世界に名だたるビーチリゾート。海で遊びたい。ショッピングを楽しみたい。グルメな味を試したい。歴史や文化に触れたい。静かにのんびりしたい。どれもが叶えられる夢の楽園です。
ワイキキ一のメインストリート、カラカウア・ストリート。日本では「カラカウア大通り」と表記されることも。
エ・コモ・マイ(ハワイ語で「いらっしゃい、ウェルカム」)! ハワイナビです。
今日は、みなさんおなじみのワイキキを、グルリと回ってみましょう。
その前にワイキキの歴史をサラッとご紹介。
早朝のワイキキ・ビーチ。空には消えかけの月が。
1450年、オアフ島の首長マイリクカヒが、首都をリワード地区の沿岸から天候の良い湿地帯であるワイキキへ移したのが、町としての始まりでした。その後、タロ水田や養魚場が作られ、身分を問わない島民の保養地として栄えます。1795年にカメハメハ大王がハワイ王国を建国すると、欧米との貿易が盛んになり、首都がワイキキから、ホノルル港に近いホノルルに移されます。
昔の面影はそのままで、全面改装されたロイヤル・ハワイアン・ホテル。
王族の保養地であるとともに、一般のハワイアンも暮らしていたワイキキ・ビーチに、1881年、海水浴客が着替えることのできるバンガローが建てられました。同様の施設が増えたのち、1888年に最初のホテルが誕生。以後半世紀のうちに、ワイキキは、世界に名だたるビーチリゾートへと変身を遂げたのでした。
さらに詳しい歴史についてのエピソードはこちらをご覧くださいね。
朝のワイキキ
喧騒とは無縁の早朝のワイキキ。
日本ではいつもギリギリまで寝ていても、ワイキキ滞在中は早起きするヒトも多いのでは。朝早く、夜も早いのが、ハワイのたいていの人々の生活パターン。郷に入らば郷に従えで、ハワイでは早起きが吉! 朝のワイキキの清々しさは格別なんです。オン・ザ・ビーチのホテルに泊まっていれば、波の音で目が覚めることもあるでしょう。
ラナイから海を見渡すだけで気分も晴れます。
オーシャンフロントやオーシャンビューの部屋だったら、ラナイ*でコーヒーでも飲みながら、ゆっくり海を眺めてください。それだけで、かなり充実した気持ちになれてしまうのがハワイのステキなところです。
*ご存知の方が多いと思いますが、ハワイではベランダやデッキのことを「ラナイ」と呼びます。
季節によっては、朝は肌寒いことも。
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早朝出勤(?)のサーファーも。
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次々とジョガーとすれ違います。
日本では運動不足なアナタも、せっかくのワイキキだから、朝からお散歩してみませんか?
クヒオ・ビーチから、クイーン・カピオラニ・ビーチの遊歩道を通り、ワイキキ水族館を過ぎて、サン・スーシ・ビーチあたりまで、朝や夕方には、ゆっくりお散歩する人、ウォーキングやジョギングをする人、自転車に乗る人の姿が。海沿いを歩いたら、次はカピオラニ・パークを一周してみても。また、アラワイ運河沿いのプロムナードは、旅行客のみならず、近隣住人に人気のお散歩スポットです。
クヒオ・ビーチからサン・スーシ・ビーチにかけての遊歩道。
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朝夕はウォーキングやジョギングする人たちが多いのです。
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緑が気持ちいいカピオラニ・パーク。
ワイキキ・ビーチやカピオラニ・パークでは、アウトドア・ヨガのクラスも開かれています。(曜日によって場所が変わります)予約は不要なので、思い立ったが吉日! 気が向いたら参加してみれば、ワイキキの朝がますます充実しそう。
朝の無料コンサート(?)に集まるご年配。
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お散歩のあとはラッテでも。
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ハレクラニの「オーキッズ」。
身体を動かしたら次は朝食!ワイキキ滞在中、せっかくだから一度は間近にビーチや海を眺めながら「ブレックファスト・オン・ザ・ビーチ」したいですよネ? オン・ザ・ビーチのホテルには必ず、ビーチに面した、朝食をとれるレストランがあります。
ちょっとお高くても特別な朝を過ごしたければ・・・
○ハワイを代表する高級ホテル「ハレクラニ」の「オーキッズ Orchids」
○「ワイキキの白い貴婦人」の異名を持つモアナ・サーフライダーの「ザ・ベランダ The Veranda」
○「ピンク・パレス」として親しまれてきたロイヤル・ハワイアン・ホテルの「サーフ・ラナイ Surf Lanai」。
モアナ・サーフライダーの「ザ・ベランダ」。
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ロイヤル・ハワイアン・ホテルの「サーフ・ラナイ」(正面奥)。
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ちなみにこれら3ホテルが、ワイキキの歴史と格式あるホテル御三家。といってもそこはハングルースな土地柄、気取っているわけでも大人だけが楽しめるわけでもない、ファミリーでくつろげるホテルです。
アメリカ本土からの観光客が多いから、アメリカン&カジュアルな雰囲気を楽しめるのは・・・
○アウトリガー・ワイキキの「デュークス Duke’s」
○アウトリガー・リーフ・オン・ザ・ビーチの「ショア・バード Shore Bird」
アウトリガー・リーフの「ショア・バード」。
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窓の向こうはもうビーチ。
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ワイキキの中心地からは少し歩くけれど、そのぶんだけちょっぴり静かで、店内のバニヤン・ツリーが古き良き時代のワイキキへ運んでくれる・・・(ような気がする)
○ニューオータニ・カイマナ・ビーチの「ハウ・ツリー・ラナイ Hau Tree Lanai」
カイマナ・ビーチ(サン・スーシ・ビーチとも)まで足を延ばしたら、帰りは、ワイキキ水族館やホノルル動物園へ寄ってみるのもイイですネ。
バニヤン・ツリーがロマンチック。
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ハワイのこじゃれた定番ブレックファストメニュー、エッグ・ベネディクト。
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日中のワイキキ
日のあるうちは、ホテルやコンドミニアムのプールサイドでまったり過ごすのもステキ~。もちろん、ワイキキ・ビーチへ繰り出しても。
プールサイドでのんびり読書なんて♪
実は範囲の長~いワイキキ・ビーチ。
実はワイキキ・ビーチとは、西はヒルトン・ハワイアン・ビレッジから、東はニューオータニ・カイマナ・ビーチ・ホテルあたりまで約3kmに渡る一連のビーチ(正確には8つ)の総称。滞在先から一番近いビーチ、比較的空いたビーチ(デューク・カハナモク・ビーチやフォート・デ・ルシーなど)、いかにもワイキキらしいにぎやかなビーチ(ロイヤル・ハワイアン・ビーチ、クヒオ・ビーチなど)・・・。
ワイキキ・ビーチとダイヤモンドヘッドの絶景を前にお昼寝。贅沢!
ぜひお好みのワイキキ・ビーチをエンジョイしてください。甲羅干しするもよし、オーシャンスポーツのレンタルをするもよし、サーフレッスンを受けるもよし。予約入らずのカタマランでちょっとしたセーリングに繰り出すのも楽しいですヨ~。
ビーチレンタルやレッスンは、たいてい予約不要。
カラカウア・アベニュー(ワイキキ・ポリス・ステーション前)。
プールや海水浴に飽きたら、ワイキキの街をブラブラと散策しましょうか。
ワイキキを西から東へ横切る3つのメインストリートが、カラカウア・アベニューとクヒオ・アベニュー、そしてアラワイ・ブールバード。
DFS限定商品は要チェック!DFSギャラリア。
○カラカウア・アベニューは、一番海寄りで、幅が広く、ワイキキで最も有名なストリート。東(ダイヤモンドヘッド方向)へ向かって一方通行になっています。さまざまな小売店や飲食店をはじめ、ロイヤル・ハワイアン・センターやワイキキ・ショッピング・プラザ、DFSギャラリア、インターナショナル・マーケットプレイスがあるほか、ワイキキの有名ホテルもほとんどこちらのストリート沿いに集中しています。
お祭り気分ただようカラカウア・アベニュー。
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インターナショナル・マーケットプレイス。
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水着姿で歩いても平気です・・・たぶん。
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フリーペーパーにはお目当てのお店の割引券が載っていることも。
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ワイキキ・ビーチ・ウォーク。
○カラカウア・アベニューから、ロイヤル・ハワイアン・センターの西側をビーチに向かうルワーズ・ストリートには、2007年にグランドオープンした、ワイキキでは比較的新しい、ホテル・ショップ・レストラン・エンターテイメント複合型施設ワイキキ・ビーチ・ウォークが。
中規模のホテルやコンドの多いクヒオ・アベニュー。
○クヒオ・アベニューは、カラカウア・アベニューの1ブロック山側に位置する、両側通行のストリート。比較的小規模なお店やレストラン、中規模のホテルやコンドミニアムが集まっています。ダウンタウンやアラモアナ・センター方面のザ・バス(TheBus)はこちらを通ります。
ダウンタウンやアラモアナへはクヒオ・アベニューの停留所から乗車。
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いろいろなお店を探検したい!
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土産物屋をひやかすのも旅行の楽しみ。
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歩くだけでも紫外線対策は必要!
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アラワイ運河沿いに遊歩道が。
○アラワイ・ブールバードは、アラワイ運河沿いの、西(アラモアナ方向)へ向かう一方通行道路。アラワイ運河に面して、リーズナブルな宿泊費やレンタル料のコンドミニアムやアパートメントが立ち並んでいます。
夕方以降のワイキキ
サンセットお目当ての人々がビーチに。
夕暮れになると、ワイキキ・ビーチをそぞろ歩きする観光客の姿が増えてきます。お目当てはサンセット。今度はハレクラニ前のグレイズ・ビーチから、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ前のデューク・カハナモク・ビーチまで歩いてみましょう。
ウェディングフォトを撮影中。
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グレイズ・ビーチから見るサンセット。
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夕暮れのお散歩もいいモンです。
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鮮やかな夕焼け。
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サンセットを眺めているとき、なぜか皆、無口になります・・・。
ハワイアンミュージックのライブ演奏があるバーやレストランも。
サンセットが終わり、日が暮れてくると、ビーチ沿いのホテル周辺にあるトーチ(たいまつ)があかあかと燃やされます。そぞろ歩きで喉が渇いたり、お腹が空いたら、トーチの向こうに見えるバーやレストランに入ってみても。
ワイキキのさらなる楽しみ方
ワイキキのさまざまな楽しみ方の一例をご紹介しましょう!
<ワイキキで手軽に(無料で)ハワイアンカルチャーに触れたい>
ロイヤル・ハワイアン・センターではほかにコンサートなども。
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キングス・ビレッジでは毎夕6時15分から、キングス・ガードの衛兵交替式が。
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ほかにも、お泊りのホテルや、訪れたショッピングセンターの、デイリースケジュールをチェックしてみてくださいね。
<ワイキキで英国式アフタヌーンティーをいただきたい>
○ビーチに面した中庭を見下ろす、オープンエアのラナイでいただく、モアナ・サーフライダー・ホテルの「ザ・ベランダ」。毎日12:00 – 15:00。
○開いた扉から中庭を望む、隠れ家的なお部屋でいただく、ハレクラニ・ホテルの「ザ・ベランダ」。毎日15:00 – 17:30。
なんと! まぎらわしいことに、2店とも名前が同じなんです。困るゥ。
モアナ・サーフライダーの「ザ・ベランダ」。
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ハレクラニの「ザ・ベランダ」。
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<ワイキキで歴史に触れたい>
いつもレイが掛けられているデューク・カハナモク像。
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リリウオカラニ女王邸宅跡。
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<ワイキキのパワースポット>
ワイキキ・ポリス・ステーション隣のウィザード・ストーン。
<ワイキキでファーマーズ・マーケットに行きたい>
キングス・ビレッジでも、毎金曜日16:00 - 21:00に開催。
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地元アーティストのアート&クラフト・マーケット「ワイキキ・アートフェスト」は毎月1回開催。開催日はナビの「ニュース&イベント」でチェック!
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<ワイキキで本格的なハワイアンショーを(有料で)観たい>
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ内でも日曜日~木曜日まで(天候の許す限り)「ワイキキ・スターライト・ルアウ」を毎夜開催中です。
<ワイキキに博物館ってあるの?>
ワイキキはロコにとっても観光地。
ハワイの多くのロコにとって、ワイキキは、普段の自分たちの生活とは別の場所にある、観光地。日頃はなかなか足が向きません。だからこそ、ロコにとってもワイキキは、たとえ我が家からそんなに離れていなくとも、リゾート気分を味わえる特別な場所。「ワイキキってあまりにも観光地だけど・・・やっぱり楽しいよね」そう言うロコも多いんですよ。
忙しく過ごしてもヨシ、の~んびりしてもヨシ。
年月をかけて出来上がったリゾートだから、楽しみ方の幅が広く、そして深いのがワイキキ。皆さんも、ぜひ、自分にピッタリなワイキキの過ごし方を発見してくださいね。ナビがそのお手伝いを出来れば、嬉しいです~。
以上、ハワイナビでした!
思いきりエンジョイしてくださいね~!