あの超セレブもご指名!本当は内緒にしたい祈りのロミロミ・マッサージ。
アロハ・アウイナラ Aloha Auinala(こんにちは)、ハワイナビ子です。今日は、身体と心にアロハがしみわたる――そんな至福のロミロミ・マッサージの体験レポートをお届け・・・したいような、したくないような!?
実は少しだけ葛藤がありました。ホントは内緒にしておきたい、広めたくない。だって予約がなかなかとれなくなったら、困るぅ。長年エステやマッサージという贅沢から遠ざかっていたナビ子でしたが、今回の施術で新たにロミロミ・マッサージ開眼!これからは、ちょくちょくとはいかなくても、せめて季節の変わり目ごとには予約を入れよう!そう決意してしまったんです。でも、だからって良きものを分かち合わず秘密にしておこうなんて・・・ロミロミ・マッサージで感じたアロハの心と激しく相反します!反省。
いまをさかのぼること約10年前、マウイ島の高級リゾートホテルで、ナビ子は初めてロミロミ・マッサージを体験しました。当時はロミロミ・マッサージのはしりの時期。施術メニューに取り入れているエステやマッサージサロンは、ほとんどありませんでした。
「古代より継承されてきたハワイ式マッサージ」というパンフレットの説明に惹かれ、お願いしてみたところ、担当してくれたのは大学生のような年恰好の白人の女の子。「ロミロミはね~、アリィ(古代ハワイの首長・王族)がエンジョイした伝統のマッサージなの。好きなアロマオイルを選んでいいわよ~、どれにする?(キャピッ☆)」「ポハクも使ってみる~?ポハクってハワイの石のこと。温めてボディの上に置くのよ~(キャピッ☆)」と、明るく大味なマッサージ。それまで何度か経験していたアロママッサージと特別に変わるところもなく、「ロミロミってこんなもの?じゃあ・・・ロミロミ、要らない」
どうも、ちょっと違ったロミロミから入ってしまったようです。
ナビ子にロミロミ・マッサージ開眼をさせてくれたのが、ロミロミ・ハナリマ・ヒーリングセンター&デイスパLomilomi Hana Lima Healing Center & Day Spa の日本人オーナー、エリ・マヘアラニ・バーデンさん。清潔な美貌とスラリとした立ち姿がステキな、クム・ロミ(認定されたロミロミ・マッサージの継承者)です。
幼い頃からバレエをなさっていたとか。立ち姿の美しさ、ナットク!世界最大のフラの祭典メリーモナーク・フェスティバル出場経験のあるフラダンサーでもあります。
ロミロミ・ハナリマがあるのは、ホノルルからパリ・ハイウェイを使ってひと山越えたカイルアの町。パリ・ハイウェイはやがて道なりにカイルア・ロードへ入ります。
クォーター(25セント硬貨)1枚で20分です。
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奥の建物がカイルア・スクエアです。
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パーキング側からの入口。
カイルア・スクエア Kailua Square の2階にあるロミロミ・ハナリマは、大規模なサロンではありませんが、白を基調としたシンプルで落ち着ける内装。アイランドスタイルにアジアンのタッチが加わった、くつろぎの空間です。
脱いだもの、外したものはこの中に。
お願いしたのは、ベーシックな1時間のロミロミ・マッサージ。ときにヒーリング・ミュージック、ときにケアリイ・レイシェルのハワイアン・ミュージックが静かに流れる施術ルームに案内され、エリさんが席を外している間に洋服を脱ぎ、マッサージベッドにうつ伏せになります。ベッドと、ベッドカバーの間に挟まれる形になりますので、全部脱いでしまっても大丈夫。マッサージを行う個所だけ、その都度ベッドカバーを最小限にめくってくれます。気になる方は下ばきをつけていてもOKです。
施術に使用するアロマオイル。
部屋に戻ってきたエリさんは、「始めますね」の声をかけてから、ナビ子の背中に向かって(?)小さな声でハワイ語のチャント(音楽的にリズムのついた祝詞)を口にしました。あとから伺ったところによると、これから行うロミロミ・マッサージでお客様が癒されますようにと、ハワイの自然や天の想像主、アクア(神)へ祈りを捧げていらしたとか。
レセプションラウンジにはロミロミの本も。
エリさんの指先や掌、腕や肘を使ったオイル&リンパ・マッサージは、気持ちが良いのはもちろんですが、ふと、「まるでエリさん1人の手だけじゃないみたい・・・」と感じる瞬間が。身体を支えてくれつつ、あちらを揉みながら同時にそちらもほぐす――なんて、まるで2人がかりで施術をしてくださっているような!? アクアがエリさんに手を貸しているのもしれません。
ハワイの自然に抱かれるような波のリズム。
うつぶせの背中を優しく押さえ、腰のあたりをユラユラと揺らすマッサージがありましたが、これは身体をほぐすのと同時に、ハワイの波を表しているのだとか。ハワイの自然やエネルギーをいただいて癒す、癒されるのがロミロミ・マッサージだそうです。
ジェットバスのお部屋もあります。
施術の前に記入した問診票や、会話をもとに、気になる場所に重点を置きつつ(ナビ子の場合は肩こりでした)、全身に施してくれる、力強く、それでいて繊細で優しいオイル・マッサージ。その間、エリさんはずーっと、息を吸ったり吐いたり。何かの呼吸法を行っているみたい。
カラーセラピーを受けることも出来ます。
「ナビ子さん、大きく息を吸ってください・・・吐いてください」と指示されることも。そんなときはエリさんもマッサージの動きに合わせて、一緒に吸って、吐いて。するとちょうど呼吸が、スピーカーから流れてくる音楽のリズムともピッタリあって。一体感を感じるとともに、エリさんがアロハ(愛)と祈りを込めてロミロミを施してくださっているというのが、細胞レベルで伝わってきました・・・本当に。身体がじーんと喜んでいるのがハッキリとわかってしまったのです。
施術が終わると、なんとも心地良いけだるさ。それでいて、肩・・・凝りがほぐれています!両腕が軽い感じ。リラクゼーション・ルームでゆったりと、ハワイアン・ハーブティー、ママキ茶をいただきながら、しばし余韻と驚きにひたりました。
デトックス効果があるとされるハワイアン・ママキ茶。
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施術が終わっても長居したくなってしまう・・・。
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施術ルームは3つ。スチームバスも完備されています。
ロミとはハワイ語で「押す、揉む」、ロミロミは「マッサージ」という意味。古代ハワイでは、子供も大人も王族も、誰もが行っていた治療やヒーリング、リラクゼーションだったとか。それゆえ、それぞれのファミリーや地域によって様々なやり方やテクニックがあったそうです。そのため現在も流派の違うロミロミ・マッサージが混在します。エリさんは、ハワイアン・ロミロミ・アソシエーションの創始者の1人であり初代会長でもあった、ロミロミ界のレジェンド、デーン・シルバ氏に師事した正統派。アロマセラピストの資格を持ち、ハワイ移住以前には日本でもロミロミ&アロマセラピーサロンを運営なさっていました。
エリさん調合のアロマオイルは人気に製作が追い付かず、現在注文販売のみ。
「エリさんにとって、ほかのマッサージとロミロミ・マッサージの違いって何ですか?」
施術後に尋ねたナビ子の問いに、エリさんが答えてくれました。
「ロミロミは、無条件の愛と祈りなんです」
うん、それ、感じました!そんなエリさんを指名するファンは多く、なんと、オバマ大統領夫妻もハワイ滞在時にはエリさんご指名でロミロミ・マッサージを受けるそう。
厳選されたボディ用品。
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お肌に優しいミネラル化粧品。
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パーキング側とは反対のウルニウ・ストリート沿いにも入口が。
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ウルニウ・ストリートから入ったらこちらの階段を上って。
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オバマ大統領の妹さんも常連。
以上、オバマ大統領夫妻も認めたロミロミで身体も心もリフレッシュしたハワイナビ子でした!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-09-24