海守地蔵尊

釣り人の安全と水難事故防止を願って祀られた、ハロナ潮吹き岩のすぐ近くにひっそりとたたずむお地蔵さま。

1930年代、日系1世を中心としたホノルル・ジャパニーズ・キャスティングクラブのメンバーが社会奉仕の一環として、オアフ島の釣りポイントに日英両語で「あぶない」「DANGER」と記した木の標識を立て始めました。ところがメンバーの1人がハロナ潮吹き岩近辺で荒波にさらわれて亡くなってしまい、地蔵を祀ることに。第二次世界大戦勃発時には反日感情から地蔵の首がもがれてしまったこともありましたが、現在の地蔵は1940年にあらたに寄贈された二代目。オリジナルのお地蔵様は修復され、パロロ観音寺に祀られています。また当時立てられた木の標識の1つがパロロ潮吹き岩に残存しています。