ウィンドワード地区の大人気ローカルタウン、カイルアは、アンティークショップが集まっていることでも知られているんです。
エ・コモ・マイ E komo mai(ハワイ語で「ようこそ」)!ハワイナビです。
今回のナビの訪問地はカイルア。全米ベストビーチ・ランキングの常連であるカイルア・ビーチとラニカイ・ビーチや、アメリカの田舎らしさとアイランドスタイルが融合したオシャレなカイルアタウンは、日本人の皆さんにもすっかりお馴染みになりました。
カイルア・ビーチ Kailua Beach
アンティークス&トレジャーズ Antiques & Treasures
そのカイルアの町、実は、アンティークショップが集まっていることでも知られているんです。何を隠そう、アンティークやビンテージには目のないナビ。
「この機会を逃せばもう一生出会えないかもしれない」
そんな運命的な気持ちを味わえるのがアンティークショッピングの魅力です。
ザ・ハンター・コレクタブルズ The Hunter Collectibles
といっても、ハワイでお目にかかる「アンティーク」の大半は、アンティークというより「ビンテージ」。「50年以上経ったものがビンテージ。100年以上経ったものがアンティーク」と、以前、イギリスのアンティークショップ・オーナーから聞いたことがあります。その定義でいくとハワイのアンティークショップで販売されている商品の大半はどうやらビンテージ・・・いえ、ビンテージにも達していない商品も多そうです。
アンティークス&トレジャーズ Antiques & Treasures
でも、アンティーク大国イギリスと比べてはいけませんネ。年間を通して湿度が非常に高いハワイは、そもそもアンティークの保存場所には適していないんです。また、太平洋の孤島ゆえ、物の流通が限定されています。さらに、昔もいまも50年も100年も残す価値のある物品を持っているリッチな層は少ないのです。
本物のお高いアンティークショップは敷居も高く、買い物客にも見識が要求されますが、やはりハワイはそのへんもハングルース(「気楽に行こう」)、ってことかもしれません。気軽に入れて、深いことは考えず、ピンとくればお買い上げ!それがハワイのアンティークショッピングです。
前置きが長くなりました!さっそく回ってみましょう。
アリィ・アンティークス
「店内は宝探しのパラダイスよ」
最初に訪れたのは、イーホイ夫妻がオーナー店主を務める「
アリィ・アンティークス Alii Antiques」。道路を挟んだ隣同士に1号店(Alii Antiques I )と、2号店(Alii Antiques II )があります。1号店にはイーホイ夫人であるリンダがいました。店内にはアメリカ、ヨーロッパ、アジアからの人形、グラス、陶器、アクセサリー、ジュエリーなどがあふれんばかり!
まずはその量感に圧倒されます!
じっくり見て回るには時間がかかりそう。
|
|
人形があちらこちらに。
|
スヌーピーも♪
|
|
ビンテージっぽいファッション小物もありました。
|
アリィ・アンティークス I
こちらは手頃なお値段のアクセサリーやジュエリーも多いので、女性には特に楽しめそうです。
I から歩いて数十歩の場所に II が。
続いて2号店。こちらにはご主人のチャールズが。
「2号店は、ハワイアナ中心だよ」
古い本やLPレコード、アロハシャツ、ペインティング、雑貨、家具などのハワイに関するアンティークとビンテージ (ガラクタも?)が揃っています。ハワイアナのコレクター必見のお店です。
ショーケースには定番のフラドールも。
|
|
飾れば一気にハワイアンな空間になりそう。
|
ペインティング多し。
|
|
ハワイの歴史に思いを馳せてしまいます。
|
フラをやっている人は、こんなお店でウリウリ(ハワイの楽器)を手に入れるのも思い出になりそう。
アンティークス&トレジャーズ
次に寄ったのは、アリィ・アンティークス I と I I からも目と鼻の先の「アンティークス&トレジャーズ Antiques & Treasures」。これらの3店舗、いずれもカイルア・スクエア Kailua Square の四角いパーキングに面して建っているんです。
ディーラーのMihyeが店頭でポーズをとってくれました。
|
|
カイルア・スクエア。左がアンティークス&トレジャーズ。
|
前を通るとついつい入ってしまいそうな裏口。
こちらのお店は複数のアンティークディーラーによって運営されています。グラスや食器に強いディーラー、ハワイアナを販売するディーラー、ジュエリーを主とするディーラー、時計が専門のディーラーなど、様々なディーラーが集まって出品しているのです。タイプの違う商品を一度に見られるから、とっても便利。
ディーラーが世界中から仕入れてきた商品が並びます。
ショーケースの中にはお宝が!?
ディーラーはみんな親切。
「何か探してる?」
「気に入ったものがあったら声を掛けて」
「触ってもいいわよ」
でも、「ありがとう。見てるだけです。Thank you. Just looking.」と言えば、「OK」と、放っておいてくれます。
見応えアリ。ちょくちょく寄って掘り出し物を探したくなりました。
ザ・ハンター・コレクタブルズ(閉店しました)
こちらがその交差点。右折するとロングスやメイシーズが。
今度は少し歩きます。ご紹介した3軒は、カイルア・タウンの中心地点、カイルア・ロード Kailua Road / オネアワ・ストリート Oneawa Street / クウレイ・ロード Kuulei Road の交差点から海側に向かって徒歩約5分。
これから向かう「
ザ・ハンター・コレクタブルズ The Hunter Collectibles 」
*へは、同じ交差点から山側に向かって徒歩約5分です。
*2017年閉店を確認しました。
ザ・ハンター・コレクタブルズ
到着しました。カイルア・ロード沿いのバス停前、というわかりやすい立地にもかかわらず、あまり目立たないのは、歩道から少しだけ引っこんでいるせいかもしれません。
入ってみましょう。
コレクターから見ればお宝。興味のない人にとってはガラクタ・・・かも。
ハワイにはガラスボトルのコレクターが大勢います。
店名の通り、アンティークよりもコレクタブル寄りの品揃え。コレクターにとっては大いに価値のあるモノが多そうです。
アメリカ国内では、手軽な値段でコレクションできるアイテムとして人気が。
実はこのお店、ファイヤーキング・コレクターの間では知られた存在だとか。ファイヤーキングは現存するガラス&ベイクウェア製造メーカー、アンカー・ホッキング社によって、1940年代から1970年代まで製造されていた耐熱ガラスの登録商標名。アメリカの古き良き時代、一般家庭向けのみならず、レストランや、企業のノベルティ用に大量生産されたミルクガラス素材の食器です。
「日本の業者さんがウチにファイヤーキングの買い付けに来るのよ」
と、マネージャーのシェリル。
ビンテージのキャラクターグッズを探している方も、寄ってみてソンのないお店です。