■ハワイの交通事情

交通ルールも日本とは違います。そんなハワイの交通事情をおさらいしましょう

日本とハワイでは言葉や習慣ももちろん、交通ルールも違います。行動派の人やハワイリピーターの人など行動範囲が広くなってくるにつれて、知っておかなければならない交通ルールや、ハワイだから起こりうる事に遭遇する確率も高くなってきます。
ハワイの交通事情についてもう一度おさらいしておきましょう。
ハワイの交通手段は
ハワイではほとんどの移動手段が車となります。公共の乗り物としては、「ザ・バス」や「ワイキキ・トロリー」、タクシーがあります。また車を借りて自分で運転するレンタカーなどがあります。
それぞれの特徴や料金についてみていきましょう。

★ザ・バス The Bus


オアフ島内をほとんどこのザバスで行けるほど、路線は充実しています。全部で100近くの路線があるそう。料金はバスに乗る時に支払いますが、その際運転手さんにトランスファーチケット(乗り換え券)をもらえば、2時間以内で1回までこのチケットで乗り継ぎができます。バスの運賃はどこまでいっても一律な上に、トランスファーチケットも貰えてありがたい料金設定です。なお時刻表&路線図は、図書館・サテライトシティホール・バス車中・ワイキキのいくつかのホテルなどに置いてあります。
<料金>

大人 $2.50

ー18才以上(大学生含む)
ユース $1.25
ー6才〜17才または19才高校生(要ID提示)まで
子供 無料
ー座席を使わない5才以下
(大人料金の大人一人につき無料)

各ABCストアにて、ガイドブックや4日間乗り放題パスポート($35)が販売されています。

※利用時の注意
・お釣りはもらえませんので、乗車前に小銭を準備してください。
・荷物の持ち込みは座席の下に置くか膝にのせられる大きさまで(22×14×9インチ)を、一人一つまで。他の座席を占領しないこと。
・折りたたみベビーカーは、一人一つまで。
・スケートボード、ソフトボディボード(長さ48インチ)は、一人一つまで。
・自転車はバスの前に付属している自転車用キャリアに乗せられます。


ザ・バス到着予定時刻検索機能
ウェブ接続できるコンピューターや携帯電話からリアルタイムで到着予定時刻を調べる事ができます。これさえあれば以前の様に「次はいつ来るのか」「時間通りに来るのだろうか」という心配はいらず、待ち時間の目安ができるという優れものです。
まず検索画面で調べたいバス停の名前またはキーワードを入力すると、ずらりと候補が選び出されます。自分が乗るバス停をクリックすると次のバスが来るまでの待ち時間とそれ以降のバスの時刻表が表示されます。更にそれらをクリックすると、リアルタイムでバスが走っている場所を地図上で確認する事ができます。

★ワイキキ・トロリー

ピンク、レッド、グリーン、ブルーの各ラインを上手に利用して、ハワイ滞在中の行動も自由自在に。ワイキキトロリー以外にも各旅行会社のトロリーが数種類走っていますので、お間違えの無い様に!なおワイキキトロリーの運転開始&終了時間は、季節によって時間帯が変更になる場合があります。

◎ピンクライン(ワイキキ・アラモアナ・ショッピングコース)

ワイキキエリアにある主要ホテルとアラモアナ・ショッピングセンターを結びます。
約10分ごとに循環運転しています。1周約1時間。
<アラモアナ・センター方面>
始発:月~土9:00~21:19 日祝祭日9:00~19:18 
路線:①TギャラリアbyDFS(トロリー停車場)②モアナ・サーフライダー・ウェスティン③デューク・カハナモク像④アストン・ワイキキ・ビーチ・ホテル⑤ヒルトン・ワイキキ・ビーチ⑥オハナ・ワイキキ・ウェスト・ホテル⑦コートヤード・バイ・マリオット⑧キング・カラカウア・プラザ(オロハナ通り)⑨サラトガ通り(郵便局前)⑩ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ(カリア通り)⑪アクア・パームズ・ワイキキ⑫アラモアナ・センター(山側、ノードストローム降車のみ)
<ワイキキ方面>
始発:月~土9:19~21:53 日祝祭日9:19~20:03 
路線:⑬アラモアナ・センター(海側)⑭イリカイ・ホテル&スイーツ⑮ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ⑯サラトガ通り(トランプ・ホテル)⑰ハードロックカフェ(エッグスンシングス前)

◎レッドライン(ハワイ歴史観光コース)

ハワイ王朝時代から、現代に至るホノルルの歴史やハワイの文化に触れられるコース。このコースは2階建てバス(ダブルデッカー)で、ホノルル市内にある観光スポットを巡ります。
約40分間隔で運行しています。1周約80分。
<チャイナタウン方面>
始発:8:30~16:34 
路線:①イリカイ・ホテル&スイーツ②TギャラリアbyDFS(ロイヤル・ハワイアン通り)③モアナ・サーフライダー・ウェスティン④デューク・カハナモク像⑤アストン・ワイキキ・ビーチ・ホテル⑥ホノルル美術館⑦ハワイ州政府庁前(イオラニ宮殿)⑧アロハタワー・マーケットプレイス
<ワイキキ方面>
始発:9:27〜16:07
路線:⑨チャイナタウン⑩カメハメハ大王像⑪ワード・ウェアハウス⑫ワード・センター⑬アラモアナ・センター(海側)

◎グリーンライン(ダイアモンドヘッド観光コース)

ダイアモンドヘッドやダイアモンドヘッド周辺の景色を満喫したい方におすすめのラインです。KCCファーマーズマーケットが開催される土曜日には臨時で停車します。
約35分間隔で運行しています。1周約70分。
<カハラモール方面>
始発:8:30~15:30 
路線:①TギャラリアbyDFS(トロリー停車場)②モアナ・サーフライダー・ウェスティン③デューク・カハナモク像④ホノルル動物園/カピオラニ公園⑤ワイキキ水族館⑥ダイアモンドヘッド・サーフ・ルックアウト
<ワイキキ方面>
始発:8:58~15:58
路線:⑦カハラモール⑧ダイアモンドヘッド・クレーター(内側)⑨ダイアモンドヘッド・ルックアウト(外側)⑩KCCファーマーズ・マーケット(土曜午前)⑪ダイアモンドヘッド・マーケット&グリル⑫キング・カラカウア・プラザ

◎ブルーライン(パノラマコーストラインツアー)

オアフ島東海岸ターコイズ色の海を、2階建てバス(ダブルデッカー)でパノラマビューを楽しむラインです。
1日3便運行、一周約2時間30分。
<シーライフパーク方面>
始発:ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ発1便8:30〜、TギャラリアbyDFS発2便11:00〜、3便13:30〜
路線:①ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ(カリア通り)②TギャラリアbyDFS(ロイヤルハワイアン通り)③デューク・カハナモク像④ハナウマ湾(写真撮影5分、火曜は休園の為停車なし)⑤ハロナ潮吹き穴(写真撮影5分)⑥サンディ・ビーチ(ドライブスルーのみ)
<ワイキキ方面>
⑦シーライフパーク⑧ハワイカイ・ルックアウト(写真撮影5分)⑨カハラモール(キラウエア通りのバス停) 最終降車:TギャラリアbyDFS


料金
ピンクライン・・・片道大人$2.00/子供$2.00(現金のみお釣り無し、乗車時支払い)
1日1ライン(レッド、グリーン、ブルー各)・・・大人$20.00/子供$15.00
1日4ライン乗り放題・・・大人$38.00/子供$28.00
4日4ライン乗り放題・・・大人$59.00/子供$41.00
7日4ライン乗り放題・・・大人$65.00/子供$45.00

※子供料金は3〜11才のお子様。2才以下は無料(膝の上)。

ワイキキトロリー チケット販売場所

DFSギャラリア・ワイキキ・・・1階ワイキキトロリーチケットカウンター
ロイヤル・ハワイアン・センター・・・1階ワイキキトロリー・チケットブース(ダイアモンドヘッド側)
その他ツアーやワイケレライン、またウェブサイト割引価格などありますのでこちらもご参照下さい。

★タクシー


目的地への移動やショッピングなど、さまざまな場面で気軽に利用できるのがタクシーです。しかし、ハワイのタクシーは日本のようにどこでも手を挙げれば止まってくれる訳ではありません。空港・ホテル・大きなショッピングセンターなどで乗車するか、ホテル・レストラン・各ショップのサービスカウンターなどで呼んでもらいましょう。

※大きなホテルでは提携タクシー会社のタクシー・スタンドがあるので、そこからすぐ乗る事ができます。


2014年4月現在、料金は初乗り$3.00~$3.50、以降1/8マイルor45秒毎に40~45セントが加算されます。降りる際には約15%のチップを、また大きな荷物などがある時は余分にチップをあげましょう。チップも含めて支払いは紙幣で済ませるのがベター。
なおタクシーをお店などで待たせておくと待機料金がかかります。時間が長くなる場合は一旦支払を済ませて、改めてタクシーを呼ぶことにましょう。

★レンタカー

ハワイでは日本の免許証で運転する事が出来ますが、国際免許証があると何かあった時に役に立ちます。車を借りる際に必要なのは免許証、パスポート、クレジットカードです。日本からネットなどで予約することが可能です。割引が可能な場合もあるのでウェブサイトやフリーマガジンで、キャンペーンやクーポンなど要チェックです。

ハワイの主なレンタカー会社
ニッポンレンタカー

ニッポンレンタカー

ホノルル空港営業所&ワイキキTギャラリアDFS営業所
tel : 808-922-0882                  ワイキキ・ディスカバリー・ベイ tel : 808-943-1560   (14時以降は 808-922-0882)
ダラーレンタカー

ダラーレンタカー

オアフ島内から tel : 808-922-1877           カラカウア営業所 tel : 808-952-4264
アラモレンタカー

アラモレンタカー

ホノルル空港営業所 tel : 808-833-4585         ワイキキ ディスカバリーセンター tel : 808-947-6112  コオリナ・ディズニーアウラ二 tel : 808-676-5924
ハーツレンタカー

ハーツレンタカー

ホノルル空港営業所 tel : 808-529-6800         ハイアット・リージェンシー・ワイキキ tel : 808-971-3535ワイキキ・ビーチ・マリオット tel : 808-924-1681    コオリナ・リゾート tel : 808-671-2366
バジェットレンタカー

バジェットレンタカー

ホノルル空港営業所 tel : 808-836-1700  
エイビスレンタカー

エイビスレンタカー

ホノルル空港営業所 tel : 808-834-5536         シェラトンワイキキ tel : 808-922-1018
ホノルルオートレンタル

ホノルルオートレンタル

ホノルル空港営業所 tel : 808-388-6765         ハワイアンモナークホテル内 tel : 808-942-4444

★主な交通ルール

右側通行
ハワイはアメリカですので右側通行です。一方通行や左折時には注意が必要。空いている道や右折、左折の際には左側に入ってしまうことも多いので気を付けてください。また、赤信号でも右折することが出来ます。一時停止をしてから周りに注意しながら進みましょう。ただし、標識で「赤信号での場合右折禁止」などの表示がある場合は進めません。

矢印信号

車道の信号機には、赤・青(グリーン)・黄三色信号の他に矢印信号があります。矢印の色が持つ意味は同じで、矢印の指し示す車線に限ってルールが適用されるということです。青(グリーン)矢印の場合は、矢印の指している方向へのみ発進する事ができます。赤矢印の場合は、赤矢印が表示されている間は指している方向へ行けません。ただし場合によっては、一時停止した後に発進しても良いという標識がある時もあります。

シートベルト
助手席や後部座席も含め、車内全席でシートベルト着用です。4歳未満の子供はチャイルドシート、4歳〜7歳(*)はチャイルドシートまたはブースターの使用が義務となっています(タクシー乗車時は適用外)。
*身長4.9ft(149cm)または体重80lb(36kg)以上の場合は例外。

スクールバス
スクールバスが赤い停止サインを出しながら停車しているときは追い越したり追い抜いたりしてはいけません。子供たちが乗り降りし終わったのを確認し、バスが動き出したら周りを確認して発車しましょう。

電子機器
テキスト&メッセージ送信を含め携帯電話やスマホなどの電子機器は、運転中は使用禁止で罰金となります。

障害者用パーキング
どの駐車場にも、障害者(認定を受けた人)専用のパーキングスポットがあります。通常、建物の入り口近くなどアクセスしやすい所に確保してありサインも 立っていますので、ここには駐車しない様に気を付けましょう。認定を受けたプラカードやナンバープレートでないと罰金が科せられます。

横断歩道
ハワイでは横断歩道以外の道を横断しているところをポリスに見つかると、罰金を科せられてしまいます。
また信号のない横断歩道や駐車場を横切る場合などで、日本流に駆け足でささっと渡り初めてしまう歩行者は、車もとっさに対応できない事が多く大変危険です。運転している人と必ずアイコンタクトを取り、車が停止するのを確認してから手で合図して渡りましょう。アイコンタクトをしないと渡る意思表示をしていない、または運転手も気づかないというお互いの勘違いで事故に繋がりかねません。

★ホノルル・レール・トランジット

ワイパフ・トランジット・センター、完成イメージ

ワイパフ・トランジット・センター、完成イメージ

今まで公共の交通手段がバスだけしかなかったハワイですが、現在「ホノルル・レール・トランジット」と呼ばれるレールシステムの工事が着々と進んでいます。現状ハワイのH1フリーウェイの混雑はロサンゼルスに次いで全米ワースト第2位で、交通状況はひどくなるばかり。ハワイは車社会でずっと来ているので、いまさらレールの建設に多額の税金をつぎ込むのは反対という声もありますが、実際完成すれば渋滞緩和、環境にも良い上ガソリン代のセーブにもなります。
レール予定ルート図

レール予定ルート図

レールシステムはアラモアナ・ショッピングセンターから西カポレイまで、20マイル(約32km)を42分程で走る予定で、停車駅は全文で21カ所。途中ホノルル空港も通過しするので観光者にとっても便利な交通手段となるでしょう。予定では、2017年に最初の10マイル(西カポレイからアロハスタジアムまで)の運転を開始、2019年には残りの10マイルを含めた全20マイル(西カポレイからアラモアナ・ショッピングセンターまで)の運転が始まります。

いかがでしたか?ハワイの交通事情に対する理解を少しでも深めていただけたらと思います。交通事故や道路工事が突然始まりいきなり大渋滞、なんてことはハワイではよくあること。あらかじめ時間に余裕を持つことと、急いでもどうにもならないとなれば状況に応じて臨機応変にプラン変更する柔軟さを心得ておきましょう。以上、ハワイナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-04-25

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