ハワイ物件探検隊3《高級コンド編》

興味はあってもなかなか垣間見れないハワイの物件の数々をハワイ不動産に精通したナビスタッフが訪問して大公開!

ハワイ物件探検隊《高級コンド編》

アロハ~!ハワイナビです
今回はカカアコエリアにあるタワー棟とタウンハウス棟が背中合わせに合体してトランスフォーマーのようにユニークなシェイプをした高級コンドミニアム「インペリアル・プラザ」を探検してきました!このエリアに建つコンドとしては築年数が1991年と古めですが、物件価格はこのあたりの新しいビルと比べると半額以下です。新築や築浅のビルの場合は売りに出ていてもどれもコンディションは似たり寄ったりですが、中古のビルはユニットによってリモデルをしてあったり、していなかったりでだいぶ内装やコンディションもちがっています。レイアウトまで変えている場合もあります。では、早速参りましょう!
エリア:カカアコ

スタイル:高層コンドミニアム

築年:
1991年

ユニットリモデル:2018年

価格帯:$50万後半~60万

月管理費:$1502(ケーブル、TV、共用エリア、下水、水を含む)

部屋数:2ベッドルーム2.5バスルーム
ビュー:オーシャン、サンライズ、マウンテン、シティ、ダイヤモンドヘッド

居住エリアの広さ:約101平米

ラナイの広さ:約8.75平米

アメニティ:プール、ジャグジー、BBQステーション、ミーティングルーム、パーティーエリア、24時間セキュリティサービスなど

ペット:可(犬は1匹まで。猫、鳥、小動物などは追加可能。)
タワー棟車寄せ、エントランス

タワー棟車寄せ、エントランス

エントランスはセキュリティがしっかりしている

エントランスはセキュリティがしっかりしている

1階リテールエリアはこんな感じ

1階リテールエリアはこんな感じ

観光客が宿泊するにもロコが住むエリアとしても人気のカカアコは、アラモアナとダウンタウンの間に位置し、海側、山側の両方を含めた広い範囲をさします。今回高級コンド編としてご紹介する「インペリアル・プラザ」は山側のカピオラニ通りに面し、BMWのディーラーのお隣に位置します。アラモアナセンターからゆっくり歩いても15分ほどの場所で都心で交通が多い割にビル自体がちょっと奥に引っ込んでいるので穴場的でとても静かな場所です。1階から3階はリテール部分で、レストランやカフェ、ヘアサロン、ドクターオフィス、弁護士オフィス、音楽教室などなど、さまざまな業種がはいっています。カカアコはその昔、アロハタワーマーケットプレイスがある港が漁港として栄え、まだホノルルの経済の中心であったころ(100年以上前の話です)倉庫街として発展していました。このカカアコの倉庫街は時を経て、現在はホノルルを代表するアーバンタウンに生まれ変わっている真っ最中です。みなさんも気になっているホノルルレールシステムも2025年末までに完成させるべく、急ピッチで工事を進めており、カカアコはアラモアナステーションの一つ前の駅となります。
アラモアナからダウンタウンにかけてのホノルルレールシステムの経路

アラモアナからダウンタウンにかけてのホノルルレールシステムの経路

ユニットの説明

最高のビューを楽しめる高層タワー棟と、戸建てのようなライフスタイルを実現できる低層のタウンハウス棟の2棟から成り立つ「インペリアル・プラザ」はここ最近新築でできている高層、低層のコンビネーションコンドミニアム先駆けといっても過言ではないでしょう。1991年当時はホノルルのコンドの中でも1-2を争うスタイリッシュな外観で、日本ではバブル経済の最高潮の時期に建設され、デザイナービルディングとして話題となりました。この2棟はそれぞれ別々のエントランスがありますが、6階のアメニティデッキで双方を行き来することもできます。
このユニットがあるのは高層タワー棟の29階の2ベッドルームで、オーシャンビュー、シティ、マウンテン、サンライズ、ダイヤモンドヘッドがすべて一望できます。
また広いラナイを開け放すことで室内と一体化してハワイの自然な風を感じながらの時間は何とも贅沢です。大きな利点としてユニットの窓、ラナイの周りに至近距離の建物が一切なく、180度以上の解放感が味わえるのも魅力です!
タウンハウス棟とタワー棟のコンビ

タウンハウス棟とタワー棟のコンビ

アメニティ―デッキは6階

アメニティ―デッキは6階

ロビーも最近リモデルされて明るく開放的な雰囲気

ロビーも最近リモデルされて明るく開放的な雰囲気

2018年のリモデルは南米系アメリカ人の俳優、兼、ストラクチャーエンジニア、インテリアデザイナーと何とも多才なユニットオーナーが自らがこだわりを持って携わったそうで、まるでニューヨークのソーホーのウン億円もする高級アパートを連想する仕上がりになっています。予算と時間の関係でキッチンとリビングにつなげて開け放すリモデルプロジェクトはまだ行われいないのだそうで、(確かに、キッチンは今はこじんまりですね)、近年に順を追って実行するそうです。
広いマスターベッドルーム

広いマスターベッドルーム

カスタムメイドのウォークインクロゼット

カスタムメイドのウォークインクロゼット

マスターバスルームのバスタブはジャグジ―付き

マスターバスルームのバスタブはジャグジ―付き

キッチン

キッチン

リビング

リビング

タワー棟の各階のユニット数は7-24階は1フロアーに6ユニット、25-34階は1フロアーに5ユニットあって、これらのグループ分けで天井高とセントラルエアコンの吹き出し口の数も違います。このユニットは29階なので天井高(10フィートぐらいでしょうか)、エアコンの吹き出し口も3か所ありました。おまけにユニットには*Nest システムがすでインストールされていて、エアコン、エレクトリックモーターで開閉する80%ブラックアウトのローラリングウィンドウスクリーンはスマホからの操作も可能、タイマーセットすればお好みの時間にエアコンのオンオフ、スクリーンの開閉を設定できるのだそう。朝もアラームなしでスクリーンの開閉だけで自然に起床するのもいいかも。エアコンのスイッチは帰宅前にオンになるようにセットして、外出から帰ってきたらホテルのように涼しいお部屋になっているようにできるのは本当にありがたい。
*Nestシステムーアプリをダウンロードしてスマホと連動させてエアコンの温度、湿度、ロールスクリーンカーテンなどを遠隔操作できるシステム。モデルによってはセキュリティ機能もあり。
そして、物件を見るときに結構確認するのをわすれがちなのが、物件販売価格にパーキングが何台分ついているのかという点です。なんとこのユニットにはパーキングが2台分ついてきます!ワイキキのリーズナブルなバケレンで人気のコンドなどは確かに物件か安いのでお得に感じますが、売出価格に含まれる内容をよく見るとパーキングがついてこないものも多くあります。人によっては「え~?たしかパーキングの入り口はあったし、車が入っていくのを見たぞ、、、?」と不思議に思うこともあると思います。このカラクリは、こういったコンドの場合、ビルの一部がホテルコンドとしてホテルが経営している場合もあり、宿泊客などが有料でパーキングを利用することができるのです。でも、コンドユニットの方にはパーキングはついてこないというわけです。
パーキングについての前置きが長くなりましたが、2ベッドルームのユニットの場合、パーキングが1台ついてくる物件と、2台ついてくる物件があって、パーキングの分も所有権なので物件価格もその分でだいぶ違ってくるということになります。そして、日本に住んでいてコンドを別荘として利用する場合はパーキング1台分がついてくるので十分と思うかもしれませんが、車社会のハワイではほとんどの場合夫婦やカップルは車を1台ずつ持っている場合が多く2ベッドルームユニットの物件の場合、パーキングは2台分あった方が確実に需要があり、また将来的に売却を考えた場合、2ベッドルームの物件にはパーキングが2台ついているほうが売りやすいことから、この点は大変重要な意味を持つのです。
セカンドベッドルームからはダイヤモンドヘッドがよく見える セカンドベッドルームからはダイヤモンドヘッドがよく見える セカンドベッドルームからはダイヤモンドヘッドがよく見える

セカンドベッドルームからはダイヤモンドヘッドがよく見える


いかがでしたか?

利便性も増してこれからもさらに発展する人気エリア、カカアコにある「インペリアル・プラザ」を探検してきました。ここオアフ島は多くの皆さんがよく知るワイキキ、アラモアナなどのほかにもたくさんの住居が存在します。この連載では日本の皆さんが実際に泊まってみたいバケレンで利用するようなコンドや、興味津々の高級住宅や豪邸、またなかなか目にすることのない地元の人たちが普通に住むような居住空間など、バラエティに富んだ物件を順を追ってご紹介してまいります。ハワイではまだ完全にロックダウンも終わっていないため、物件に出向いた際の入場規制の関係から予定変更もあるかもしれませんが、次回は豪邸編をお伝えするつもりです。お楽しみに!

以上、ナビがお伝えしました:)

マハロ!






上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2020-05-30

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