オアフ島の北海岸は世界に名だたるサーフタウン。南海岸のワイキキとはまったく違うハワイが味わえます。
アロハ!ハワイナビです。今回はオアフ島の北海岸、ノースショア North Shore の各エリアについてご案内しますね。おつきあいください。
大きな波の立つ冬季には、サーファーだけでなく一般観光客も多くなります。
冬場はビッグウェーブが訪れるサーファーの聖地として、夏場は古いハワイの景色の中で穏やかな海が楽しめるリゾートとして、日本人はもちろん、アメリカ本土からの旅行者にもとても人気のあるノースショア。
ここでは4つのエリア「ワイアルア Waialua」「ハレイワ Haleiwa」「ワイメア Waimea」「サンセット Sunset」に分けてみます。
ワイアルアはノースショアの西側。ハレイワ-ワイメア-サンセットはノースショアの東側です。
ワイアルア Waialua
ワイアルア・コーヒー・ファクトリー
かつての砂糖きびプランテーションの町。19世紀後半から始まった砂糖きび産業も、第2次世界大戦後は下火になり、主要な産業がコーヒー豆栽培と精製に変わります。他地区の砂糖きび農園が次々と廃業したのち、1996年、ワイアルアの「オアフ島最後の砂糖きび農園」も閉鎖。
「ワイアルア・コーヒー“トップシークレット”舞台裏見学の小道」と書かれたサイン
現在、町の中心地にあたる旧砂糖きび工場、ワイアルア・シュガーミルには、「ワイアルア・コーヒー・ファクトリー」や「ノースショア・ソープ・ファクトリー」が入り、観光スポットとして再生が始まっています。ワイアルア・シュガーミル敷地内では、毎週土曜日朝からお昼頃まで小さなファーマーズ・マーケットも開催されます。
ハワイアンギフトのファクトリーストアも入ったワイアルア・シュガーミル
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シュガーミルの内部
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モクレイア・ビーチ
ワイアルアの町をさらに西へ進むと、ディリンガム飛行場や、モクレイア・ビーチパークが。モクレイア・ビーチ周辺はキッズやティーンのためのサマーキャンプ開催地にもなっています。
ハレイワ Haleiwa
お役立ちスポット、ノースショア・マーケットプレイス
ノースショアでも最もにぎやかな地区。にぎやかといってもワイキキやアラモアナとは比べものにならない田舎町ですが・・・。
ガイドブックに掲載されることの多いノースショアの有名店のほとんどが、ハレイワの町、ハレイワ・タウンの中にあります。ショッピングや食事、散策など、ノースショア観光には欠かすことの出来ないエリアです。
ぶらぶら歩きが楽しいハレイワ・タウン
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あちこちで見かけるサーフボード
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リリウオカラニ・プロテスタント・チャーチ
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ノスタルジックタウンにふさわしい店構え
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地元ファミリー御用達、ハレイワ・アリイ・ビーチパーク
ハレイワ・タウンからの徒歩圏内には、ハレイワ・アリイ・ビーチパーク(アリイ・ビーチパークとも)やハレイワ・ビーチ・パークが。ハレイワ・ビーチ・パークから徒歩5分の空き地では毎週日曜日9:00から13:00までファーマーズ・マーケット*が開催されます。
*会場が農業用地だったため、商業目的での利用は不可とハワイ州政府より通達。開催の継続につきマーケットと政府で交渉が行われていましたが、2012年6月15日、政府により即時閉鎖が決定されました。今後の再開については未定。(2012年6月30日追記)
親子でサーフィン
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のんびり見て回れるハレイワ・ファーマーズ・マーケット
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季節を問わず、ウミガメがやってきます。
ハレイワからワイメアへ向かう途中には、ウミガメがやってくる「タートル・ビーチ」として知られる、ラニアケア・ビーチ(ラニズ・ビーチとも)があります。
ワイメア Waimea
ワイメア・ベイ・ビーチパーク。道路から絶景を眺めることが出来ます。
ノースショアの風景写真としてガイドブックなどで見かけることも多いのが、ザ・ビーチ・ボーイズの『サーフィンUSA』の中でも歌われた、ワイメア・ベイ・ビーチパーク。入り江のビーチを見下ろす教会のノスタルジックな景色はまさに絵葉書のよう。
園内でハイキングや滝つぼでの水浴びが楽しめる「ワイメア・バレー」
ノースショアの自然や歴史が学べる「ワイメア・バレー」は、ワイメア・ベイ・ビーチパークのほぼ向かい。その先を東へ進むと、ノースショアでは貴重なスーパーマーケット「フードランド」と、海洋生物保護地区に指定されているププケア・ビーチパークがあります。ハワイ古代宗教の祭祀場、プウ・オ・マフカ・ヘイアウが見られるのもこのエリアです。
「ワイメア・バレー」内のワイメア滝
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ワイメア渓谷には古い歴史が
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スノーケリングの人気スポット、ププケア・ビーチパーク
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ププケア・ビーチ内「シャークス・コーブ」と呼ばれるエリア
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サンセット Sunset
バンザイ・パイプラインとしても知られるエフカイ・ビーチ
巻き上がる波が描く巨大なチューブ(波のトンネル)が出来る海として有名なエフカイ・ビーチパーク (バンザイ・パイプライン)。観光バスが次々と停まる、世界的に知られたサーフポイント、サンセット・ビーチパーク。いずれも冬期はプロやプロ級のサーファーが集まるビーチです。
大型観光バスが乗りつけるサンセット・ビーチ
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サーファーの妙技を見るのも楽しみの1つ
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さらに東へ進むと、タートル・ベイ Turtle Bayがあります。
タートル・ベイを南東へ下ると、エビ(カフク・シュリンプ)の養殖で有名になったカフク Kahuku 地区、さらに下るとポリネシアカルチャーセンター(ポリネシア文化センター)があるライエ Laie 地区があります。このあたりも地図上はノースショア。ただ車で行く場合の運転ルートとして、ホノルル市内からいわゆるノースショアへの通り道H2ハイウェイではなく、カネオヘ Kaneohe 経由のH3ハイウェイを使います。そのためか、一般に観光地としてのノースショアとは区別して考えるようです。
車でノースショアのハレイワへ
ノースショアの代表的な観光タウン、ハレイワへのホノルル市内からの車での行き方をご案内しましょう。
まずはH1フリーウェイのウェスト方面 H1 West の8A番出口からH2フリーウェイに入ります。
H2フリーウェイからは8番出口を降りて、いったんワヒアワの町へ降ります。
ワヒアワの町を抜けてしばらく走ると、いよいよノースショアです。
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ホノルル市内からの所要時間は1時間前後。ワイキキからは1時間半ほど見ておくといいでしょう。ワイキキからハレイワ・タウンまでは32マイル(およそ51.5km)の距離です。
市バス TheBus で行く場合は、アラモアナ・センターから52番バス「Route 52 - Wahiawa Circle Isle」に乗車。52番バスは、H1からH2を通ってノースショアへ。ハレイワ・タウン→ワイメア→タートル・ベイ→ポリネシア文化センターと、ノースショアから南東へ、オアフ島を半周しますが、ノースショアから西へ向かうワイアルア方面には向かいませんのでご注意を。
以上、ハワイナビでした!