道路を横切るマングース、公園の茂みから飛び出すマングース・・・ハワイ滞在中にマングースを目撃したことのある方も多いのでは?人気の観光スポット、ハナウマ湾へ行く途中の道路は特に、目撃多発地帯です!
オアフ島にはホノルル市郡が所有、運営する植物公園が全部で5つあります。こちらはそのうちウィンドワード地区にあるホオマルヒア植物公園。
いました、ここにもヤツが!「ヤツ」と呼び捨てるにはワケが・・・実は、一見可愛く見えてニクいヤツ。
18世紀後半、サトウキビ畑を食い荒らすネズミ駆除を目的として導入されたマングースでしたが、ネズミは夜行性、マングースは昼行性。マングースはネズミよりも、ハワイ固有の植物や昆虫、動物に危害を加えるようになってしまったのです。
ハワイ州鳥であるネネもヤツのおかげで、一時、絶滅の危機に追いやられました。レプトスピラ症などを感染させる危険もあるとして、ハワイ州衛生局は、「アナタの庭でヤツを見つけたら衛生局の病原媒体生物駆除部に連絡を」と、勧めています。
見ているだけだと、なんともラブリーなマングースなんですが・・・。見た目を裏切る「有害動物」なのでした。
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記事登録日:2011-04-20