「南国のパラダイスハワイの町をブラブラとあるくと日本文化にあたる」、、、ということわざはありませんが、実際にみつけてみたら、こんなにたくさん?!市内で見かけた日本を感じる場所、お店、人、モノを集めてみました。
アロハ~、ハワイナビです。
青い海のとやしの木が風になびくハワイも、ポリネシアンカルチャー以外の文化がたくさん存在するのをご存知ですか。それは日本文化に限らず、農業の働き手として日本や東南アジアなどから多くの移民を募り、その後も留まった人々が家族を作り、また農業以外でも他の国から当時の安定したアメリカの生活を求て移民した者も多く、次第に多国籍文化となってゆきました。そのせいか人種差別などもなく人々にとってハワイはとても過ごしやすい土地、環境であったのです。特に日本人は当時から現在に至り、観光、経済、ビジネスの多くの面でも関わってきました。以上を考えても日本関連のものがもっとも多く見つかる場所なのではないでしょうか、、、。
史跡編
戦後70年、ハワイの日本語の無料雑誌での日系アメリカ人の特集
ハワイには多くの日系アメリカ人が存在し、彼らが持つ過去の思い出には必ずしも良いものばかりではなく、今も次世代に語り継がれて以下なくてはならないこともたくさんあります。今年で戦後70年という節目でもあり、ハワイで発行されているの日本語の無料の生活情報では日系アメリカ人の特集を組んでいます。私も目を通してみましたが、一見普通のおじいちゃんに見える人々のインタビュー記事などは涙無くしては読めないような内容もあります。日系二世としてハワイで生まれ、幼少時期から少年時代を日本で過ごし、またハワイに戻り、アメリカ兵として戦争に借り出され、過酷な人生を歩んだ面々には口では語りつくせない、彼らにしかわからない苦悩や経験もあられることでしょう。そんなことを少しずつ知ってゆくうちに、今となっては過去の話とは言わず、わたしたちもそんな歴史を理解したうえで国際社会に溶け込んでゆくべきなのだと改めて感じさせられます。
ハワイ日本文化センター(ジャパニーズカルチャーセンター)
ハワイ日本文化センター(Japanese Culture Center)は1985年の日本人官約移民100年祭で、ここハワイに日本の文化を継承するのにふさわしい記念館を造ろうという動きが生じ、日系人連合会、ハワイ日米協会などの日系団体が中心となり、予算1850万ドルを見積もり、1995年5月に武道場、歴史資料館、茶室などを併設した「ハワイ日本文化センター」が建てられました。この破格の資金はハワイはもとより日本にも陳情に行き募金活動に尽力した結果、ハワイ地元のほかに日本政府や都道府県からも募金が募りセンターの建設が実現したのだそうです。
ハワイに住む日系人の子供たちも日本文化をたしなみます
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日本の民芸品の展示
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1年に一度行われるJTB主催の「祭りインハワイ」で使用される本物のお神輿
日本人ではない人が浴衣やハッピで盆踊り
ダウンタウン、リリハの東本願寺別院の盆踊りのやぐら
盆踊りはもはや日本のものだけではありません。ここハワイでは夏の本格到来と同時に、ハワイ州の各地では日本の夏おなじみの盆踊りが開催されます。日系移民とともに海をわたった盆踊りはハワイでもすっかり定着していて地元の人たちの間ではBON DANCE(盆ダンス)の愛称で親しまれています。近代的な日本の街ではあまり見かけられなくなった盆踊りの会場ですが、ハワイの自然あふれた環境のなかでノスタルジックな雰囲気あふれるBON DANCEに参加して忘れかけていた古きよき日本に浸ってみるのはいかがでしょう?
オアフ島の盆踊りシーズンは通常6月半ばから。会場となるのは、島内の仏教系の寺院や別院が多く、会場となる寺院の中庭や駐車場にはかぐらが組まれ、笛と太鼓の演奏にのせて本格的な盆踊りが繰り広げられます。イベントの参加者の地元の人たちの中には、どこから手に入れてきたのか浴衣やハッピを着た人も多く、日本人の外見でない人々の日本民族衣装をまとった愛らしい姿が印象的です。会場によっては焼きそば、沖縄の上げドーナツ「アンダギ」、シェイブアイスなどのローカル色豊かな食べ物の屋台、ヨーヨー釣りなどがでる場所もあり、縁日気分も満喫できます。
ちなみに今年のオアフ島内の盆踊りスケジュールは下記のとおりでした。
9月5日(土)にカピオラニ公園で開催される盆踊りならまだ参加が間に合いますね!
6月26日(金)、27日(土) 18:00-22:30 本派本願寺ハワイ別院 (808)536-7044
7月3日(金) 17:30~
モイリイリ・サマーフェスティバル(元バーシティー劇場裏駐車場) (808)949-1659
7月4日(土) 17:30~
モイリイリ本願寺 (808)949-1659
8月7日(金)-8日(土) 17:30~
マノア高岩寺 (808)988-4905
8月7日(金)-8日(土) 18:30~
真言宗ハワイ (808)941-5663
9月5日(土) 17:30-21:00
オキナワン・フェスティバル(カピオラニ公園) (808)676-5400
情報提供:Honolulu Star-Advertiser
日本系列のお店も多数存在
ハワイには日本系列のお店が多数存在します。またそれらはハワイに在住の日本人のみならず、地元の人の普段の生活になじみ、それが日系企業であるない関係なくハワイの文化として溶け込んでいます。アラモアナショッピングセンターのメーシーズ側にある白木やデパートの3階には屋台村といって日本のお弁当やたこ焼き、牛丼,とんかつ、その他、日本ならではの食品のフードコートがあり、地元の人だけでなく、世界中からきた観光客の人々にも人気があります。
また、白木やデパート以外にもところどころに日本から出店されているお店がたくさんあります。びっくりするかもしれませんが、スイーツ天国のハワイで和菓子の人気も格別です。アメリカ人が健康志向になり、クリーム等のコレステロールの高いものよりもあんこやモナカ、季節の果物の寒天ゼリーなどの自然の食物を使った健康スイーツはここの所のオーガニックフードの人気に近いものがあるのかもしれません。
フードコートにも日本の食べ物がたくさん。面白いのは日本人はハワイに来ると小k度とばかりに普段はあまり食べないようなステーキやガーリックシュリンプなどをオーダーする人が多いのに対し、日本食のブースに並んでいるのは結構地元の人が多かったりします。おいしいものは各国共通なのですね!
日本語の無料雑誌に掲載されている社員募集広告。これだけ見ても日本の企業たくさんあるのにおどろきます。
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夏祭りのポスター
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いかがでしたか? ハワイの中に日本を求めて市内を歩いていたら、あまりにも普通に日本に出会うことに改めて気がつかされました。日本人がどれだけハワイの文化や経済に関わっているのか、また地元の人々の日本びいきだけでなく、日本自体の世界新出の度合いに割れながら日本を感心いたします。みなさんもハワイの旅の途中で「日本なもの」を探してみてください。客観的な目線で見てみると、いままで気がつかなかった部分の日本を感じることができるかもしれません!
以上、ハワイナビがお伝えしました:)
マハロ!
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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-09-30