります。
歩きにくい岩場。

歩きにくい岩場。

陸軍によって使用されていました。

陸軍によって使用されていました。

ついに来た!急こう配の76段階段。ふぇ~。

ついに来た!急こう配の76段階段。ふぇ~。

階段を上ると約70mの狭いトンネル。

階段を上ると約70mの狭いトンネル。

トンネルは続くよ、どこまでも。

トンネルは続くよ、どこまでも。

飲み水は必需品。帽子や日焼け止めもおすすめします。
トンネルを出ると・・・キタ~!99段階段。

トンネルを出ると・・・キタ~!99段階段。

軍事要塞だったことを彷彿とさせるらせん階段。

軍事要塞だったことを彷彿とさせるらせん階段。

こちらは公式の登山証明書ではありません。

こちらは公式の登山証明書ではありません。

旧砲撃司令室の狭~い出入口は屈んで乗り越えて、とタイヘン。

旧砲撃司令室の狭~い出入口は屈んで乗り越えて、とタイヘン。

軍の要塞だった歴史に触れる説明書き。

軍の要塞だった歴史に触れる説明書き。

小さめのお子様は、活発で歩いたり探検することが大好きな小学生以上なら喜ぶのではないでしょうか?たいていの子供は自然の美とか景観というものにほとんど興味がないような・・・ナビの周りの子供たちだけでしょうか!? ハワイまで連れてきてもホテルの部屋でゲームをやっているのが一番好きだったりして(トホホ)。無理に登らせても「疲れた~」だけで絶景なんて見もしないような?いえもちろん、そういう子だからこそ、鍛えるために登らせる!というご両親もいらっしゃるかも。ナビが登った道中でも幼稚園児くらいのお子様の姿がチラホラ見えました。
頂上に到着!が、頂上にくつろぐスペースはまったくありません。しばし絶景を堪能したら・・・下山です。

頂上に到着!が、頂上にくつろぐスペースはまったくありません。しばし絶景を堪能したら・・・下山です。

ワイキキ方面を望んで。

ワイキキ方面を望んで。

エメラルドブルーの海を堪能。

エメラルドブルーの海を堪能。

左下にはダイヤモンドヘッド灯台が。

左下にはダイヤモンドヘッド灯台が。

ココヘッド方面を望んで。

ココヘッド方面を望んで。

登頂を終えてみると、こう、小さな達成感があるんですよね~。途中、ラクな道ばかりではありませんが(特に階段はキツイ!)、少しばかり(少しばかり、がポイント。大変すぎるとイヤです・・・)苦労したあとに360度のパノラマビューというご褒美が待っている、というところがニクイ!登山口に戻ったとき、「また登りに来たいな~」という気持ちになってしまいます。
行きは約35分。帰りは25分の道のりでした。

行きは約35分。帰りは25分の道のりでした。

バス停まで戻ったら、KCCは斜め向かい。

バス停まで戻ったら、KCCは斜め向かい。

KCC[カピオラニ・コミュニティ・カレッジ]です。

KCC[カピオラニ・コミュニティ・カレッジ]です。

ダイヤモンドヘッド・ロードを挟んだダイヤモンドヘッドの斜め向かいは、KCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ)。毎週土曜日の朝、7時半~11時半まで*開かれる朝市、ファーマーズ・マーケットはもう皆さんもご存知ですよね!早朝登頂を果たし、帰りは朝市で美味しいローカルフードをパクつく、なんて最高です。あわせてトライしてみて下さいね。10時半頃には商品がなくなったり、閉めるお店も出てきます。以上、ハワイナビでした。
朝市が開催される土曜日の朝だけ、ワイキキ・トロリーが停まります。

朝市が開催される土曜日の朝だけ、ワイキキ・トロリーが停まります。

ローカルスタイルからタイやイタリアンまで様々なプレートランチが。

ローカルスタイルからタイやイタリアンまで様々なプレートランチが。

ジンジャーエール、レモネード、アイスティーとドリンクもいろいろ。

ジンジャーエール、レモネード、アイスティーとドリンクもいろいろ。

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記事登録日:2010-08-09

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-10-15

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