ホノルル港のランドマーク。
アロハ~!ハワイナビです。
日本から飛行機で約7時間で行くことのできるハワイも、かつては船で港を利用していた時代もありました。アロハ・タワーはホノルル港に建つ灯台で、アメリカ合衆国国家歴史登録財にも登録されている歴史ある建築物です。ホノルルのシンボルとしてアメリカ本土からの定期観光客船が就航した翌年の1926年に建設されたときにはホノルルで最も高い建物となりました。また、ホノルル港を利用するクルーズ船やコンテナ船をコントロールする管制塔としての役割を果たし、ホノルル港がハワイの表玄関であった1930~1940年代はたくさんの観光客や、出迎え、見送りの人々、レイスタンド、お土産を売る小屋などでごった返していました。1994年には補修工事が行われ現在も美しい外観を維持しています。飛行機が旅行の主な交通手段となった現在ですが、タワーの10階が展望台として無料で開放されており、9時30分~17時の間で上ることができます。また、人気のディナークルーズ船、スターオブ・ホノルルの出港場所でもあります。
アロハタワーはアラモアナショッピングセンターからアラモアナ通りを空港方面へ車で10分ほど走らせた場所にあります。逆に、ハワイ到着の日に空港からワイキキ方面へシャトル等で向かう際にダウンタウンを越えたあとアラモアナショッピングセンターが現れる前の右側に見えてきます。(凄く宣伝をしている訳ではないので、気をつけてみないと気がつかない場合もあるかもしれません。)
トロリー等でもアクセスできますが、車で訪れる場合は専用の駐車場もあります。
展望台にのぼってみよう!
タワーの下にはエレベーターがあり、そこが展望台への玄関となっています。正面にはセキュリティーのおじさんがいて、訪問者全員、危険な持ち物はないかどうかバッグの中身を見せないとエレベーターに乗せてくれません。ナビの訪問時に怪訝な顔をしていたおじさんでしたが、無理を言って「シャカ!」の手をしてもらい写真を撮らせていただきました。(おじさん、目つぶっていますが、、、あしからず)
またエレベーターの脇には写真と共にアロハタワーの歴史が記されたパネルの数々。店舗のあまり亡くなったアロハタワーは今では、キャンパスに通う大学の学生以外はクルーズのお客さんがちょこっとついでに夜ぐらいしかないようですが、かつてのホノルルの玄関口だったこのアロハタワーを忘れてはいけないような気がします。
10階までエレベーターで行き、降り立つと以外にこじんまりとした展望台がみなさんをお待ちかねです。違った向きでいくつかのガラスドアがあり、方角別にホノルルの一望を楽しむことが出来ます。
お隣のアロハタワー・マーケットプレイスには長い間、日本の大手の旅行会社でハワイには根深く関係を持つJTBのツアーデスクがあり、JTBのお客様は空港からまずこちらに直行して、ホテルチェックインまでの間をここでブリーフィングしたり、ショッピングしたりしてからワイキキ方面のホテルに移動していました。このJTBが2010年にアラモアナセンター1階のノードストローム脇に移転と同時に、現在はハワイの私立大学「ハワイ・パシフィック・ユニバーシティ」が大学のキャンパスとして、学生寮、教室、学食、書店、ミーティングルームなどに利用しています。JTBだったころにアロハタワーに立ち寄ったかたたちは、こちらでで記念写真を撮った思い出のある方も多いのではないでしょうか?
教科書も買えるバーンズ&ノーブル ブックセラー
教科書をはじめとし、一般のベストセラーの本、文房具、HPU(ハワイ・パシフィック・ユニバーシティ)のロゴグッズを取り扱ったバーンズ アンド ノーブル・ブックセラーは、アロハタワー敷地内の入り口に近いところにあります。
アロハタワー・マーケットプレイスにあるお店
現在、アロハタワー・マーケットプレイス内にある一般店舗は2店、ゴードン・ビアッシュと、フーターズのみ。
その他、マーケットプレイス内は以前はリテール店舗だった場所も、学生のための施設の各教室等になり、また敷地内では学生のみのために限らずいろいろなイベントが行われます。ナビが訪れた日はSustainability Weekサスタイナビリティー ウィークという環境保護に向き合ったキャンペーンのイベントが開催されていました。また毎週土曜日の4:00~7:00pmには日本人にも人気のファーマーズマーケットが開催されているそうです。
HPU学生のための施設、教室
マーケットプレイス内のほとんどの場所は学生専用の施設となった、アロハタワー・マーケットプレイス。ただし普通の大学同様、一般の人たちも歩き回ることが出来るので観光できていてもハワイに学生の様子を垣間見ることが出来るので、結構興味深いところもありますね!
いかがでしたか?
ホノルル港のシンボルとして活躍したアロハタワーは、現在はノスタルジックな建物をそのままに残しつつ、利用目的を変えながら今もなお、時代を超えて換わり行くハワイの動向を見守り続けています。
アロハタワーからアラモアナ方面のエリアのカカアコ地区もあわせてアーバンタウンとして発展してきています。みなさんも機会を見つけて、ぜひご近所のアロハタワーまで足を伸ばしてみてください。
以上、ナビがお伝えしました。
マハロ!